ワインって難しい・・・?
世の中で広く言われるワインの常識を、ワインのプロが実際に検証!
毎月1つのテーマに絞って連載していきます。

[第30回]

寒い冬には身体があったまるホットワイン!

2017年12月

いよいよ本格的な冬がやってきましたね。この時期、常温で愉しむ赤ワインやキンキンに冷やしたスパークリングワインを飲む人も多いと思います。
とはいえ、寒い時期はやっぱり温かい飲み物がほしくなりますよね。ワインにも『ホットワイン』という温めて愉しむ飲み方があります。『グリューワイン』や『ヴァンショー』といった呼び方もありますが、ご存知の人も多いのではないでしょうか。
でも、どんなワインでも温めておいしく飲めるのでしょうか??
今回は、いろんなタイプのワインで、手軽においしく飲める『ホットワイン』のレシピを検証してみました。飲み残したワインを使って『ホットワイン』にアレンジするのも良いと思いますので、ぜひ試してみてください!

(注)ワインを商品の容器のまま温めることは避けてください。液漏れや容器の破損の恐れがあり危険です。


とりあえずいろいろ試してみた!

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まずはワイン!次の5つのタイプについて、温めておいしく飲めるレシピを検証しました。
 
【軽めの甘口赤ワイン】
自然な甘さで渋味が控えめ、チャーミングな味わいのワイン:
『赤玉 スイートワイン 赤』
 
【軽めの辛口赤ワイン】
赤い果実のような果実味で、渋味が控えめな味わいのワイン:
『カルロ ロッシ カリフォルニア レッド』
 
【やや重めの辛口ワイン】
黒い果実を思わせる豊かな果実味で、程よく渋味のワイン:
『サンタ バイ サンタ カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン/シラー』
 
【甘口の白ワイン】
自然な甘さで花のようなやさしい香りのワイン:
『赤玉 スイートワイン 白』
 
【辛口の白ワイン】
柑橘系を思わせるフレッシュな果実味のワイン:
『サンタ バイ サンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ』
 
なお、『ホットワイン』は高温まで温めるため、どうしても酸化が急速に進んだり、風味が飛んだりしてしまいます。そのため、酸化防止剤無添加のワインや、複雑な香りを愉しむような高価なワインは『ホットワイン』にはあまり向かないと思いますので、今回試していません。
 
加熱は、耐熱グラスに入れて電子レンジ(500W)で20秒加熱をしました。
 

【軽めの甘口赤ワイン】赤玉 スイートワイン 赤

ブランドサイトはこちら 

 

【味わい】

酸味が穏やかで甘やかで、まろやかな味わい。渋味も少なくて飲み口が重くなく、ほっと落ち着く感じ。

赤い果実のような香りと、ほどよい甘いスパイスの香りが溶け込んで豊かな香り。本格的なワイン感は少ないけれど、チャーミングな味わいが愉しめる。

 

もともと甘い味わいなので、はちみつなどを加えなくても簡単においしいホットワインができる。

【軽めの辛口赤ワイン】カルロ ロッシ カリフォルニア レッド

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酸味や渋味といった赤ワインらしい要素がほどよく感じられて、ちょっと大人なホットワイン。飲み口は軽やかで飲みやすい。赤い果実や花のような香りと、甘いスパイスの香りが愉しめる。

酸味が気になる場合は、はちみつをさらに加えて調整すると良くなる。

【やや重めの辛口赤ワイン】サンタ バイ サンタ カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン/シラー

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このワインも、酸味や渋味といった赤ワインらしい要素がほどよく感じられて、ちょっと大人なホットワイン。飲み口はしっかりめで飲みごたえがある。赤い果実や緑の植物のような香りと、甘いスパイスの香りが愉しめる。

 

このワインはそのまま温めるとかなり渋味を感じてしまうので、少し水で薄めた方が良い。レシピの分量でも渋味が気になる場合は、もう少し水とはちみつを加えると良い。このワインに限らず、渋味が強めなワインはちょっとひと手間必要になりそう。

【甘口の白ワイン】赤玉 スイートワイン 白
【辛口の白ワイン】サンタ バイ サンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ

いろいろと試してみたのですが、今回試した白ワインではおいしく飲めるレシピが見つかりませんでした。

白ワインは温めると、どうしてもアルコールや酸味を刺激的に感じてしまう傾向がありました。また、冷やして飲むときには感じない苦味やエグミが出てきてしまいました。

第10回にも検証しましたが、白ワインはやっぱり低い温度で飲んだ方がよさそうです。

(第10回:ワインを飲むときの適温は?白ワイン編はこちら)

編集後記(やってみてわかったこと!!)

【ホットワインに向いているワインは?】
軽めの赤ワインや、渋味が控えめな甘めの赤ワインが向いているようです。
辛口のワインははちみつをワインの量の10%ほど入れて、渋味が強めなワインは少し水で薄めてあげるとおいしく飲めました。
分量を少し変えただけで味わいがかなり変化しましたので、みなさんもいろいろ試してみてお好みのレシピを探してみては?
 
白ワインはいろいろ試しましたが、おいしく飲めるレシピが見出せず、わざわざ温めなくてもいいと思う結果でした。やっぱり白ワインは冷やして飲んだ方がよさそうです。
 
【注意すること】
レモンはスライスしたものも試しましたが、串切りにしたものを搾った方が皮の香りや少し苦味が加わっておいしく感じられました。
また、レモンやはちみつをワインに入れた状態で温めると、苦味やエグミを強く感じましたので、ワインを温めた後に入れた方が良いです。
 
辛口のワインの場合、はちみつの分量は少なすぎても多すぎてもおいしくなかったです。ワインの量に対して8~12%くらいが良かったです。
 
【話はそれますが】
実験でホットワインを飲んでいると、想像していた以上に身体が温まりました。手や足の先まで温まるような感覚で、しばらくの時間ぽかぽかする感じでした。
冬に寒くて寝付きが悪くなってしまうような人は、晩御飯の後にでも1杯飲んでおくとよさそうだなと思いました。
 
【この次】
寒くなってくると甘くて濃厚なお菓子を食べたくなる人も多いのでは?次回は甘いものの定番のチョコとワインの相性を検証してみたいと思います。
最近は店頭やSNSなどでもチョコとワインと合わせておすすめしているのを見かけるようになってきましたが、実際のところの相性はどうなんでしょうか?
 
バレンタインには、チョコと一緒に相性ぴったりのワインで盛り上がりましょう!乞うご期待!
  • [第44回]2019年04月

    レストランって難しい?決まりごととかマナーはあるの? ~予約から注文まで 初心者編~

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来月は…『レストランって難しい?決まりごととかマナーはあるの? ~注文した後のワインの楽しみ方 初心者編~』です。

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