サントリーホール オルガン・フェスティバル 2025
広がる―深まる―オルガンの響き
大ホールの正面に構えるオルガンは、音色を使い分けるストップ数74、パイプの総数5,898本と、世界最大規模の大きさを誇る、まさにサントリーホールの「顔」。「オルガン・フェスティバル」は、そんなオルガンの魅力を余すところなく楽しめる夏のオルガンの祭典です。これまで開催してきた「オルガンZANMAI!」がさらにパワーアップし、多彩な5つの公演をご用意。お好みの公演をお選びいただけます。オルガンを初めて聴く方から、これまで楽しまれていた方まで、これまでに味わったことのないような上質なオルガン体験をお届けします。
♪公演情報
【日時】2025年8月11日(月・祝)
【会場】サントリーホール 大ホールおよびブルーローズ(小ホール)
※各公演の詳細は下記をご覧ください
【協力】ヤマハ株式会社
公演1「オルガンで奏でる名曲たち~英国音楽作品集」
12:00開演(11:30開場/13:10終演予定) 大ホール
壮大さと多様性が詰まった英国音楽を、オルガンと金管・打楽器アンサンブル、合唱の荘厳なサウンドでお届けします。誰もが一度は聴いたことのある英国ゆかりの名曲の数々もセレクト。勝山雅世のオルガンに服部 恵(打楽器)、佐々木新平(指揮)率いるオルガン・フェスティバル スペシャル・ブラス・アンサンブル、さらに新国立劇場合唱団が加わり、圧巻の音楽が会場を包み込みます。
>プログラム・ノートはこちら(PDF)
文:八木宏之(音楽評論)、坂本日菜(作曲家)
【出演】
勝山雅世(オルガン)、佐々木新平(指揮・ナビゲーター)、服部 恵(打楽器)、新国立劇場合唱団
オルガン・フェスティバル スペシャル・ブラス・アンサンブル(金管・打楽器)
本間千也、ガルシア安藤真美子、奥山泰三、清川大介(トランペット)、
中川亜美、石村源海、鈴木崇弘(トロンボーン)、池田侑太(テューバ)、
坂本雄希(ティンパニ)、和田光世、服部 恵(打楽器)
アイルランド民謡(近藤 岳 編曲):「ロンドンデリーの歌」
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【曲目】
イギリス国歌(勝山雅世 編曲):「国王陛下万歳」
コープ/ルーファー(勝山雅世 編曲):『ハイランド・カテドラル』
坂本日菜:『終わらない夜』(2024年度愛知県芸術劇場委嘱作品)より
ウィーラン(勝山雅世 編曲):『リバーダンス』より「ファイヤーダンス」
アイルランド民謡(近藤 岳 編曲):「ロンドンデリーの歌」
トッド:「コール・オブ・ウィスダム」
ラター:『グローリア』混声合唱、金管、打楽器、オルガンのための
【チケット料金(全席指定)】S席4,500円 A席3,500円
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ウィーラン:『リバーダンス』より「ファイヤーダンス」
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公演2 トークイベント「オルガン・ビルダーの世界」
14:00開始(13:30開場/14:45終了予定) ブルーローズ(小ホール)
国内に十数人しかいない技術者オルガン・ビルダーに焦点を当てた、フェスティバルならではのスペシャルトーク企画。日本全国でオルガンの設置・保守・改修を手掛け、オルガニストから厚い信頼を集めてきた都留裕幸が、楽器の仕組みや構造の工夫、そしてベールに包まれたその仕事をお話します。前後の公演とあわせて聞けば、オルガンへの理解が一層深まります。
【出演】都留裕幸(オルガン・ビルダー) ほか
【チケット料金】自由席1,000円
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公演3 「ヴァンサン・デュボワ オルガン・リサイタル
名工カヴァイエ=コルがもたらしたフランスオルガン作品の軌跡」
15:30開演(15:00開場/16:40終演予定) 大ホール
パリ・ノートルダム大聖堂のオルガニスト ヴァンサン・デュボワが来日!世界最大規模を誇るサントリーホールのオルガンによるソロコンサートを開催します。
現在、ノートルダム大聖堂の「正オルガニスト」に任命されている奏者はデュボワを含めてわずか4名のみ。彼がサントリーホールでソロコンサートを開催するのも初めての企画です。今回のコンサートでは、19世紀フランスで数々のオルガンを製作し、その絶大な影響から「シンフォニック・オルガン」と呼ばれる新たな音楽ジャンルを生み出した名オルガン製作者カヴァイエ=コル(1811-1899)をテーマに据えてプログラムを選定。豊かな発展を遂げたフランスオルガン作品の軌跡を辿ります。総数5,898本ものパイプからなる巨大なオルガンが鳴り響く時間をたっぷりとお楽しみください。
>プログラム・ノートはこちら(PDF)
文:中村ひろ子(プロデューサー/翻訳者)
鳴り響くノートルダムの大オルガン!特別演奏動画
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【出演】ヴァンサン・デュボワ(オルガン)
【曲目】
ヴィドール:オルガン交響曲第5番 ヘ短調 作品42-1 より 第1楽章
フランク:『3つの小品』より 第2曲「カンタービレ」
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第6番 ロ短調 作品59 より 第5楽章
サン=サーンス(ルメア 編曲):『死の舞踏』作品40
ラヴェル(デュボワ 編曲):『クープランの墓』より「リゴードン」「メヌエット」「トッカータ」
デュプレ:『エヴォカシオン』作品37 より 第3楽章
ヴァンサン・デュボワ:即興演奏「サルヴェ・レジーナ」
【チケット料金(全席指定)】S席4,500円 A席3,500円
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公演4 オルガン・ステージリーディング『モーツァルト!』
18:30開演(18:00開場/19:40終演予定) 大ホール
これまでに『オペラ座の怪人』『ベルサイユのばら』『エリザベート』を取りあげ好評を博した〈オルガン・ステージリーディング〉の第4弾!今回は、世界中で愛され続けるミュージカル『モーツァルト!』をセレクトし、オルガンと朗読でお届けします。
”神童”と呼ばれた天才作曲家モーツァルトが、妻コンスタンツェや父レオポルトと織りなす人間ドラマを描いた本作は、2002年の日本初演以来多くのファンを魅了し、2024年には帝国劇場のクロージングラインナップ作品としても上演された話題作です。
高い音楽性と重層的な作劇が魅力の本作から、名ナンバーをオルガンに編曲。国内外での活躍目覚ましい石川゠マンジョル優歌が演奏し、朗読には大人気俳優の城田優と、ミュージカルではコンスタンツェ役を演じた木下晴香が登場します。さらに、城田優は全体監修も手掛け、全く新しい形のオルガン公演を作り出します。
クラシックファンにもミュージカルファンにもおすすめしたい、サントリーホールならではの特別企画。音楽と物語が響き合うひとときを、どうぞお見逃しなく!
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【出演】
石川゠マンジョル優歌(オルガン)、城田 優(朗読)、木下晴香(朗読)
【スタッフ】
ミヒャエル・クンツェ(原作)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・オーケストレーション)
城田 優(監修)、坂本日菜(オルガン編曲)、田中麻衣子(朗読台本)
【曲目】
リーヴァイ(坂本日菜 編曲):ミュージカル『モーツァルト!』より
奇跡の子、僕こそ音楽(ミュージック)、星から降る金
オペラ『魔笛』より 序曲、夜の女王のアリア(W.A.モーツァルト作曲・抜粋)
ほか
>全曲目リストはこちら(7月31日(木)全曲目公開!)
※歌唱はございません。
【チケット料金(全席指定)】S席7,500円 A席5,500円
【オリジナル・プロダクション】ウィーン劇場協会
【協力】東宝株式会社
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公演5 「松井秀太郎カルテット~ハモンド・オルガンの魅力-ポジティフオルガンの新境地」
20:00開演(19:00開場/21:10終演) ブルーローズ(小ホール)
主にジャズの世界で親しまれている「ハモンド・オルガン」と、サントリーホールの「ポジティフオルガン」(小型オルガン)を駆使したジャズ・ライブ。松井秀太郎カルテットがここでしか聞けないオンリーワンのプログラムで贈る、一夜限りの特別なジャズ・ライブをご堪能ください。
【出演】
松井秀太郎カルテット
松井秀太郎(トランペット)、壷阪健登(ハモンド・オルガン/ポジティフオルガン)、浅利史花(ギター)、きたいくにと(ドラム)
【曲目】
ピーターソン:「自由への賛歌」
松井秀太郎:サントリーウイスキー『響』をモチーフにした新作(世界初演)
松井秀太郎:『Blue Rose』
ほか
【チケット料金(全席指定)】指定席7,000円 サイドビュー席5,000円
【制作協力】エイベックス・クラシックス
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リハーサル映像公開♪アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」(オルガン:勝山雅世)/公演1 オルガンで奏でる名曲たち~英国音楽作品集
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ノートルダム大聖堂オルガニスト ヴァンサン・デュボワよりメッセージ/公演3 ヴァンサン・デュボワ オルガン・リサイタル
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石川゠マンジョル優歌(オルガン) メッセージ&リハーサル映像/公演4「オルガン・ステージリーディング『モーツァルト!』」
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城田優(朗読・監修) メッセージ/公演4「オルガン・ステージリーディング『モーツァルト!』」
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木下晴香(朗読) メッセージ/公演4「オルガン・ステージリーディング『モーツァルト!』」