チーズとワイン

毎月連載

チャレンジ!気軽にマリアージュ

カジュアルなワインとカジュアルなチーズの相性を、
担当:柳原が独断で評価します!!

第9回

2015年08月

江崎グリコ
生チーズのチーザ
カマンベール仕立て

チーズの味わい

全体の53%もチーズが使われている、まさにチーズスナック。甘いチーズの香りとカリカリとした心地よい食感で、ついつい手が伸びる美味しいおつまみです。味わいはしっかり濃厚。焼きこんだチーズのコクと香ばしさがしっかりと楽しめます。生チーズになって、旨味はしっかりとキープしながらも、生地が軽やかになって食べやすくなった気がします。
チーザの味わいは二つで「カマンベール仕立て」と「チェダーチーズ」。使われているチーズは、「カマンベール仕立て」がチェダーチーズ52%とカマンベール1%。「チェダーチーズ」はチェダーチーズ53%と、実は1%しか中身の違いがありません。しかし、比較してみると「カマンベール仕立て」の方は明らかにカマンベールチーズ特有の白カビの香りが感じられて、全く異なる味わいになっているのは見事だと思いました。

江崎グリコ<br>生チーズのチーザ<br>カマンベール仕立て

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3_5
    ビオンタ アルバリーニョ 2013
    味わい
    アロマ
    • 黄桃
    • 黄色いリンゴ
    • 海

    海の塩味が強調されるマリアージュ。

    ビオンタは海のすぐ横でつくられているワインです。香りにも味わいにも独特の塩味があって、それがこのワインの魅力なのですが、チーザと合わせると、その塩味がよりしっかりとどっしりと感じられるようになりました。果実も瑞々しさを増していい感じです。チーザのコクが結構強いかと思ったのですが、チーズとワイン共にお互いに負ける事なく、余韻まで流れていく心地よい相性です。
    ※現行ヴィンテージは「2014」に変わりました。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    4.5
    ファルケンベルクリープフラウミルヒ  2014
    味わい
    アロマ
    • 白桃
    • 白い花
    • はちみつ

    申し分なし。お互いが馴染んでいく安心のマリアージュ。

    フレッシュな果実味と心地よい甘さと酸味のバランスを楽しむタイプのワインです。大体においてマドンナはどんなチーズとも相性の良い、チーズに対しては万能のワインなのですが、今回も期待を裏切らない結果になりました。マドンナは単体で飲む時よりも果実の豊かさ、酸の細やかさが引き出され、チーザはマドンナのほのかな残糖分によって旨味を引き出される印象です。特に中盤から、お互いがお互いを引き立てながら馴染んでいく感じは、味わいの好き嫌いにかかわらず、どんな方でも美味しいと感じるのではないかという説得力と安心感のある相性の良さです。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    3
    酸化防止剤無添加のおいしいワイン。(濃い赤)
    味わい
    アロマ
    • チェリージャム
    • キャンディ
    • 赤ぶどうジュース

    ワインがちょっとグレードアップするマリアージュ。

    軽やかで、ほんのりとした甘さのある果実を素直に楽しむタイプのワインです。
    チーザと合わせてみると、ワイン単体で飲む時よりも、果実の甘さや余韻の長さ、コクなどが一回り大きくなる感じで、チーザと合わせた時の方がワインが明らかに美味しくなりました。チーザの味わいはあまり前には出てきませんが、しっかりとワインを後ろから支えてくれる感じで、存在感はしっかりと感じられます。

  • 独断!マリアージュおすすめ度
    2
    オーシエール ルージュ 2013
    味わい
    アロマ
    • ブラックチェリー
    • 黒胡椒
    • 針葉樹

    お互いにそっぽを向いてしまうようなマリアージュ。

    南仏のワインですが、強さというよりはエレガントさが印象的なワインです。あまり濃厚なタイプでもないので、今回のマリアージュではチーザと同じくらいの強さでお互いに引き立てあうのではないかと思っていました。しかし、試してみるとワインはかたさと渋さを前に出し、チーザはチーザで少し苦味が前に出てくるという感じで、お互いにそっぽを向くような少し残念な結果になってしまいました。赤ワインならもう少し果実味主体のまろやかなものの方が合うのかもしれません。

チャレンジまとめ

「チーザをチーズのマリアージュ連載に入れていいものか?」と最初は迷ったのですが、実際に試してみるとこれまでやってきたチーズ達に負けず劣らずワインとの相性が良く、全然迷う必要はなかったなあという結果になりました。チーザの程よい塩加減と、カリカリに焼きこんだ香ばしいコクが、ワインの果実味やコクを引き出す感じで、魅力的なマリアージュを生み出します。
面白かったのは、赤ワインよりも白ワインの方が明らかに相性がよかった事で、特にマドンナとの相性は、お互いがお互いの良い部分を引き出す、理想的なマリーアジュと言えるものでした。これまでの9回の連載の中でも屈指の好相性だと思います。実際に試してみてからチーザのパッケージを見てみると、後ろ部分の写真に載っているのがビールと白ワイン。こういう商品を開発する方々も、色々実験して試してみているのだなあと実感しました。
今回試さなかったタイプのワインの中ではカヴァなどの瓶内二次発酵のスパークリングワインやニューワールドのシャルドネのような、少し樽を使った、豊かな果実味の白ワインなども、とても美味しく合わせられると思います。

■ 関連サイト
江崎グリコ 生チーズのチーザ カマンベール仕立て(外部サイトへリンクします)

柳原 亮 (やなぎはら りょう)

ワインにのめり込んだのは、お酒とは関係のない業務のサントリーフーズ勤務時代。2013年のワインアドバイザー選手権では準優勝だったが、次回大会での優勝を目指して、日々ワインテイスティング、チーズ研究、食材研究に余念がない。お小遣いの総てをワインに投じる徹底したワイン愛好家。

(一社)日本ソムリエ協会認定シニアワインアドバイザー NPO法人チーズプロフェッショナル協会認定チーズプロフェッショナル 第9回(2013年)全国ワインアドバイザー選手権大会準優勝

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