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インターンシップ2019 参加者の声

Internship 2019

温水タンクのオーバーフロー量の削減

木曽川工場

化学工学専攻 登尾さん

サントリーインターンシップ応募のきっかけ

私は化学工学を学んでおり、エンジニアとして働きたいと考えていたのですが、どのように生かせばよいか具体的なイメージがわきませんでした。そこで実際に現場が抱えている課題に向き合うことができ、問題解決に必要な能力、考え方から、現実的な改善案まで臨場感があり、幅広く具体的に学ぶことができるインターンシップが魅力的であったため応募しました。

実習テーマについて教えてください

私の課題は温水タンクのオーバーフロー量削減というテーマでした。お茶の抽出に温水を用いるのですが、工場ではお茶を抽出した液と水を熱交換し、その水を温水としてタンクに貯め、抽出に利用することで熱を再生していました。しかし、水の流量が抽出に必要な量を超えていたため、余った温水がオーバーフローしてしまい水、熱のロスとなっていました。よりオーバーフローを減らすように現状を測定し、改善案を考えました。

実習の中で苦労したことはなんですか?また、どう乗り越えることができましたか?

2週間という短い期間の中で結果をまとめることに最も苦労しました。現状を把握し、予測計算を行うために現場の流量、温度を測定したのですが、計算を行った時に測定値が足りず、1日に2回現場で測定を行うことになり時間のロスになりました。この経験から、測定が必要な値、プロセスの状態を把握し、不明な点があれば先輩社員の方に聞く、また計算シートをあらかじめ作っておくことで実験計画を細部まで確実に立てるようにしました。これにより、限られた時間内で効率よく作業を進めることができました。また、1日の終わりに明日やることを詳細に決めておくことでより効率よく課題を進めることができました。

インターンシップを通じて得られたもの・感じたことは何ですか?

私がインターンシップを通じて感じたことは2つあります。

1つ目は落とし込むべき結論の方向性が大学とは異なるということです。改善案や実験結果の評価を行うときに、会社では製品あたりの水、エネルギー、コストという状態まで落とし込むことで、どの工程においてコストがかかっているのかが一目でわかるようになり、またある改善案によって削減できる量、影響をわかりやすく定量的に評価できるところが、大学の研究とは異なっていると感じました。

2つ目はあらかじめ計画を立てておくことの重要性です。工場のプロセスは多くの工程に分かれており、測定したいデータをとれる時間は非常に限られていました。生産予定から測定時刻を確認し、それまでに必要な測定値の洗い出し、測定時の動き方等を決めるためには、前日から計画を立てていることが必要不可欠でした。私はサントリーインターンシップから、この2つを経験として得ることができました。

実習前と後とではどのような発見がありましたか?(仕事内容、業界イメージ、会社イメージなど)

安全に関して非常に気を付けているイメージを持ちました。普段から道路を渡る前の指差確認や、作業前の危険予測について全員で案を出しているところが印象に残っています。また明るく開放的で、質問に親切に答えて下さったことも印象に残っています。

これからインターンシップ参加を考えている方へのメッセージ

サントリーのインターンシップは実際に直面している課題を取り組むことができ、社員の方がされている業務を体験することができます。実際の現場を定量的なレベルまで測定し改善案を考え、検証するという体験は非常に貴重なものであったと思います。また実際に勤務している方と話すことができ、職場の雰囲気や勤務の流れをつかむことができました。実際の現場を体験してみたい方にはお勧めです。ぜひ参加してみてください。