ハムが圧倒的に合う。甘さや香ばしさを強調するマリアージュ。
コルドン ネグロは世界NO.1スパークリングワインメーカー※1フレシネ社の看板商品。黒いボトルが目印の辛口スパークリングワインです。このワインに合ったのは圧倒的にハム風味。ワインの果実の甘さや、熟成由来のトーストのような香ばしさをグッと引き出してくれました。それぞれの味わいが融合して、単品では感じられなかったクロックムッシュのような一体感が生まれるとてもオススメのマリアージュです。ペッパーは少しチーズが強く、トマトは不思議とトマトの青さを感じてしまう感じで、あまり良い印象を受けませんでした。
※1 IMPACT DATABANK 2012 EDITION 2012年度 スパークリングワイン世界販売数量
これもハム。ワインの旨味がグッと引き出されるマリアージュ。
今年のボジョレー ヌーヴォーは帝王ジョルジュ デュブッフ氏が、その70年に及ぶワイン人生の中で「最良の年」と太鼓判を押したヴィンテージです。ハム風味と合わせると、普段は甘い果実の香りに隠れて見逃してしまいがちな、奥にあるワインの繊細なおいしさに気付かされる感じで、とても良い相性だと思いました。確かに、現地でもボジョレーにはハムやソーセージを合わせます。経験からも保証された間違いのない相性なのでしょう。他の2つも面白くて、ペッパーではワインの印象がガラリと変化し、トマトではフレシネでは青っぽかった味わいが、とても甘く感じられるなど、このワインとのマリアージュは3つとも、とてもオススメです。
※試飲時はヌーヴォー解禁前のため「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー 2014」で試しました。
ヤルンバ
ワイ シリーズ シラーズ/ヴィオニエ 2013
※終売しました
トマトがおすすめ。果実味の豊かさを感じられるマリアージュ。
ヤルンバはオーストラリアを代表する家族経営ワイナリーの一つ。このワインはシラーに、数%のヴィオニエ(華やかな香りが特長の白ぶどう)を混ぜて、一緒に発酵する事で、強さだけではなく、華やかさやエレガントさを表現しています。シラーがメインなのでグリーンペッパーが良いかと予想したのですが、シラーの黒胡椒の感じと微妙に合わなくてあまりしっくり来ず、実はトマトとの相性が一番良いという結果になりました。果実の豊かさやコクが引き出される感じです。トマト味はトマトが結構強めなのですが、それをゆったりと包んでくれる感じで、心落ち着くマリアージュです。ハム風味は、意外に鉄っぽさが出て、ギスギスした印象になります。
グリーンペッパー。同調しながら味わいをスケールアップするマリアージュ。
カルメネールはチリを代表するぶどう品種。元々はフランスのボルドー出身で、メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンの親戚筋にあたります。少し針葉樹を思わせる植物的なフレーバーがあるのはその血筋から。ガッチリした骨格のフルボディのワインが出来ます。最も相性の良かったのはグリーンペッパー。元々このワインの特長である植物の印象や黒胡椒を思わせる香りにピッタリなのですが、さらにそこにチーズの乳脂肪が加わる事で味わい全体を大きく膨らませてくれるかなりピッタリのマリアージュです。ハム風味はややタンニンを強く感じるのが難点、トマトは本当にトマトをかじっている感じが出て、これもいいマリアージュでした。