アーティスト・インタビュー

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サントリーホールでオルガンZANMAI!
「珠玉のオルガンコンサート」「オルガン×オペラ座の怪人」「トークでもオルガンZANMAI!」

浦井健治 (ナビゲーター) インタビュー

飯田有抄 (クラシック音楽ファシリテーター)

    浦井健治
    浦井健治

浦井さんは、これまでにもサントリーホール 大ホールでの「成人の日コンサート」、ブルーローズ(小ホール)での「サロンコンサート」にご出演されています。サントリーホールの雰囲気や響きにはどのような印象をお持ちですか?

やはり、サントリーホール自体が芸術といいますか、例えばロビーを歩いていても、その足元から高貴な「音」が聴こえてきて、自分の姿勢が凛とするイメージがあります。その包み込まれるような空間に身を委ねますと、軽やかで幸せな気分になります。そしてそこに集うお客様の、純粋に作品や音楽を楽しむ温かな笑顔や佇まい。その全てが、芸術を愛する空間になっていると思います。

「ブルーローズ サロンコンサート」に語りとして出演(2008~10年)

浦井さんはミュージカルをはじめ多方面で活躍されていて、現在もミュージカル『ガイズ&ドールズ』に出演されています。(博多公演:7月16日~29日)
そんな浦井さんにとっての、クラシック音楽やオルガン音楽に対するイメージや思い出のエピソードなどがありましたら、お聞かせいただけますか?

ミュージカルをやっていると、オルガンを含めさまざまな楽器の音に触れる機会は増えます。しかし、クラシック音楽はやや敷居が高いのではと、身構える自分もかつてはいました。
その固定観念を取り除いてくださったのが、共演させていただいた俳優の故・藤木孝さんでした。共演当時にはオペラなどのDVDをいただいたり、クラシックの舞台作品がどれだけ素晴らしく、そしてどれだけ大衆のために歌手や指揮者が心を込めているかを教えてくださいました。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』 東京公演より
写真提供:東宝演劇部

名作ミュージカル「オペラ座の怪人」という作品について、どのような思いをお持ちでしょうか。

ファントムやラウルという魅力的な登場人物にあふれた作品で、俳優や歌手なら一度は演じたい役のオンパレードというイメージです。特にファントムは、複雑かつ繊細で、狂気も持ち合わせる表現が必要な、悲しみと愛を背負う役だと感じるので、演じる役者それぞれの魅力や人間力が、役に乗ると思います。

サントリーホールのオルガン

今回は、「オルガン×オペラ座の怪人」という初の試みで、浦井さんには朗読という形で物語を進行していただき、大木さんのオルガン演奏と共演されます。

アコースティックギターとの朗読共演のような経験があるので、今回は“オルガン”という楽器との朗読がとても楽しみです。大木さんの呼吸や表現の機微に乗りながら、オペラ座の怪人の世界をお客様にお届けできるよう努めます。

    大木麻理 ©Mari Kusakari

また、三浦はつみさんの「珠玉のオルガンコンサート」、そして6企画の最終公演となる「トークでもオルガン ZANMAI!」ではナビゲーター役としてご登場いただきます。

トークや案内役は光栄な役割ですが、今回はやはりお客様と同じ目線で、コンサートやオルガンという素晴らしい楽器を堪能しつつ、オルガンを楽しむという時間を皆さまと一緒に過ごしたいと思っています!

三浦はつみ ©平舘平

8月11日の「オルガンZANMAI!」は、浦井さんと一緒にサントリーホールのオルガンを存分に楽しめる、そして浦井さんの新たな魅力をきっと発見できる、またとない機会になりそうですね。ありがとうございました。
多くのお客様のご来場をお待ちしています。

  • サントリーホールでオルガンZANMAI! 浦井健治(ナビゲーター) メッセージ

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