主催公演

サントリーホール開館40周年記念
ホール・オペラ®
タン・ドゥン:『TEA ~茶は魂の鏡~』
(全3幕・日本語&英語字幕付)

サントリーホールが委嘱し、今世紀のオペラの中では圧倒的な再演回数を誇る、国際的作曲家タン・ドゥンの代表作『TEA ~茶は魂の鏡~』。2002年の世界初演以来、ヨーロッパ、アメリカ、中国など世界各地で上演され、「茶」をテーマとしたオペラから紡ぎ出される普遍的な「愛」のドラマと音楽は、高い人気を博してきました。
タン・ドゥンが絶大な信頼を寄せる気鋭の若手キャストと、中国を代表する映画監督・舞台演出家のシャーウッド・フーによる新プロダクションで、満を持してお届けするサントリーホールでの再々演をどうぞお見逃しなく!

【TEA ~茶は魂の鏡~ あらすじ】
第1幕 水、火

第1場
9世紀の京都の古寺。高僧、聖嚮が空の茶碗で茶を飲み、僧侶たちに昔語りをはじめる。若き聖嚮は日本の皇子として、中国(唐)の都、長安を訪れていた。それは、心を通わせる皇女、蘭との結婚の約束を果たすためであった。

第2場
長安の宮廷では、皇帝の前で皇女の蘭とその弟である皇子が影絵芝居『猿王』を見せている。仲睦まじい親子。そこに聖嚮が現われる。皇子は蘭への想いのあまり聖嚮への憎悪をあらわにする。そこに、ペルシャの王子から、皇子の所有する『茶経』を馬千頭と交換したいとの申し出が伝えられる。しかし、この『茶経』は偽物と聖嚮は見破る。落胆する皇帝。激しくやり合う皇子と聖嚮。聖嚮は『茶経』の著者である茶聖、陸羽に真実を語らせようと、皇子と生死を賭ける。悲嘆にくれる蘭。

第2幕 紙

聖嚮と蘭は『茶経』を求めて南方への長い旅に出る。旅の途中、蘭は空の茶碗で茶を飲む。「色を聞き、香りに触れ、音を見、本質を味わう」。蘭は聖嚮に古代の中国王の話を聞かせる。若返りの茶の葉の湯につかる王と侍女との官能的な愛の世界が影絵で映し出され、いにしえの愛に導かれた聖嚮と蘭もまた愛を交わす。

第3幕 陶器、石

陸羽の娘、陸が儀礼にしたがって茶を点てている。訪れた聖嚮たちに陸は、父の逝去を告げ、茶をすすめる。聖嚮は空の茶碗で茶をいただき、『茶経』を悪の手に渡さないことが自分の使命と語る。弟は悪かと問いただす蘭。心が離れていく聖嚮と蘭に、陸は、ふたりの愛のため、『茶経』を世に広めるため聖嚮に渡そうと話す。そこに現れた皇子が『茶経』をわがものにしようと剣をかまえる。闘いを止めようと二人の刃の間に入った蘭は、弟の剣を受け息絶える。「死のなかで生きるか、生のために死ぬのか」。陸は聖嚮と皇子に問う。死を覚悟して聖嚮に剣を渡す皇子。しかし、聖嚮はその剣で髪を切り、現世を捨てるのだった。

時は移り、再び9世紀の京都の古寺。高僧、聖嚮は空の茶碗で茶を味わう。僧侶たちは歌う。「碗 空なれど 香り漂い 影 消え去りとて 夢ふくらむ」。聖嚮は呟く。「茶は魂の鏡なり」。

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