vol.332

2019年07月

ラムチョップとラタトゥイユ

メドックの赤ワインと子羊の鉄板マリアージュ

調理時間:30分〜60分

2019年07月

ラムチョップとラタトゥイユ

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • ラムチョップ 4本
  • コリアンダーパウダー 小さじ1/2
  • オリーブオイル 大さじ3
  •  
  • トマト 2個
  • 赤パプリカ 1/2個
  • 玉ねぎ 1個
  • かぼちゃ 1/8個
  • にんにく 2片
  • 塩 小さじ2
  • クミン 小さじ2
  • 塩 小さじ1
  •  
  •  
  • ズッキーニ 1本
  • 黄パプリカ 1/2個
  • ナス 2本
  • 赤唐辛子 1本
  • 白ワイン 100cc
  •  

  1. ラムに塩、クミン、コリアンダーパウダーをまぶし、オリーブオイル(大さじ2)をかけて30分ほどおく。

  2. トマト、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎ、ナス、かぼちゃは一口大に切る。赤唐辛子は半分に折って種を出し、にんにくは半分に切る。

  3. 鍋にオリーブオイル(大さじ1)、赤唐辛子、にんにくを入れ、弱火にかける。香りがたったら中火にし、(1)のラムをオイルごと加え並べる。両面に焼き色しっかりとつけ、取り出してアルミホイルなどで包み、保温しておく。

  4. (3)の鍋に(2)の野菜を入れ炒め、塩を加える。全体がしんなりしたら白ワインを加え、汁気が少なくなるまで煮込む。(3)のラムを再び加えて温め、器にうつす。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回の料理はラムチョップとラタトゥイユです。ラタトゥイユは、南仏プロヴァンス地方のニースの郷土料理です。ディズニー映画の「レミーのおいしいレストラン」の原題がRatatouilleなんですよ。語源は、オック語の「ratatolha」ラタトゥーリャだと言われています。「ratatolha」は「野菜の炒め煮」で、炒め続けてつくる料理の意味だそうです。現代のフランス語でもラタトゥイユの後半部分の「touille」は「かき回す」を意味します。イギリスの大手新聞であるガーディアン(The Guardian)の、飲食部門記者のFelicity Cloakeによると、ラタトゥイユが初めて書物に記載されるのは1877年だそうです。 続きを見る