ガーデニングQ&A/花が咲いたら?

花がら摘みはどうして必要なのですか?結構大変なのですが。
花を結実させるとそちらに養分を取られ、花をつけようとする力が衰えるからです。
また、種の出来ない品種でも、花がらをそのまま放置しておきますと、落下して葉にくっついたり株元に溜まったりして、カビ発生の原因になります。
街角で見事にサフィニアを育てている方は、きっと花がら摘みを毎日の日課とされていることと思います。
花の栄養にと、落ちた葉や花がらを放置しているのですが。
カビの発生や病気の原因となりますので、こまめに取り除いて、清潔な環境を保ちましょう。
微生物によって落葉が堆肥として栄養分に代わるのは、基本的に森林でのメカニズムと考えてください。
また、花を結実させるとそちらに養分が取られるために、全体の花つきが悪くなります。
実がつかないうちに、しぼんだ花はがく下の花茎部分といっしょに切り取りましょう。
花が咲いた後はどうするの?
満開のピークを越えたら、2度3度と花を楽しむために思い切って切り戻しをしましょう。 次の花に栄養をあげるため、株元から15cm位を残して大胆に切り戻します。この時、必ず株元に葉を残してください。そうすれば、また生長して約1ヶ月~1ヶ月半で再びたくさんの花を咲かせてくれます。(期間は季節や地域によります。)
梅雨時に切り戻すと、株のムレ防止にもなり一石二鳥。夏の太陽のもと色鮮やかな花が楽しめることでしょう。
花を楽しむことは、植物の生命力の強さを知ることでもあります。元気に花をつけている状態ではさみを入れるのは勇気がいることですが、切り戻した枝や花は切り花として楽しめますので、もったいないと言わず大胆に切り戻しを行いましょう!
※植物によっては、切り戻しはおすすめできないものもあります。各商品の育て方ページをご参考ください。
花が満開になりました。花数も多くつぼみも多いのですが、株元から10cm位までほとんど葉がなくなってしまいました。 切り戻しの際「株元に葉を残して」とありますが、どうしたらいいでしょうか?
花数も葉の数も増えて株にボリュームがでてくると、株元の葉に日光があたらず、風通しも悪くなることがあります。
すると、株元が蒸れて葉が黄色くなって取れてしまったり、病害虫の被害にあいやすくなってしまいます。
また、栄養分が花を咲かせるために使われてしまい、葉に伝わりにくくなるのも原因の1つと思われます。
まず、大きい葉を取り除いて株元の風通しをよくしてください。また、切り戻しは是非行ってください。このとき、茎も葉も青いところをみて、鉢とのバランス、株の様子をみながら少なくとも葉を3、4枚残して刈り込んでください。
水やりも、これまでと同じでは、やりすぎて根腐れを起こす場合があるので、調整していただくことをお勧めします。
昨年大事に育てた花が無事に冬越し。また花を咲かすためにはどうしたらいいでしょうか?
植物によって多少違いもありますが、冬越しして新芽が吹いている時は、既にかなり根がまわり鉢の中がいっぱいになっていることが多いため、現在植え付けている鉢より一回り大きい鉢に植え替えましょう。
この時に根は崩さずにそのまま植え替えます。根を切り詰めたりしないでください。
鉢とのすき間に土をしっかり詰め、最後に元肥を施しましょう。
ただし、サフィニアなど一年草でご案内している植物の場合、冬越しできでも一年の間に株もかなりくたびれ、昨年同様の花色が出なかったり花が小さくなったりすることがあります。これらの花は、春になったら、新鮮な苗をご購入のうえ新しく植え付けることをお勧めいたします。
冬越しの仕方はどうすればいいですか?
サフィニアやミリオンベルなどは、寒さ対策をしたり、時には自然の状態で冬を越す場合もありますが、基本的に1年草扱いです。
冬越しの準備として、秋に花が終わったら枝先を軽く刈り込んでやります。 冬場は、霜に当たらない日当たりの良い場所で管理し、根腐れ防止のために水やりは土の表面が白く乾いたら行う程度にして、夕方など気温の低くなる時間の水やりを避けることです。
この時期は基本的に生長期ではないので、肥料は必要ありません。
春になって新芽が吹いてきたら、一回り大きい鉢に植え替えて元肥を施してください。
その後の管理は前年と同様です。
写真のように生長しない、花が咲かない、葉が黄色くなってしまいました。
日当たりや、用土、肥料の与え方など、基本的な栽培管理に原因があることが多いようです。アブラムシやハダニなどが原因のこともありますが、初めてのガーデニングでは分かりづらいことが多いです。そんな時は、葉を2~3枚園芸店へお持ちになり、対処方法のアドバイスを受けてはいかがでしょうか。
種はできますか?またその種から育てて楽しめますか?
種がとれるものもあります。
ただ、その種から咲いた花は、もとの花と同じようには咲きません。
また、種をつけると花つきが悪くなるので、むしろ種がつかないよう、こまめに花がらを摘むようにしてください。このとき、花びらだけではなく、がくの下の花茎部分から切り取ってください。
挿し芽で増やせるのですか?
病気が媒介されることがあるので、その年の新しい苗での栽培をおすすめします。
また、サントリーフラワーズの花に限らず、品種登録がされているものは、種苗法上ご自身で楽しまれる範囲を超えて増殖させると違法にあたりますので、ご注意ください。

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