チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

オッチェリ アル バローロ

Occelli Al Barolo

2012年01月

オッチェリ社を代表する酔っぱらいチーズで、ピエモンテ州産のテストゥン「石頭の意」というセミハードチーズを地元の銘醸酒バローロワインの搾りかすの中で熟成させたプレミアムチーズです。

オッチェリ アル バローロ

寒い季節に体温まる酔っ払いチーズのマリアージュ

朝晩冷え込む季節にはコクのあるチーズとワインを合わせたいもの。この時期にぴったりのチーズをご紹介しましょう。

その名も「オッチェリ アル バローロ」。イタリアのピエモンテ州トリノの南に位置するクーネオ県産のチーズです。「テストゥン」というチーズのまわりに、ワインの王様といわれるバローロに使われたブドウの搾りかすをまぶして熟成させます。ワインの香る中で長い眠りにつく、まさに酔っ払いチーズなのです。

「テストゥン」は、直径28~30cm、高さ約8cm、重量約8kg程度の円盤形で、季節によって牛乳製、羊乳製、山羊乳製、また混乳製など原料が異なります。その中でも、「オッチェリ アル バローロ」に使う「テストゥン」のおすすめは、牛乳をベースに山羊乳を混ぜたものです。熟成期間は6~12ヶ月。「テストゥン」には“石頭”という意味があり、1年近く熟成したチーズの表面はゴツゴツし、まるで硬い石の様です。ブドウの搾りかすと、チーズにしみこむ分だけのワインを入れた大きなワイン樽の中に、この“石頭”を入れて寝かせることで、チーズは程よく酔っぱらい食べごろを迎えます。

この「オッチェリ アル バローロ」は、オッチェッリ社のベッピーノ・オッチェッリ氏が考案し、 1999年にはスローフード協会主催の「酔っぱらいチーズ」の品評会で高い評価を得ました。今では、ヴァルカゾット(カゾット渓谷)の熟成士 アンドレア氏がそのレシピを守り続けています。

このチーズに合うワイン

今回の「オッチェリ アル バローロ」に合わせるのはどんなワインがいいかと思いを馳せながらテイスティング会が始まりました。 チーズを口にすると、 「熟成したチーズのコクに、ブドウの搾りかす部分に染み込んだ赤ワインの風味が、ワイン好きの我々にはたまらないですね。」 「ワインが染み込んでいる部分の風味に、凝縮した赤ワインの風味を合わせたら美味しそう。」 とマリアージュ会のメンバーからの声。様々なワインと比較し、決定したのが「ロス ヴァスコス グランド レゼルブ」でした。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:村瀬美幸
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

フェルミエ

チーズとワイン トップへ戻る

メールマガジン

新商品やお得なキャンペーンや、お手軽にワインを楽しめるレシピ情報を、毎月1回お届けします!メールマガジン登録

インフォメーション

  • 登美の丘ワイナリー見学へ行こう!

ワインを探す

色・タイプ

ボディー・味わい
国