ワインって難しい・・・?
世の中で広く言われるワインの常識を、ワインのプロが実際に検証!
毎月1つのテーマに絞って連載していきます。

[第33回]

定番のおつまみとワインの相性は??
~赤ワイン編~

2018年03月

最近はコンビニやスーパーの店頭でも充実しているおつまみ。前回は白ワインとの相性を検証してみましたが、やや甘口のワイン以外はけっこう良い評価になりました。
身近で簡単に買えるもので愉しめたので個人的にも参考になりましたが、今回は赤ワインと合わせてみます!さて、どんな結果になるのでしょうか??

▼とりあえずいろいろ試してみた!

img_33_1.jpg img_33_2.jpg

まずはワイン!次の3つのタイプの赤ワインについて検証しました。
 
ワイン1. カジュアルで軽めのやや辛口赤ワイン: 『酸化防止剤無添加のおいしいワイン。赤』
ワイン2. 軽めの辛口赤ワイン: 『サントリージャパンプレミアム マスカット・ベーリーA』
ワイン3. 重めの辛口赤ワイン: 『ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン』
 
合わせるおつまみは、前回も試したザ・定番ともいえる次の7種類!
 
おつまみ1:枝豆
おつまみ2:オリーブ(今回はガーリック風味)
おつまみ3:ミックスナッツ(アーモンド、カシューナッツ、くるみ)
おつまみ4:イカフライ
おつまみ5:生ハム
おつまみ6:ポテトチップス(うす塩味)
おつまみ7:柿の種(大辛口、ナッツ抜き)
 
検証の仕方は、4人のメンバーで試飲・試食して、合わせることでおいしくなったかどうかを最高5点で数値化して比較しました。点数の基準は以下の通りです。
 
1点:合わせる前には感じなかったネガティブな要素を感じるようになる。
2点:合わせる前より、ワインもしくはおつまみの味わいがおいしくなくなったと感じる。
3点:合わせる前と変わらない、予想通りの味わい。
4点:合わせる前より、ワインもしくはおつまみの味わいがおいしくなったと感じる。
5点:合わせる前には感じなかったポジティブな要素を感じるようになる。
 
白ワインでは評価が高いものが多かったですが、さて赤ワインとの相性やいかに??

カジュアルで軽めのやや辛口赤ワイン 『酸化防止剤無添加のおいしいワイン。赤』

ブランドサイトはこちら 

 

【まとめ】
いまいち、どのおつまみとも相性が良くない。
 
【おつまみごとの結果】
 
  • 枝豆:ネガティブな要素は出てこないけれど、どちらの風味も消しあっている感じ。
  • オリーブ:ワインの甘味を強く感じるようになる。好みによって評価が分かれそう。
  • ミックスナッツ:ワインの果実味やナッツの香ばしさをストレートに感じられる。合わせることでの変化はあまりないけれど、悪くはない。
  • イカフライ:甘味料の甘味や魚介の生臭みが強調されてよくない。
  • 生ハム:ワインの甘味が際立って重い。肉の旨味やスモーキーな香りはワインの風味と相性悪くない感じ。
  • ポテトチップス:お菓子とぶどうジュースという感じ。お互いの要素をぼかし合っている。
  • 柿の種:辛味をワインの果実味や甘味がうまくカバーしてくれる。ワインが軽めで味わいがすぐに消えるので、しばらくすると辛味や香ばしさが戻ってくるのがちょっと面白い。

軽めの辛口赤ワイン 『サントリージャパンプレミアム マスカット・ベーリーA』

ブランドサイトはこちら 

 

【まとめ】

枝豆とは良い相性。他はまったく合わなかった。

 

【おつまみごとの結果】

 
  • 枝豆:ワインの根菜系を思わせる香りと枝豆の香りがほどよくマッチ。ワインの果実味もしっかり感じられながら、カラメルのような香りも良いエッセンスに。少し酸味が浮いて感じる。
  • オリーブ:ワインに鉄のような要素を感じるようになって重く感じる。また酸味が浮いて感じられて、舌の上で刺激のように感じる。
  • ミックスナッツ:ワインの酸味とナッツのオイリーな味わいがミスマッチ。どちらも粗く浮いて感じてしまって、合わせない方がよい。
  • イカフライ:味わいや舌触りが粗くなってしまう。甘味と酸味が変に強調されて、香辛料や甘味料とも反応しているのか、違和感のある刺激を感じる。
  • 生ハム:あまり反応しあわず、よくもなく悪くもなくといった感じ。酸味が脂や塩味を流す感じで後味がすっきりする。
  • ポテトチップス:ワインの酸味、ジャガイモの土臭さが強調されて美味しくない。ワインの果実味や風味を地味にしてしまう。
  • 柿の種:合わせると、辛味と酸味、イチゴキャンディのような香りだけが残って、ワインが負けてしまっている。

重めの辛口赤ワイン 『ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン』

ブランドサイトはこちら 

 

【まとめ】

生ハムは相性バツグン!オリーブ、枝豆とも相性よさそう。

 

【おつまみごとの結果】

 

  • 枝豆:ワインの緑の植物を思わせる香りと枝豆の青い香りがほどよく調和。味わいもお互いに邪魔しないし、悪くない。
  • オリーブ:珍しく全員が「3」評価。それほど変化はしないけれど、お互いの要素がしっかり感じられて、テクスチュアも合っていて悪くない。
  • ミックスナッツ:ネガティブな要素は出てこないけれど、ワインの特長が少しぼんやりして余韻が短くなる感じ。
  • イカフライ:変な苦味や魚介の風味を感じてしまって、後口に残る感じ。完全にミスマッチ。
  • 生ハム:生ハムの塩味や豚の旨味が、ワインの果実味、酸味、旨味、渋味などのそれぞれの味わいをよりくっきりと感じさせてくれる。赤ワインのレベルを引き上げてくれる感じ。
  • ポテトチップス:どちらの特長も少し弱くなる感じで、合わせない方がおいしい。少しピーマンのような青い野菜や土のような香りを感じるようになって違和感がある。
  • 柿の種:辛味が強すぎてワインの果実味を消してしまう。ワインの植物的な青い香りは少し強く感じる。

編集後記(やってみてわかったこと!!)

【結局のところは??】

赤ワインとおつまみはあまり相性が良い組み合わせがない結果でした。わざわざ購入してまで合わせたいと思うものは、重めの赤ワインと生ハムの組み合わせくらいでした。

 

白ワインでは評価が高かったですが、試したおつまみはビールに合いそうな定番おつまみを選んだので、比較的味わいや飲み口がビールに近い白ワインでは評価が高かったのかもしれません。

赤ワインにはもっと油脂や塩味を多く含んでいるものだったり、肉だと厚みが合ったりしたほうが相性が良くなりそうな印象でした。

 

【ワインのタイプごとのおすすめ】

 

★カジュアルで軽めのやや辛口赤ワイン × どれもイマイチ。しいてあげるならミックスナッツ

★軽めの辛口赤ワイン × 枝豆

★重めの辛口赤ワイン × 生ハム

 

【この次】

気温が暖かくなってくると、ワインが常温だとぬるく感じておいしく愉しめなくなります。白ワインやスパークリングワインはもちろん、赤ワインも20度をこえてくると少し冷やした方が良かったりします。
でも冷蔵庫に入れたままだとスペースをとるし冷えすぎるし、常温から冷やすにも何でどのくらい冷やせば良いか悩ましいですよね。そこで次回は、いろいろな方法で適温に冷えるまでの時間を検証してみたいと思います。
 

 

  • [第38回]2018年08月

    「ワインの炭酸割り」 って、あり? なし?

[次号予告]

※タイトル、内容が一部変更になることがあります。ご了承ください。

来月は…『赤ワインを服につけてしまったときの効果的な対処法は??』です。

バックナンバー

メールマガジン

新商品やお得なキャンペーンや、お手軽にワインを楽しめるレシピ情報を、毎月1回お届けします!メールマガジン登録

インフォメーション

  • 登美の丘ワイナリー見学へ行こう!

ワインを探す

色・タイプ

ボディー・味わい
国