チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノ

Robiola di Roccaverano

2004年07月

イタリア、ピエモンテ地方産。全脂肪タイプのフレッシュチーズ。山羊乳製、牛乳製、羊乳製、あるいは混乳製と、季節や作り手によってレシピが異なる、ヴァラエティ豊かなチーズ。

ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノ

“マンマの味”のチーズには、ワインも気分も甘口で

イタリア・ピエモンテ州アスティ県の丘陵地帯にある避暑地、ロッカヴェラーノ。かつてこの辺りの農家は、ワインもチーズも作って生計をたてていたといいます。

 「ロビオラ」、または「トゥーマ」と呼ぶチーズは、300gほどの手のひらにのるような丸いチーズの代名詞です。山羊乳製、牛乳製、羊乳製、あるいは混乳製もありという、各家庭でレシピが違うチーズなので、“マンマの味のチーズ”と表現したほうが分かりやすいかもしれません。

 D.O.P.(保護指定原産地呼称)の規定は山羊乳製が基本ですが、季節によっては牛乳(最高85%まで)を混合することが許可されています。それだけに、農家の差だけにとどまらず、季節によっても味の違いが生じます。最高のロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノが味わえるのは、春の終わりから秋にかけて。丘陵地に山羊の好物である、木イチゴやイバラ、野生のタイムが生い茂る頃です。

 熟成期間は最低3日。熟成約1ヵ月くらいまでは、優しいミルクの風味が香ります。熟成に従って、外皮が赤みを帯びた色合いになっていきます。ロビオラの語源は、「ルビー色の」という意味の「ルベオラ」、あるいは「ルベール」だと言われていますから、昔は熟成したものを好んで食べていたのかもしれません。

このチーズに合うワイン

 昨年、農家を訪ね歩いた時に、甘口のモスカート ダスティを勧められて感動しましたが、今回改めて同郷同士の相性の良さを再確認しました。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:本間るみ子
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