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第35回 芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会(第33回受賞 向井 航新作初演&第35回候補作品演奏・公開選考)

写真:芥川也寸志

「芥川也寸志サントリー作曲賞」は、戦後の日本を代表する作曲家、芥川也寸志(1925〜89)の功績を記念して創設されました。本公演では2年前の受賞作曲家・向井 航の新作世界初演と、今年のノミネート作品の演奏および公開審査を行います。明日を担う日本人作曲家の登竜門として、まさに日本の「音楽の現代(いま)」を体感できるチャンスです。さらに今年は芥川の生誕100年を記念し、作曲コンクールで特賞となった芥川の出世作『交響管弦楽のための音楽』の演奏もあわせて行います。

サマーフェスティバル 2025 トップページへ戻る

第35回
芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会

8/30

(土)

15:00開演

(14:20開場)

大ホール

プログラム・ノート(482KB)

  • 芥川也寸志(1925~89)


    『交響管弦楽のための音楽』(1950)

    Yasushi Akutagawa: Musica per Orchestra Sinfonica

第33回
芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念
サントリー芸術財団委嘱作品

  • 向井 航(1993~ )


    『クィーン』ユーフォニアム、エレキギター、女声アンサンブルと大オーケストラのための(オルガン付き)(2025)世界初演

    Wataru Mukai: QUEEN for Euphonium, Electric Guitar, Female Voice Ensemble and Large Orchestra (with Organ) [World Premiere, commissioned by Suntory Foundation for the Arts]

    • ユーフォニアム: 佐藤采香 エレキギター: 藤元高輝
      女声アンサンブル:松島理紗、岡﨑陽香、浅野千尋、個々・マユミ・歌楽寿、庄司絵美

【向井 航、委嘱新作を語る】
パンクカルチャーから派生したサブカルチャーに「クィアコア」というムーブメントがある。1980年代半ばアメリカにて始まった社会/文化的運動で、クィアなパンクス達が、己の権利のため、そして、あらゆる差別に反対するため、声を上げた。前作の『ダンシング・クィア』でもクィアのために戦う様々な人々の声を取り上げたが、今作『クィーン』では声を、よりパンクに、そしてよりクィアに扱おうと考えた。もう一つのテーマには、ヘンツェやルーセルを始め、多くの作曲家が扱ったギリシャ神話『バッコス』を選んだ。バッコスの信女に見立てた女声アンサンブルが、クィアでパンクな饗宴をシアトリカルに、この日限りでサントリーホールに出現させる。

[向井 航]

作品紹介動画

︎Ayane Shindo向井 航

休憩 intermission

第35回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品(演奏順)

  • 松本淳一(1973~ )


    『空間刺繍ソサエティ』(2024)

    Junichi Matsumoto: The Society of Space-Embroidery for Orchestra

【作品の特徴】
ホールステージ目一杯に音楽家達が編み物を織りあげます。
 = 空間に 音を 視る =  THE「空間刺繍」!!!!

作品紹介動画

︎Aya Sunahara松本淳一
  • 廣庭賢里(2000~ )

    『The silent girl(s)』ピアノと室内オーケストラのための(2024)

    Satori Hironiwa: The silent girl(s) for Piano and Chamber Orchestra

    • ピアノ:天野由唯 アシスタント:鈴木彩葉

【作品の特徴】
本作ではピアニストを少女に、アンサンブルを少女の周りの環境に見立てている。1人の人間の内面の変化を表現するために、少女を2人で演じる。

作品紹介動画

廣庭賢里

休憩 intermission

  • 斎藤拓真(1992~ )


    『アンティゴネーとクレオン』
    ソプラノ、アンサンブル、エレクトロニクスのための(2024)

    Takuma Saito: Antigone et Créon for Soprano, Ensemble and Electronics

    • ソプラノ:薬師寺典子 エレクトロニクス:今井慎太郎

【作品の特徴】
AIを活用した古代悲劇の現代化。テクノロジーの進化とともに人類は進歩を果たせるのか。

作品紹介動画

斎藤拓真
  • 指揮:杉山洋一
  • 新日本フィルハーモニー交響楽団

候補作品演奏の後、公開選考会
(司会:長木誠司)

選考委員(50音順):
伊左治 直、小出稚子、安良岡章夫

協力:
(一社)日本作曲家協議会/
(一社)日本音楽著作権協会/
(特非)日本現代音楽協会

候補作品応援企画 非公式開催!

SFA総選挙
~あなたの清き、耳の一票を

恒例となった、聴衆による投票「SFA(S=サマー、F=フェスティバル、A=芥川)総選挙」を、今年も行います。
この選考演奏会を会場で聴いて、気に入った曲に投票してください。
観客による総選挙の結果は、作曲賞決定直後に発表し、ロビーに掲示します。
(写真は昨年の総選挙の結果)

■料金

  • 指定席 
    前売一般 3,000円/U25席 1,500円
  • 指定席 
    当日窓口一般 3,500円/U25席 2,000円
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: 5月7日(水)10:00〜9日(金)
一般発売: 5月10日(土)10:00〜

※先行期間中は窓口での販売はございません。

※前売券は、公演当日の正午までWEBで購入いただけます。

メディア掲載情報

Mikiki

芥川也寸志 生誕100年――サントリーホール サマーフェスティバルを前にその功績を振り返る
新作の世界初演を控えた向井航のコメントも

CINRA

坂東祐大、山根明季子……いま、現代音楽が面白い。アニメやクィアもテーマにする気鋭作曲家たちを紹介

ONTOMO

クィア×現代音楽×パンク――作曲家・向井 航が挑む"音楽の境界線"

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チケットに関するお問い合わせ

サントリーホールチケットセンター

0570-55-0017

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