ラ マンチャ デ ビエント 白 2018
※終売しました
自然にお互いの良さを出せる、素直で心温まるマリアージュ。
スペイン、ラ マンチャ地方の降り注ぐ太陽と広大な大地の恵みに育まれた、果実味たっぷりのワインです。スペインの地場品種マカベオ(カヴァの主要ぶどうでもあります)主体に、わずかにモスカテル(マスカット)をブレンド。まろやかでジューシーな果実感とお花を連想させるフレッシュな香りが特長の辛口白ワインです。
料理と合わせると、ワインの持っている香りが一気に広がる感じがありました。ワインだけを飲んでいる時よりも、はるかに華やかな感じで、瑞々しい白桃、マスカット、百合の花など様々な要素が頭の中に浮かんできます。料理の方はというと、ワインの持っている滑らかな感じとチーズ&パスタがいい感じで一体になって、味わいに豊かなふくらみを見せるようになりました。自然にお互いの良さを見せあえる、素直であたたかな感じのする組み合わせでした。
ピュアかつリッチ、さらに力強さも出る、安心感抜群のマリアージュ。
ソアーヴェを代表するブランドの一つであるボッラの上級キュベ。ソアーヴェ地区の中でも斜面の条件の良い畑からのぶどうを原料とした、ソアーヴェ・スペリオーレという1ランク上のDOCGクラスのワインです。黄桃や蜜りんごを思わせるリッチな果実感と、ほのかに感じるハチミツのニュアンス、程よく効いた樽からの複雑な香ばしさを感じる、厚みのある辛口です。
料理と合わせると、ワインの味わいが純度を増す感じがありました。元々持っている果実の要素に加えて、カモミールやハチミツ思わせる風味がキラキラと輝くような感じで口の中に広がります。オークの要素も複雑さを加えるので、ピュアでありつつリッチという非常に魅力的な味わいになりました。料理側も野菜、パスタ、チーズ、全ての味わいがしっかりと出て、さらに力強さを感じさせる味わいになってくれる、安心感抜群の組み合わせです。
不思議と味わいが軽くなってしまう、消極的なマリアージュ。
昨秋発売以来大好評、世界No.1※イタリアワインブランド「タヴェルネッロ」の、オーガニックぶどう使用のシリーズです。赤は美食の地エミリア・ロマーニャ州産のサンジョヴェーゼは100%使用。オーガニックらしい素直な果実味のやわらかな味わいが特徴です。
料理と合わせると、不思議なもどかしさを感じました。ワインは本来の姿よりもチャーミングさが前に出るようになり、いちごや赤い花、梅干しなどを連想させる軽やかさが主体の味わいになります。料理は料理で、別に悪い風味を出すわけではないのですが、「ただ何となくそこに居る。」という感じで、積極的にこのワインと一緒にやって行こうという感じは特にありませんでした。パスタ=イタリアという短絡的な思考で、僕が期待しすぎただけかも知れませんが・・・。
肉の要素もあったほうがいい。硬さの出るマリアージュ。
エストはスペイン語で「星」を意味するEstrellaから名付けられました。その名の通り、満天の星が輝く(チリの星空は素晴らしく綺麗です)夜間に収穫(ナイト・ハーベスト)したぶどうを使用しています。新登場のシラーは、果実に加えてスパイスのタッチを持った、パンチのある味わいです。
料理と合わせると、ワインの味わいが少し硬くなるような感じがありました。元々、完熟果実の甘いトーンが強いワインなのですが、それがキュっと引き締まる感じと、タンニンが前に出てくる感じがあります。料理の方はチーズの焦げた部分と小麦の風味が優勢で、野菜の味はビックリするくらい奥の方に閉じこもってしまいます。このワインの場合は野菜だけでなく、ベーコンなどの肉系の要素を入れた方が合うのは間違いありません。ただ、料理と合わせた時に見せるこのワインのシリアスな一面は、僕は結構好きでした。