チーズとワイン

毎月連載

チャレンジ!気軽にマリアージュ

カジュアルなワインとカジュアルなチーズの相性を、
担当:柳原が独断で評価します!!

第5回

2015年04月

雪印メグミルク
雪印北海道100
芳醇ゴーダ クラッシュ

チーズの味わい

プロセスチーズのブレンドに多く使われるゴーダは、日本人が慣れ親しんだ優しいチーズの香りです。ギュッと凝縮した乳の豊かな香りに、ほのかな酸味を感じさせるプレーンヨーグルトのようなニュアンスが混じります。ホロリと口の中で崩れる食感とその後に広がる凝縮された乳の旨味や、熟成によると思われる程よいコクがチーズを食べたという満足感を与えてくれます。
あくまで食べやすく、しかし旨味たっぷりの味わいや、一口でつまめる程よい大きさなど、おつまみ用にとても適したチーズだと思いました。食べ始めるとなかなか止まりません。

雪印メグミルク<br>雪印北海道100<br>芳醇ゴーダ クラッシュ

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3_5
    ロス ヴァスコスソーヴィニヨン・ブラン 2014
    味わい
    アロマ
    • グレープフルーツ
    • パッションフルーツ
    • アスパラガス

    南国のビーチ気分を味わえるマリアージュ。

    元々このワインにはトロピカルフルーツを感じる要素が含まれていましたが、ワイン単体での印象はそれよりも柑橘やハーブなどのニュアンスが前に出る爽やかな味わいでした。チーズと合わせてみると、元々あったパッションフルーツやグァバなどのタッチに加えて、パイナップルやパパイヤなどを思わせる香りも出てきて、「トロピカルフルーツオールスター」とでも言うべき華やかで明るい印象の味わいになりました。イメージは南国リゾートのトロピカルフルーツカクテルです。チーズはどうも、その中のココナッツ的な役割を果たしているように思いました。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    ブシャール ペール エ フィスブルゴーニュ シャルドネ
    味わい
    アロマ
    • 洋梨
    • アーモンド
    • 食パン

    ベースの部分で通じあっているように感じるマリアージュ。

    ワインの味わいにゆったりとしたコクが産まれるように感じます。フレッシュで少し硬い印象だったワインの酸がまろやかになり、果実感にツヤを感じるようになりました。チーズのまろやかな旨味も最初から最後まで継続的に感じる事が出来て、ベースの部分で通じあっている相性の良さを感じました。ただ、それぞれ単独では感じなかった苦味が最後に出てきて、そこだけが少し気になりました。ワインがもう少し熟成すればもっといい相性になるかも知れません。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    2_5
    カロ アルマ マルベック 2012
    味わい
    アロマ
    • ブラックチェリージャム
    • 赤いバラ
    • クローブ

    ワインの味わいに熟成感の出るマリアージュ。

    ワイン単体ではハリのある新鮮なチェリーをジャムにした感じだったのが、チーズを合わせる事で萎びたチェリーや干したチェリーを煮たような印象に変化し、味わいの鮮度が失われるように感じました。チーズについてもコクは良く伝わるのですが、苦味も結構出てきて、味わいに広がりがあまり感じられないのが残念です。熟成感が出て味わい全体の重心が下がる組み合わせですので、コックリとした飲み応えを求める場合には悪くないかも知れません。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    赤玉スイートワイン(赤)
    味わい
    アロマ
    • 赤ぶどうジュース
    • 赤い花
    • キャンディ

    お互いに味わいが溶け合うようなマリアージュ。

    最初は赤玉の味ばかりではないかと思えるのですが、実はチーズが色々な部分で効いている事がわかる組み合わせです。比較的アルコールが高め(14%)で甘さのある赤玉と、コクと旨味のあるチーズが、テクスチュアも味わいも渾然一体となって溶け合いながら体に入っていくように感じます。あくまで感覚の部分なのですが、きっとこれも一つのマリアージュでしょう。チーズは大きめの塊を選ぶと、よりその醍醐味を楽しめると思います。

チャレンジまとめ

第1回の6Pチーズの味わいを凝縮したような、癖はないけれども旨味とコクは十分というとても合わせやすいチーズでした。こういうタイプは、相手のお酒を選ばないのでおつまみ用として大変重宝しますし、パーティー等で何種類かチーズを盛り合わせる時にも一つ入れておくと誰でも楽しめるので便利です。ワインとの相性で言うと、まろやかな乳の旨味によって味わいにコクを持たせるというのが基本的なこのチーズの傾向だと思います。好みにもよると思いますが、極辛口や、爽やかさや軽やかさを前面に出すタイプのワインよりも、樽熟成した白ワインや、比較的コクを感じさせる赤ワインなどの落ち着いた味わいのワインの方が相性が良いのではないかと思います。チーズ自体も熟成を経たものなので、あまり若いワインと合わせるとお互いにしっくりこない感じなのでしょう。

甲州は今回も試してみました。甲州自体が熟成してきている事もあると思うのですが、今までで一番良いマリアージュでした。次回は、前回お相手を間違えてしまったマドンナRを番外で試してみたいと思います。

■ 関連サイト
雪印北海道100 芳醇ゴーダ クラッシュ(外部サイトへリンクします)

柳原 亮 (やなぎはら りょう)

ワインにのめり込んだのは、お酒とは関係のない業務のサントリーフーズ勤務時代。2013年のワインアドバイザー選手権では準優勝だったが、次回大会での優勝を目指して、日々ワインテイスティング、チーズ研究、食材研究に余念がない。お小遣いの総てをワインに投じる徹底したワイン愛好家。

(一社)日本ソムリエ協会認定シニアワインアドバイザー NPO法人チーズプロフェッショナル協会認定チーズプロフェッショナル 第9回(2013年)全国ワインアドバイザー選手権大会準優勝

チーズとワイン トップへ戻る

メールマガジン

新商品やお得なキャンペーンや、お手軽にワインを楽しめるレシピ情報を、毎月1回お届けします!メールマガジン登録

インフォメーション

  • 登美の丘ワイナリー見学へ行こう!

ワインを探す

色・タイプ

ボディー・味わい
国