チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

ペラルドン

Pelardon

2013年06月

2000年にAOCを取得した南仏のシェーヴル。「ペラルドン」という名前の由来は、セヴェンヌの方言で「山羊乳製チーズ」を意味します。
フレッシュな時は口溶けの良いなめらかな組織ですが、熟成が進むと固く引き締まり、山羊乳の風味とコクが強く感じられます。そのままパンにのせて、またはサラダの上にのせてオリーヴオイルをたっぷりかけていただくのがおすすめです。

ペラルドン

太陽輝くラングドックより~南仏シャルドネと濃厚シェーヴル~

じめっとしたお天気のせいで、気分まで沈みがちなこの季節。青空広がる南フランスから届いた、溌剌としたワインと旬なチーズをご紹介します。

 今回オススメするチーズは、フランス南部ラングドック生まれ。国立公園にも指定される広大な丘陵地、セヴェンヌ一帯の農家で昔から作られてきた、手のひらサイズの小型シェーヴル「ペラルドン」です。もともと「ペラルドン」とはセヴェンヌの方言でシェーヴル全般を指し、それがそのままチーズの名前になったと言われています。伝統あるAOPチーズの1つである「ペラルドン」を作るには、山羊たちを年間210日以上指定地域内で放牧させる事が規定により義務づけられています。その指定地域の地質はゴツゴツとしたむき出しの岩肌、ガリッグと呼ばれる乾燥した石灰岩質台地。そこに群生するタイム、ローズマリーの様な香り豊かな植物群や、秋にはどんぐりや栗を食べるという山羊のお乳から作られるチーズは、濃厚な風味とコクが持ち味です。最低11日間の熟成を終えたばかりの「ペラルドン」はとろりとした口当たり。時とともに組織は固く引き締まって表皮にカビが生じ、シェーヴル独特の風味が強くなります。

このチーズに合うワイン

今回のテイスティング会では、入荷したてのフレッシュな「ペラルドン」を用意しました。真っ白で薄い表皮には皺が寄り、その切り口からはクリームが溶け出して、見るからにそそられます。 「わぁ~とろとろ!」と女性陣から歓声が上がりました。 「シェーヴルは酸がしっかりしているものだと思っていましたが、これはちょっと違いますね。口当たりはマイルドで、味わいはとても濃厚。」 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:犬田ゆり
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

フェルミエ

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