2025 WINNER

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BARTENDER

若林 将太 さん
Shota Wakabayashi
N-BAR
五大ウイスキーの個性を見事に調和させた『碧Ao』に、日本の春を告げる桜の香りと世界中の茶葉の彩りを重ねました。 鳳凰は古来より平和と繁栄の象徴であり、その声は吉報を告げるとされています。 『鳳鳴』が日本から世界中の人々の心へ、希望と祝福を鳴り響かせるカクテルとなることを願っています。 今回、“あなたの一杯には、誰かの人生を変える力がきっとある”という『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』のワードに強く心惹かれ、 そんな一杯を創り上げたいという思いで参加させていただきました。 憧れから入ったバーテンダーの世界ですが、ずっと魅了され続けています。

COCKTAIL

鳳鳴
ホウメイ
RECIPE
  • SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」 30ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉桜 20ml
  • フレッシュレモンジュース 15ml
  • 自家製ワールドブレンデッドティーソーダ 70ml
  1. 1. 自家製ソーダ以外の材料をシェークし、氷を入れたグラスに注ぐ。
  2. 2. 自家製ソーダで満たし、軽くステアする。
  3. 3.〈奏〉桜をスプレーしたドライフラワーを飾る。
自家製ワールドブレンデッドティーソーダ RECIPE
・材料

アッサム 6g / ダージリンセカンドフラッシュ 3g / ラプサンスーチョン 1.5g / アイルランドブレックファースト 4g / カモミール 2g / 煎茶 3g / 柚子皮（ドライ) 0.5g / サントリー天然水 500ml / 和三盆 20g / 炭酸ガス

・作り方
  1. 1. 茶葉と柚子皮を全てブレンドする。
  2. 2. サントリー天然水を沸騰させ、直後の湯500mlを注ぎ、5分間抽出（やや濃いめ）。
  3. 3. 濾して粗熱を取り、冷却。
  4. 4. 和三盆を加え、溶かし混ぜる。
  5. 5. ガスを充填する。

EVENT REPORT

主役はすべてのバーテンダー。
伝統を継承し進化する、新時代のカクテルコンペティションへ。
欧米から根づき、独自の発展を遂げてきた日本のカクテル文化。その担い手を育成し、世界と未来へつなげていく――。
2025年10月28日（火）、「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」ファイナルが東京ポートシティ竹芝ポートホールで開催されました。
本アワードは、サントリーが1994年から30回にわたり開催してきた「サントリー ザ・カクテルアワード」を継承・進化させていくコンペティションとして、 “バーテンダーの魅力”によりフォーカスした名称・内容に刷新し、今年新たな一歩を踏み出しました。主役はすべてのバーテンダー。 全国約500名の応募から一次書類審査、セミファイナルを勝ち抜いた8名が記念すべき初代優勝をめざし、ファイナルの舞台に集結しました。
一人ひとりの個性が輝いた『創作カクテル審査』。
上位3名が2ndステージに進出。
「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」ファイナルでは、2段階のステージが用意されました。 1stステージは、「あなたが世界に伝えたい日本発のカクテル」をテーマとした『創作カクテル審査』。 ファイナリスト8名が一人ずつ登壇し、6分の制限時間で3杯の創作カクテルとプレゼンテーションに挑んでいきます。 プレゼンテーションの構成は自由で、カクテルの技術のみならず、発想力、言葉や所作で伝える力、ホスピタリティなど、バーテンダーとしての在り方が総合的に問われる勝負。 それぞれの個性と情熱が輝くなか、N-BARの若林将太さん、CocktailBar Hedonistの島直右さん、客船 飛鳥IIの土田勇人さんが上位3名に選ばれ、2ndステージへ進出しました。
審査中のステージの背景には、会場のフルデジタルスクリーンが活用され、 各ファイナリストが実際に勤務されているバーの空間を撮影した写真が使われました。 空間を通して、世界観を高め、見ている側にも没入感を与える演出です。
ファイナリストの創作カクテルを
直に楽しめる機会も。
1stステージの審査時間中には、ファイナリスト8名が披露したばかりの創作カクテルが会場隣接のロビーで振舞われ、グラスをとって飲み比べる方、撮影する方など、観覧された方々にも貴重な機会となりました。
『Yatte Minahare審査』では
お客さまに応じたホスピタリティに注目。
2ndステージ『Yatte Minahare審査』では、進出した3名がそれぞれ、お客さま役を迎えてのロールプレイングに挑戦。 普段の接客のように会話をしながら、その場に応じて「お客さまの心に寄り添うカクテル」を創作していただきます。 まず一人目、若林さんが迎えたお客さまは仕事で独立するという方。若林さんは、スタートの真っ白な状態をHAKU〈白〉で、福の訪れを梅酒で表し、独立への一歩を祝うカクテルを創作しました。 続いて島さんは、仕事で海外赴任をするお客さまに対し、国産米のウオツカHAKU〈白〉をベースに、KANADE〈奏〉(白桃)などを用い、日本らしさを堪能できるカクテルで新しい挑戦を応援。 三人目の土田さんは、恋人にプロポーズをする決意のお客さまに寄り添い、テキーラをベースとして桜のリキュールKANADE〈奏〉(桜)などを添えた華やかなカクテルを提案しました。 実際にバーを訪れている感覚とともに3名のパフォーマンスが終了。これまでの両ステージの評価を加味した最終審査に移ります。
クライマックスに向けてパーティタイム！
歴代アワード受賞カクテルも勢ぞろい。
審査発表と表彰式に向けた準備が始まり、会場内は立食パーティ仕様に。隣接のロビーにはサントリー製品のブランドブースが設けられ、カクテルアワード歴代受賞者の皆さんによってカクテルが振舞われました。
優勝は、若林将太さん。
祝福の拍手に包まれフィナーレへ。
パーティタイムの盛り上がりを受けて、ついに最終審査発表。 「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」、優勝の栄誉に輝いたのは若林将太さんでした。 名前が告げられ、万雷の拍手に包まれた若林さんは涙を浮かべて万感の表情。壇上にてトロフィーと花束、賞金50万円の目録が授与されました。 プレゼンターを務めたサントリー（株）執行役員 スピリッツ本部長の塚原大輔は、「皆さん素晴らしい戦いで感動しました。若林さんは1stステージ審査で高い評価を得て、見事優勝されました。 本当におめでとうございます」と祝福。昨年のアワード受賞者として審査員を務めた森﨑和哉氏が、「視覚的に日本の情緒を表現するだけでなく、四季の移ろいや感謝の気持ち、儚さ、おもてなしが込められた作品の数々でした」 と、素晴らしい作品が揃ったファイナルを総括し、大会は終了となりました。
バーテンダー アワード 2025
若林 将太 さん
Shota Wakabayashi
N-BAR（神奈川県）
これまでアワードには5年近く挑戦し、練習をたくさんしても結果が出なかったのですが、 “あなたの一杯には、誰かの人生を変える力がきっとある”というビジョンに感銘を受け、今回はお客さまを楽しませる気持ちを大切にして臨みました。 強者ぞろいのファイナリストの中で緊張しましたが、自分の伝えたいことはしっかり伝えられたと感じています。このような栄誉ある賞をいただきとても嬉しく思います。 バーテンダーとして心がけているのは、お客さまの気持ちを汲み取ること。「今日来てよかったな」と少しでも幸せを感じていただけるように、これからも日々精進を重ね、 バーテンダーとしての力を磨き、より多くのお客様に居心地の良い空間を提供していきます。
日本のカクテルバー文化を育み、
さらに世界へ、未来へ。
サントリーは、カクテルを貴重な洋酒文化のひとつとして育むことを目的に、1994年よりコンペティションを実施してきました。 その31回目を迎え、「サントリー ザ・バーテンダーアワード」へと大会を刷新した今回、ファイナルの舞台であらためて示されたものは、ジャパニーズバーテンディングの卓越した技術と、お客さまを思いやる心でした。 それはまさに、日本が誇るカクテルバー文化を、国や言葉を超えて世界中に広げ、未来につなげていく力。サントリーはこれからも、カクテルを生み出すバーテンダーの皆さまの挑戦を支え、日本のバー文化や洋酒文化の発展にいっそう真摯に取り組んでまいります。
ファイナリスト一覧
「サントリー ザ・バーテンダーアワード２０２５」ファイナリスト紹介
「あなたが世界に伝えたい日本発のカクテル」とは――。ファイナリストの皆さんに各々の想いを伺いました。
    2ndステージ出場者
  • 土田 勇人 さん
    客船 飛鳥Ⅱ（神奈川県）
    UCHIMIZU（ウチミズ）
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    私は客船のバーテンダーをしておりますので、お客さまから尋ねられたときに船で生まれたカクテルとして「ギムレット」をお奨めすることが多いです。お客さまに対して心がけていることは、お一人おひとりが違った気持ちでいらっしゃいますので、どなたの想いも損なわれないようにしつつ、一つの空間として成立させること。その中心にバーテンダーやカクテルが在るようにと考えています。
  • 島 直右 さん
    Cocktail Bar Hedonist（大阪府）
    Shiki（シキ）
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    「Shiki（シキ）」は、世界に届けたいカクテルなので、日本を訪れてみたい、あるいは訪れる機会がない海外の方にぜひ飲んでいただきたいと思います。毎日の営業のなかで忙しい瞬間が訪れ、チームワークで団結しながらお客さまと幸せな空間を共有させていただけた時に一番、バーテンダーとしてのやりがいを感じます。
    1stステージ出場者
  • 小坂 駿 さん
    Quarter Room（東京都）
    Inherited Fizz（インヘリテッドフィズ）
    詳細はこちら
    得意なスタンダードカクテルは「ホワイトレディ」。バーテンダーになって最初に一番練習したカクテルです。バーテンダーとして一番影響を受けたことは、お客さまとのふれあいや大会への出場、著名な方々との交流などを通じて毎年更新されています。
  • 浅野 陽亮 さん
    The Ritz-Carlton, Kyoto The Bar（京都府）
    徳の雫（トクノシズク）
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    カクテルをつくる時は、お客さまの要望に応えられるかどうかを意識し、味わいを調整するように気をつけています。私はもともとビールくらいしかお酒を飲んでいなかったのですが、お客さまとの距離感を含めてバーの空間そのものに魅力を感じ、バーテンダーになるきっかけとなりました。
  • 山下 和輝 さん
    Grace Note（京都府）
    MUSUBI～結び～（ムスビ）
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    私のお店では海外からのお客さまも多いので、日本ならではの「おむすび」という世界でも流行りつつある食べ物のストーリーを込めて、MUSUBI～結び～（ムスビ）を説明させていただいています。今回大きな舞台に立たせていただいたなかで、このカクテルを飲んでいただいたお客さまから応援の言葉をいただいたことが本当に嬉しく、勇気にもつながりました。
  • 常岡 大祐 さん
    alcobareno（大阪府）
    Silent Note（サイレントノート）
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    こちらのカクテルは、日本の方には古くから慣れ親しんだ自然や文化を思い浮かべながら、日本の素晴らしさを愉しんでいただきたいと思います。そして海外の方には、まだ見ぬ日本の美しい情景や文化をお伝えするような場面で飲んでいただければと思います。バーテンダーとして嬉しかったことは、私が勤めているバーでお客さま同士が出会い、結婚されて家庭を育まれていること。そういう場面はとても嬉しく感じます。
  • 古瀬 則彦 さん
    Zentis Osaka UPSTAIRZ（大阪府）
    時環（トキワ）
    詳細はこちら
    四季がない国の方々にもこのカクテルを飲んでいただき、日本の良さを知っていただけたらと思います。バーテンダーのやりがいは、日々、接客をさせていただいている時に感じています。

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COCKTAIL

UCHIMIZU
ウチミズ
RECIPE
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 45ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉白桃 15ml
  • サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉リッチアンバー 1tsp
  • 松竹スパークリングウォーター 60ml
  1. 1. 松竹スパークリングウォーター以外の材料をボストンシェーカーでシェークし、シノワで濾しながらグラスに注ぐ。
  2. 2. 松竹スパークリングウォーターを注ぎ、氷を１粒入れる。
  3. 3. レモンオイルを表面に振りかけ、レモンピールを氷の上に乗せる。
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COCKTAIL

Shiki
シキ
RECIPE
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 25ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉柚子 5ml
  • 玉露アロマコーディアル 30ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉桜 2spray
  • 赤山椒オイル 1dash
  1. 1. 〈奏〉桜、赤山椒オイル以外の材料をステアし、グラスに注ぐ。
  2. 2. 〈奏〉桜をスプレーし、赤山椒オイルを浮かべる。
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COCKTAIL

Inherited Fizz
インヘリテッドフィズ
RECIPE
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 25ml
  • イダルゴペドロヒメネスシェリー 10ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉桜 7.5ml
  • プレーンヨーグルト 30g
  • フレッシュライムジュース 5ml
  • ソニック 50ml
  1. 1. ソニック以外の材料をシェーカーに入れ、ソニックをグラスに注ぐ。
  2. 2. シェークしてシノワで濾しながらグラスに注ぎ、氷で満たす。
  3. 3. ライムピールを振りかけ、飾る。
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COCKTAIL

徳の雫
トクノシズク
RECIPE
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 30ml
  • 福寿園の碾茶とベルガモットのコーディアル 45ml
  • アーモンドシロップ 5ml
  • ラフロイグ 10年 2.5ml
  • 抹茶 少々
  1. 1. 全ての材料をボストンシェーカーでシェークし、シノワで濾しながらグラスに注ぐ。
  2. 2. 氷を１粒入れ、その上に抹茶を振りかける。
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COCKTAIL

MUSUBI～結び～
ムスビ
RECIPE
  • サントリージャパニーズクラフトウオツカHAKU〈白〉 30ml
  • サントリー天然水 30ml
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 5ml
  • 海苔胡麻シロップ 10ml
  • 塩水 2spray
  • エルダーフラワーリキュール 3dash
  • レモングラスの芳香蒸留水 1spray
  1. 1. レモングラスの芳香蒸留水以外の材料を入れて、スローイングする。
  2. 2. グラスに注ぎ、レモングラスの芳香蒸留水をスプレーする。
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COCKTAIL

Silent Note
サイレントノート
RECIPE
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉柚子 20ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉白桃 20ml
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 10ml
  • 黒文字サワーミックス 20ml
  • サントリー本格焼酎 大隅 OSUMI〈芋〉 10ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉抹茶 5ml
  • サントリー天然水 10ml
  1. 1. 〈奏〉柚子・白桃、ROKU、黒文字サワーミックスをシェークし、グラスに注ぐ。
  2. 2. 黒文字の枝を飾る。
  3. 3. 大隅 〈芋〉、〈奏〉抹茶、サントリー天然水をステアし、特製水割りを作る。
  4. 4. 黒文字の枝に沿って特製水割りをフロートする。
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COCKTAIL

時環
トキワ
RECIPE
  • サントリージャパニーズクラフトジンROKU〈六〉 30ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉抹茶 15ml
  • サントリーリキュールKANÁDE〈奏〉白桃 5ml
  • 麹スウィート＆サワーミックス 20ml
  • 京番茶フォーム 15ml
  1. 1. 全ての材料をシェイカーに入れハンドブレンダーで撹拌後、シェークする。
  2. 2. シノワで濾しながらグラスに注ぎ、京番茶を浮かべる。
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サントリー ザ・バーテンダーアワード 2025
ファイナルレポート公開
この度は、サントリー ザ・バーテンダーアワード 2025への
多数のご応募ありがとうございました。

10/28(火)に行われたファイナルの詳細レポート
をお届けいたします。

下記より、当日の様子をご覧ください。
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