家庭菜園用語辞典/さ行

意外と専門用語が多い野菜栽培の用語。ぜひ家庭菜園ライフにお役立てください。

主枝/親づる(しゅし/おやづる)植物
株の頂点の生長点を有した、中心となる枝のこと。
消石灰(しょうせっかい)肥料
水酸化カルシウムの俗称。酸化した土壌の調整剤として使われます。(校庭のライン引きなどにも使われています)有機石灰と異なり、アルカリ度が高く、効き目が強いので入れすぎに注意しましょう。
土壌の酸度調整に使ったときは、1週間以上あけてから、堆肥・肥料を入れるようにしてください。
※石灰と堆肥を同時にまくと、アルカリ分と窒素分が反応してアンモニアが発生し、せっかくの栄養分が溶出するほか、根を傷めてしまう可能性もあります。植付け2週間前に石灰分、1週間前に堆肥と肥料を入れることをおススメします。
尻腐れ(しりぐされ)育て方
トマト(特に大玉)やパプリカの実の尻部分が変色し腐敗することをいいます。
細胞中のカルシウム不足が原因で、窒素過多や高温期の水分不足などにより発生します。
夏場、雨が降らず乾燥する季節に発生しやすいので、畑が乾燥しているようなら、まずはたっぷりと水やりします。応急的にはカルシウム製剤の葉面散布剤を使用すると改善する可能性もありますが、実際の栽培管理上重要なのは、多肥管理を避けることがポイントです。
「尻腐れ」になった実は、食べないで下さい。
人工授粉(じんこうじゅふん)育て方
イチゴやスイカで確実に着果・安定した肥大を行うための作業です。雌花と雄花が別々に咲くスイカは雄花を摘み取り、雌花に雄花の雄しべを軽くこすりつけ、授粉させます。雌しべと雄しべが一つの花の中あるイチゴの場合でも、形良く果実を肥大させるためには人工授粉を行うことが必要です。露地栽培の場合、蜂などによって自然に受粉することもありますが、家庭菜園の場合、確実に受粉させるために「人工授粉」を行うことをお奨めします。イチゴの場合、綿棒の先などで、やさしく、まんべんなく花粉を花の中心にある雌しべにこすり付けてください。
芯止め/摘芯(しんどめ/てきしん)育て方
主枝の先端(生長点)を摘み、それ以上伸びないようにする作業。
トマトなどの果菜類は、摘芯することで株の生長に費やされる栄養が実にまわるので、既に実り始めた果実を充実させることができ、また、側枝に実をつけやすい品種のキュウリは、摘芯するとわき芽が伸びるため、側枝の数を増やすことができます。
整枝(せいし)育て方
キュウリなど、つるが旺盛にのびる品種は、主枝の先端を摘み取ったり、わき芽をかき取ったりして、株の形を整えます。これが整枝です。
風通しや日当たりを確保することで、病害の発生予防や、収穫量の向上が期待できます。
剪定(せんてい)育て方
枝を切り、株の形を整える作業。風通しをよくしたり、日当たりを確保するために行います。
側枝/子づる(そくし/こづる)植物
主枝についている葉のつけ根から伸びてくる茎、枝のこと。

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