サントリーホール Presents
古坂大魔王と行く! 奥深~いオルガンの世界 トーク&コンサート 第2回
1992年お笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。ピコ太郎プロデューサー。文部科学省・CCC大使、UNEPサステナビリティアクションアドバイザー。現在は、バラエティ番組をはじめ、コメンテーターとして情報番組への出演、世界のトップランナーと音楽、エンターテインメント等についてトークセッションを行うなど、幅広い分野で活躍中。
東京藝術大学卒業、同大学院修了。DAAD給費留学生として渡独。ヴュルツブルクおよびミュンヘン音楽大学にて教会音楽と現代音楽を学ぶ。2016年IONニュルンベルク国際オルガンコンクール優勝。以後20年まで、シュトゥットガルト-シュティフツ教会専属オルガニストを務めた。聖ヶ丘教会首席オルガニスト、アンサンブル室町芸術監督。
ソ連出身のソフィア・グバイドゥーリナ(1931~2025)が1976年に作曲したオルガンのための作品『光と闇』は、彼女が深く敬愛していたドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906~75)が亡くなった翌年に作曲された。小節線のない空間に響くスケールとクラスター(隣接音が重なり合う音の塊)という相反する2つの音楽要素の組み合わせは、あたかも光と闇そのものとまでは言わないが、水平と垂直の次元の間にひとつの解釈を見出すよう聴き手を誘っているようだ。
1998年に発表されたアルバム『BTTB』に収録された『Aqua』は、坂本龍一(1952~2023)が長女の美雨のために作曲したピアノのための楽曲であり、是枝裕和監督の映画『怪物』のテーマ曲としても広く知られている。穏やかな旋律はまるで讃美歌のようでもあり、祈りや祝福に満ちた作品。本日は大平によるオルガン・バージョンでお届けする。
権代敦彦(1965~ )作曲の『Vom Himmel hoch 〜高き天(ソラ)から〜』。"Vom Himmel hoch"のHimmelは、日本語で空(そら)。これを階名のソとラに読み替え、高き空からソとラの音を降らせ続け、空間を埋め尽くしていく。そこにはドレミファソラシドの階名の由来となった「聖ヨハネ賛歌」のソとラの段に加えて、"Vom Himmel hoch"のコラールも聞こえてくる。
光と闇による混沌は、やがて水により浄化され、空からは祝福の音色が降り注ぐ。
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