チーズとワイン

毎月連載

チャレンジ!気軽にマリアージュ

カジュアルなワインとカジュアルなチーズの相性を、
担当:柳原が独断で評価します!!

第51回

2019年03月

長ネギとじゃがいものブルーチーズ煮

チーズの味わい

トローリ甘い長ネギとほっくりじゃがいもを、パンチのあるブルーチーズが見事にまとめあげる、シンプルだけど深いコクのある一品です。

準備するもの
 ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラなど)、
 長ネギ、じゃがいも、牛乳、塩、こしょう 
 全て適量

つくり方
 じゃがいもをラップに包んで2分加熱し、一口大に切っておく。長ネギも一口大に切り、ラップに包んで3分加熱する。ブルーチーズと少量の牛乳を耐熱容器に入れ、ブルーチーズが溶けるまで1分ほど加熱する。加熱済の長ネギとじゃがいもをブルーチーズソースと混ぜ、再度1分程加熱する。最後に塩・こしょうで味を調えて完成。

長ネギとじゃがいものブルーチーズ煮

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    2
    フレシネ フレスカ ロゼ
    味わい
    アロマ
    • ■ベリー■いちご
    • ピンクの花
    • はちみつ

    お互いの方向性に食い違いがある、ギクシャクした感じのマリアージュ。

    フレシネ社がフレシネのブランド名を冠して発売する、初のシャルマ製法のスパークリングワイン。「フレスカ」はフレッシュという意味で、カヴァとは異なるフルーティでフレッシュな味わいを志向しています。もぎたてのベリーを思わせる甘い果実の香りと、これまたベリーをまとめて口の中に放り込んだような甘酸っぱさのある、チャーミングな味わいが魅力です。
    長ネギとじゃがいものブルーチーズ煮と合わせると、ワインの味わいをかなり軽く感じるようになりました。何と言うか炭酸の清涼飲料を飲んでいるかのようなスッキリ感で、ややお酒感が下がります。お料理の方の味わいは、最初はスッキリするのですが、後から徐々にブルーチーズのコクが戻って来て、口の中が乳の香りに支配されていく感じでした。軽い⇒重いに急激に口の中が変化する、ややギクシャクした組み合わせになってしまいました。フレスカはもっと軽い食事と合わせた方が、本領を発揮するワインという事ですね。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    2
    レゾルム ド カンブラスソーヴィニヨン・ブラン 2017
    味わい
    アロマ
    • グレープフルーツ
    • 青草
    • 青リンゴ

    対照的なテクスチュア、良いところが消えてしまうマリアージュ。

    昨年春の新発売以来、大好評の「レゾルム ド カンブラス」シリーズから、ソーヴィニヨン・ブランが新発売。イキイキとしたグレープフルーツや青草を思わせる香りとフレッシュな果実感と酸味が特長の、「爽やか」という言葉が良く似合う味わいです。フランスの人気ガイド「ジルベール&ガイヤール」で金賞を受賞している実力派です。
    長ネギとじゃがいものブルーチーズ煮と合わせると、正直あまり合っていない印象がありました。ワインのフレッシュさが乳のコクで消えてしまい、柑橘やハーブを連想させる爽やかな要素を、柑橘の皮の苦い部分や、ハーブのエグミのような、あまり心地よくない要素として感じてしまいます。テクスチュアもワインの軽やか&フレッシュな感じと、料理のネットリとしたコクが対照的で、あまり馴染みません。ねぎの風味とソーヴィニヨン・ブランが合うかと思ったのですが、火を入れてトロトロに甘くなったねぎではダメだったようです。これは私のチョイスミスでした。ワインと料理の両方にごめんなさいです。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3_5
    ヴューパープ フランス 赤
    味わい
    アロマ
    • ブラックチェリー
    • クローブ
    • ブラックベリー

    どこまでもまろやか、ほっこりとした安心感のあるマリアージュ。

    ワイン大国フランスの家庭で80年以上愛されてきた、フランス販売数量No.1ブランド*、ヴュー パープが、さらに洗練され美味しくリニューアルしました。
    さすがはフランスのベストセラー・テーブルワイン。まろやかな果実味とやさしい酸味、軽やかなタンニンが特長の、親しみやすく懐の深い味わいです。
    長ネギとじゃがいものブルーチーズ煮と合わせると、ワインのまろやかさと料理のまろやかさが口の中で一体となる感じがありました。長ネギ、じゃがいも、ブルーチーズという3つの要素を、ワインが一気にまとめあげてくれる感じで、安心感があります。特に乳とじゃがいものやさしい甘さをワインが引き出してくれて、ほっこりとした気持ちになれる組み合わせでした。ワインの方はよりチャーミングな印象になり、スルリと体に入っていきます。ワインの味を強く感じたい場合は、こしょうを多めに使ってもらうと良いようです。

    ※IRI FRANCE 2017データ フランス国内地理的表示のないワイン年間販売数量

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4
    サンタ カロリーナカルメネール レセルヴァ 2017
    味わい
    アロマ
    • ブルーベリージャム
    • コーヒー
    • ししとう

    ワインの力がしっかり見える、ふくらみのあるマリアージュ。

    サンタ カロリーナのレセルヴァが装い新たになりました。ラベルデザインは、創業者夫人でワイナリー名にもなっているカロリーナさんの横顔。このシリーズの中で、特にワイナリーがこだわる品種がカルメネール。滑らかでよく熟した肉厚な果実感と、コーヒー豆を思わせる香ばしい香りと、パプリカ的な野菜っぽさという、異なった要素が綺麗に融合した、豊かな味わいが特長です。
    長ネギとじゃがいものブルーチーズ煮と合わせると、ワインの味わいがギュッと凝縮感を増すのがよくわかりました。元々しっかりとした果実味を持ったワインですが、そこに酸とタンニンのハリがうまれて、このワインが本来持っていた強い骨格が見えてくるような印象を持ちました。料理によって、ワインの力が引き出されている感じです。料理の方も、長ネギやブルーチーズなど香りの強い素材がしっかりとワインに受け止められて、きちんと旨味を主張できていて、双方がお互いの良いところを引き出してくれている感じです。口の中で味がふくらむ、良い組み合わせだと思います。

チャレンジまとめ

今回は野菜とチーズだけながら、しっかりとコクのある一品をつくってみました。ワインと食べ物を合わせる際に、「強さ」を合わせるというのはマリアージュの基本の中でもかなり大事な部分となりますが、改めてそれを実感したマリアージュ実験となりました。軽やかさがウリのスパークリングワインや、爽やかなソーヴィニヨン・ブランではワインが負けてしまって、最後は料理の印象しか残らなくなってしまいます。やはり、ブルーチーズという強い素材に合わせるには、それなりの強さが必要という事が良くわかりました。
もう一つ面白かったのがカルメネール。僕はカルメネールは強めの肉に合わせるものだと思っていたのですが、チリに住んでいた日本人の方から、「チリではカルメネールと言えば野菜に合わせるワインなんです。」と最近聞いて試してみたいと思っていたのです。実際に試してみると、特に長ネギの旨味を凄く引き出してくれる印象があり、「なるほど。」と納得した次第です。このワインには強いパプリカを思わせる香りもありますので、ナス科の野菜をローストしたものに、オリーブオイルと塩をかけたものなどは凄く合う気がします。野菜で赤ワインを飲みたい方には、カベルネ・フランと並んでお勧めできる品種だと思いました。

柳原 亮 (やなぎはら りょう)

野菜と穀物(ライ麦パンが好き)、豆腐が主食の草食系。
ヤギ乳製チーズをこよなく愛する、通称ヤギ原。
年間3,000種類超のワインをテイスティングし、お小遣いの総てをワインに投じる徹底したワイン愛好家。

(一社)日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ
NPO法人チーズプロフェッショナル協会認定チーズプロフェッショナル
第9回(2013年)全国ワインアドバイザー選手権大会準優勝

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