口の中がゆったりとした一体感で一杯になる、安心感のあるマリアージュ。
新しくなったカルロ ロッシの白です。これまでのフレッシュ&フルーティな味わいに加えて、マスカットによる華やかな香りと、シャルドネによるまろやかなコクが加わり、より美味しくなりました。
ホットサンドと合わせると、ワインの果実味のフレッシュさが際立つように感じました。メロンや熟した桃を思わせる、柔らかくてジューシーな果実感が口いっぱいに広がる印象で、なかなかに魅力的です。ホットサンドの方も、チーズのまろやかさが強調されて、口の中でワインのまろやかさと一体になる感じで、凄く安心感のある組み合わせだと感じました。ワインもホットサンドもカジュアルな味わいなので、軽く一杯やりたい時にピッタリの組み合わせだと思います。
フォルタン リトラル
グルナッシュ ロゼ 2017
※終売しました
フレッシュさや香ばしさが強調される、躍動感のあるマリアージュ。
第38回でも取り上げた、フォルタン リトラル シリーズのロゼ。リトラル(海岸部)の名前の通り、フランス・ラングドック地方の海近くの畑から取れた高品質のぶどうを使用しています。フランス人が大好きな南仏の辛口ロゼの典型と言えるスタイルです。
ホットサンドと合わせてみると、これもカルロ ロッシと同様に果実のフレッシュさが前面に出て来るようになりました。とは言え、感じるフレッシュさには違いがあるのが面白いところです。カルロ ロッシの柔らかさに対して、こちらはもぎたてのオレンジやベリーを思わせる果実感と、イキイキとした酸味が前に出てきました。ホットサンドの方はと言うと、ハムの味わいやパンの香ばしさが強調されて、次の一口をすぐに食べたくなる感じです。軽やかな躍動感のようなものを感じる、カジュアルかつピッタリ感のある組み合わせでした。
ワインにもホットサンドにも複雑さが出て来る、相乗効果のマリアージュ。
第21回以来の久しぶりの登場です。カザマッタはイタリアの鬼才ビービー グラーツの入門ライン。トスカーナのサンジョヴェーゼの味わいがきちんと出た、フレッシュさと深みを両立した味わいです。今まさに飲み頃、チェリーリキュールを思わせる華やかな香りがグラスから立ち昇ります。
ホットサンドと合わせると、ワインの果実味にツヤと言えるような魅力が出て来る感じがありました。ワイン自体が飲み頃で色気を放っているという事もあるのかも知れませんが、ワイン単体で飲むよりも、果実の甘さや、香りの広がり&複雑さに1ランク上のものを感じます。ホットサンドの味わいも、パンの香ばしさとチーズのまろやかさ、ハムの旨味の一体感が出できます。ワイン、ホットサンドともに魅力が引き出される、相乗効果のある組み合わせと言えると思います。
ワインとチーズのまろやかさが優しく馴染む、素直なマリアージュ。
前回はロゼを取り上げましたが、今回は赤です。カベルネ・ソーヴィニヨン100%からつくられる果実味たっぷりの味わいで、ラングドック地方で開催されるコンクールである「グラン ヴァン デュ ラングドック 2017」で見事に金賞に輝いた実力派のワインです。
ホットサンドと合わせると、ワインの南仏らしい果実の甘さが強調されるように感じました。チーズとワイン、双方のまろやかさが口の中で優しく馴染んでいく感じです。ワインとホットサンドの力関係も対等な印象で、素直に良い組み合わせだと思いました。ただ、二つが出会う事で、何かこれまでになかった素敵な部分が出て来るという事はなく、あくまで今のお互いを尊重するという感じの合い方なので、点数はやや辛めにしています。