1925年、芥川龍之介の三男として東京で生まれた。1945年東京音楽学校作曲科首席卒業。1949年同研究科修了。作曲を橋本國彦、下総皖一、伊福部昭らに師事。
『交響管弦楽のための音楽』(1950)でNHK放送25周年記念管弦楽懸賞を得て本格的デビュー。1953年、團伊玖磨、黛敏郎と作曲グループ3人の会を結成。『交響曲第1番』(54/55)『エローラ交響曲』(58)を発表。54年当時、日本と国交がなかったソ連に密入国して、ショスタコーヴィチやハチャトゥリアンと会見して日露音楽の架け橋となった。代表作『弦楽のためのトリプティーク』(53)はニューヨーク・フィルで初演、56年にソ連で楽譜出版、ワルシャワ青年音楽賞を受賞。TVオペラ『ヒロシマのオルフェ』(67)はザルツブルク・オペラコンクール審査員特別賞受賞。国内外で評価を受けた。
バレエ、放送、映画の音楽作曲も多く、バレエ『蜘蛛の糸』(1968)、大河ドラマ「赤穂浪士」(64)、「八甲田山」(77)は独立した楽曲として再演を重ねている。
生涯徹底されたオスティナート技法による創作は『チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート』(69)『オルガンとオーケストラのための響』(1986)など多彩な成果を残した。
作曲家、パフォーマー。『ダンシング・クィア』で第33回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。その他主な受賞歴に、第8回クロアチア国際作曲コンクール優勝、メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクール独連邦大統領賞、第86回日本音楽コンクール作曲部門第2位および岩谷賞など。宗次徳二海外派遣奨学生、ローム ミュージック ファンデーション奨学生。東京藝術大学音楽学部作曲科を首席卒業後、独マンハイム音楽大学を最優秀の成績で卒業。ABPU博士課程を経て、現在、東京藝術大学美術研究科博士後期課程在籍中。
1992年4月22日横浜市生まれ。2015年、上智大学フランス語学科卒業。19年、パリ国立高等音楽院作曲科入学。24年、作曲科第二課程を首席で卒業。同年、フランス芸術アカデミーによりマルモッタン邸の24/25年度のレジデンスアーティストに選出される。
2000年5月22日、徳島県生まれ。国立音楽大学附属高等学校ピアノ専攻を経て東京藝術大学音楽学部作曲科を首席で卒業。現在、同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻作曲研究分野2年在学中。これまでに作曲を大久保みどり、愛澤伯友、野平一郎、金子仁美に師事。
1973年北海道生まれ。国立音楽大学作曲学科卒業。第93回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第33回芥川也寸志サントリー作曲賞ノミネート、第91回日本音楽コンクール作曲部門第2位、2011エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門ファイナリスト賞、第37回日本アカデミー賞優秀音楽賞。
1969年東京都生まれ。指揮者、作曲家。桐朋学園大学作曲専攻卒業。広範にわたる精力的な指揮活動、作曲活動が同時代音楽界に欠くべからざる存在として評価され、第68回(2017年)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第74回(23年度)同大臣賞受賞。サンマリノ共和国聖アガタ騎士勲章受勲。ミラノ・ムジカ、ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ、国内外より多くの作曲委嘱を受ける。作曲家として「東京現音計画#01~イタリア特集」で第13回佐治敬三賞、第2回(16年)一柳慧コンテンポラリー賞を受賞。指揮者として第22回(23年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。ミラノ市立クラウディオ・アバド音楽院教授。
ユーフォニアム奏者。東京藝術大学、同大学大学院およびスイスのベルン芸術大学スペシャライズドソリスト修士課程修了。2015年日本管打楽器コンクール、18年フィンランドのリエクサ国際コンクール優勝。桐朋学園大学特任講師。ぱんだウインドオーケストラ、Ueno Bass Clef、デュオ「百采」各メンバー。スイス・ウィルソン社の自身のシグネチャーモデル Willson TA2950UKAS-L(Ayaka Satoモデル)を使用。ユーフォニアムの新たなレパートリーの開拓のため、作曲家への新作委嘱など意欲的な活動を展開している。
3 歳より父からギターの手ほどきを受ける。これまでに村治昇、新井伴典、荘村清志、江間常夫に師事。同時に国内外のギタリストのマスタークラスを多数受講。東京国際ギターコンクール第1位(2011)、ドイツのコブレンツ国際ギターコンクール首席2位(18)、第8回ハインスベルク国際ギターコンクール(19)第1位など、国内外で受賞歴多数。作曲を塩崎美幸、植田彰、伊左治直に師事。指揮を本多優之に師事。趣味は囲碁。
ケルン在住。ウィーン・フィル・サマーアカデミー『ドン・ジョヴァンニ』(ドンナ・アンナ)がオーストリア音楽劇場賞の最優秀若手プロダクション賞を受賞。これまでにペーテル・エトヴェシュ『Harakiri(ハラキリ)』、チマローザ『欺かれた陰謀』(復活初演)、向井航『THE MIRROR OF NOMORI(野守の鏡)』(初演)、シモーネ・カルディーニ『The crocodile』(初演)をいずれも主演。ケルン・アハトブリュッケン音楽祭、ドナウエッシンゲン音楽祭、東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C」出演。ドイツを拠点にさらに国際的な活躍が期待される。
桐朋学園大学声楽科首席卒業、桐朋学園大学修士課程声楽コース修了。東京二期会第67期マスタークラス修了(奨励賞、優秀賞)。第43回飯塚新人音楽コンクール声楽部門第3位入賞。向井航の新曲初演では2018年修士課程修了作品モノオペラ『Haruka』、23年向井航作曲個展「ドラァグの身体」東京公演に携わる。25年2月、「濱田芳通&アントネッロ モンテヴェルディ:オペラ『オルフェオ』」にてエウリディーチェ役を演じる。二期会会員。東京混声合唱団レジデントメンバー所属。
東京音楽大学声楽演奏家コースを首席卒業後、ニューイングランド音楽院にて音声教育学修士課程とオペラ・グラデュエート・ディプロマを修了。米国を拠点にオペラ、現代即興など幅広く活動し、ポートランド・オペラ『Shizue: An American Story』世界初演で主演を務めるほか、ボストン・リリック・オペラなどと共演。メトロポリタン・オペラ・ラフォン・コンクールにて2024年アイオワ地区優勝、25年中西部地域第2位を獲得。26年春にはマールボロ音楽祭ツアーに参加予定。
鈴鹿市出身。マリア・カラスの歌声を夢中で真似る高校時代を経て、国立音楽大学、東京藝術大学別科卒業。日生劇場『ヘンゼルとグレーテル』魔女役、同劇場60周年記念公演『午後の曳航』(三島由紀夫原作)2号役で出演。サントリーホールには濱田芳通(第53回サントリー音楽賞)主宰「アントネッロ」のオペラ『リナルド』魔法使い役で出演。また北とぴあ国際音楽祭の『ウリッセの帰還』(小野寺修二演出)でテノールとしてもオペラデビュー。女装ソプラノとして声楽におけるジェンダー概念に囚われない自由な表現を追求している。
東京都生まれ。東京藝術大学作曲科卒業。作曲家、ヨガインストラクター。TBSドラマ「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」サウンドトラック(作詞・ボーカル)、ポケモンKids TV「ピカチュウがいっぱい〜クリスマスバージョン〜」(編曲)、向井響 作曲個展「美少女革命:本朝廿四孝 奥庭狐火の段」(ボーカル・ラップ)、Podcast「アテクシの屍を越えてって♡」「アラサーゲイの吠えたいラジオ」番組テーマソング(作編曲)など。エストニアに1年、ジョージアに2ヶ月滞在。現在は帰国し、後進への指導の傍ら、歌や作詞曲などセルフプロデュースで楽曲をリリースしている。
東京藝術大学声楽科卒業後、ベルギーで学ぶ。ブリュッセル王立音楽院修士課程、ゲント王立音楽院上級修士課程現代音楽科修了。現代音楽アンサンブルIctusアカデミー修了。ヨーロッパでアルス・ムジカをはじめ数々の現代音楽祭に出演。近年では、サルヴァトーレ・シャリーノ作曲『一通の手紙と6つの唄』をシャリーノ招待演奏会で日本初演のほか、東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C」(バッハからコンテンポラリーへ)に出演。能謡とメリスマをテーマにしたプログラムで好評を博した。
コンピュータ音楽家。国立音楽大学およびIRCAMで学び、文化庁芸術家在外研修員としてドイツのZKMにて、またDAADベルリン客員芸術家としてベルリン工科大学にて研究および創作活動を行う。ムジカ・ノヴァ国際電子音楽コンクール第1位、ZKM国際電子音楽コンクール第1位などを受賞。2015年に作品集『動きの形象』を発表。近年はヒューマノイドロボットによる音楽実践に取り組んでいる。また、ブーレーズ『レポン』、マヌリ『ウェルプリペアド・ピアノ(第3ソナタ...)』など、大規模なライブコンピュータ・エレクトロニクス作品の上演を手がける。現在、国立音楽大学准教授および大阪芸術大学客員教授。
兵庫県宝塚市出身。兵庫県立西宮高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻エクリチュール研究分野修了。多岐にわたる作編曲を手掛け初演されているほか、ピアニスト・室内楽奏者として幅広く活動を行う。特に現代曲演奏に定評があり、これまでに多くの新曲初演に携わる。第15回現代音楽演奏コンクール“競楽XV”第2位。第23回ショパン国際ピアノコンクールinASIAコンチェルトB部門アジア大会金賞ならびにコンチェルト賞。第19回弘前桜の園作曲コンクール一般部門第2位。
2003年、埼玉県生まれ。お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。同大学より学生表彰を受ける。Co.山田うん24年度特待生。これまでに、伊東由里、内田香、伊藤キム、古家優里、中村蓉の振付作品に出演。24年ヨコハマダンスコレクション新人振付家部門ファイナリスト。NHK Eテレ「みいつけた!」公開収録やTファクトリー『不思議の国のマーヤ』に出演。全国の舞踊コンクール第1位など入賞多数。映像作品では、三池崇史の『26秒のカーニバル』にて銀賞(第2位)を受賞。
1972年、指揮者・小澤征爾、山本直純のもと自主運営のオーケストラとして創立。97年、すみだトリフォニーホールを本拠地とし、日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会のほか、地域に根ざした演奏活動も精力的に行い、街・ホール・オーケストラが一体となった音楽活動を行う。2023年4月より、佐渡裕が第5代音楽監督を務めている。
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