主催公演

カーネギーホール&サントリーホール パートナーシップ・プログラム

ジャナンドレア・ノセダ指揮
カーネギーホール ナショナル・ユースオーケストラUSA

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“音楽の殿堂”カーネギーホールが主宰する世界最高峰のユースオーケストラ「ナショナル・ユースオーケストラUSA」(NYO-USA)が初来日!全米から選抜された若き精鋭たちが、ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、レイ・チェン(ヴァイオリン)といった世界的アーティストと奏でる、C. サイモン、メンデルスゾーン、ラフマニノフの情熱的な響き。NYO-USAのメンバーと同世代の方向け、特別価格のU19席(19歳以下対象)もご用意♪

【日時】
2025年7月26日(土) 17:00開演(16:20開場)

【出演】
指揮:ジャナンドレア・ノセダ
ヴァイオリン:レイ・チェン
ナショナル・ユースオーケストラUSA

【曲目】
C. サイモン:祝典ファンファーレと序曲
(ボストン交響楽団・カーネギーホール共同委嘱作品)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
(ヴァイオリン:レイ・チェン)
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27

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ナショナル・ユースオーケストラUSAとは?

アートの中心地ニューヨークで、毎夏ひときわ注目を集めるオーケストラがある。“音楽の殿堂”カーネギーホールが誇る世界最高峰のユースオーケストラ、ナショナル・ユースオーケストラUSA(NYO-USA)。メンバーは全米から集まった16~19歳の“音楽家”たち。ハイレベルかつ高倍率のオーディションを勝ち抜いた彼らは、さらに約2週間、“アメリカBIG 5”をはじめとするプロオーケストラの奏者からレッスンを受ける密度の高いレジデンシープログラムを経てカーネギーホールの舞台に立つ。その演奏は技術的に優れているだけでなく、音楽を奏でる喜びと熱意にあふれ、聴衆のみならずこれまで共演した多くの世界的音楽家たちの心をも満たしてきた
2025年、そのNYO-USAがサントリーホールとカーネギーホールとのパートナーシッププログラムとして、ついに来日を果たす。指揮には、カーネギーホールが長年ラブコールを送りついに共演を果たすジャナンドレア・ノセダが、ソリストには新時代のヴァイオリニスト、レイ・チェンが登場。サントリーホールで紡がれる音楽家たちの演奏は、きっと日本の聴衆にも音楽の喜びを、そして次代に向かう新たなエネルギーを感じさせてくれるに違いない。

<ハフポスト日本版 インタビュー記事>
カーネギーホール総支配人兼芸術監督 クライブ・ギリンソン

全米から選抜された若き精鋭による情熱の響き。音楽を通した次世代との未来の共創ともいえる取り組みについて、カーネギーホール総支配人兼芸術監督、クライブ・ギリンソン氏に聞いた。
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カーネギーホールが見据える、音楽と次世代育成とは

NYO‒USA設立のきっかけは、16歳から3年間、英国のナショナル・ユースオーケストラに所属した経験を持つギリンソン氏の、ユースオーケストラに対する熱い思いであったという。マネージメントに自身のキャリアを移す前、ギリンソン氏はチェリストとしてロンドン交響楽団などで活躍した経歴を持つ。そんな氏にとって、ティーンエイジャーの時期にユースオーケストラで英国中の優れた若い同年代の奏者と演奏し、対話し、関わった刺激的な日々は、後の人生の価値観に大きな影響を与える、生涯忘れられない経験であったという。
[続きを読む](ハフポスト日本版)

©Chris Lee
©Chris Lee
クライブ・ギリンソン
(カーネギーホール総支配人兼芸術監督)

出演者プロフィール

■指揮:ジャナンドレア・ノセダ Gianandrea Noseda, Conductor
ジャナンドレア・ノセダは、同世代の指揮者の中でも先頭に立つ一人として広く認められている。2016年1月にワシントン・ナショナル交響楽団の第7代音楽監督に指名された。その他、ロンドン交響楽団とイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、カダケス管弦楽団の首席指揮者、イタリアのストレーザ音楽祭の芸術監督も務めている。また、21/22シーズンよりチューリッヒ歌劇場の音楽総監督に就任。ノセダは世界の主要なオペラ・ハウス及びオーケストラで頻繁にゲスト出演しており、その中にはメトロポリタン・オペラ、クリーヴランド管弦楽団、スカラ座、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、NHK 交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロイヤル・オペラ・ハウス、ウィーン交響楽団、チューリヒ・オペラが含まれる。15年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と初共演し、また同年のザルツブルク音楽祭にもデビュー。ミラノ生まれ。イタリアの芸術界に対する貢献により、イタリア共和国功労勲章《カヴァリエーレ・ウッフィチャーレ》を授与されている。16年国際オペラ賞の「今年の指揮者」受賞。同年ストックホルムにおいてノーベル賞コンサートを指揮する名誉を受けた。

©Tony Hitchcock

■ヴァイオリン:レイ・チェン Ray Chen, Violin
21世紀のクラシック音楽家の定義を変えるヴァイオリニスト。現代テクノロジーによる新しい機会を活用し、ソーシャル・メディアに登場することで、アーティストとファンとの新たな関わり方を示す先駆者となっている。台湾に生まれ、オーストラリアで育つ。15歳でカーティス音楽院へ入学。2008年ユーディ・メニューイン国際コンクールと09年エリザベート王妃国際コンクールでの優勝をきっかけに、注目を浴び始め、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オーストラリアでキャリアを築いている。17年にデッカ・クラシックスと専属契約。これまでに、ロンドン響、ゲヴァントハウス管、ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、サンフランシスコ響等と共演。また、シャイー、V. ユロフスキ、M. ホーネック、K. ペトレンコなどの指揮者と共演している。12年から15年まで、ドルトムント・コンツェルトハウスのレジデントを務め、17/18シーズンは、ベルリン放送交響楽団の「アーティスト・フォーカス」の一人となった。音楽教育に対しても非常に献身的で、音楽とコメディーを組み合わせたビデオ・シリーズを自ら作製し、音楽を志す学生たちの教育に役立てている。

©Decca Records 2024

■管弦楽:ナショナル・ユースオーケストラUSA National Youth Orchestra of the United States of America, Orchestra
毎年夏、カーネギーホールのワイル・ミュージック・インスティテュートは、ナショナル・ユースオーケストラ(NYO-USA)を結成し、カーネギーホールでの演奏のみならず、世界の主要な音楽都市を巡るツアーを実施。奏者たちはアメリカの音楽大使として活躍すると同時に、訪れた先の音楽家たちとの交流を通じて文化の豊かさを経験している。その演奏は「活力と自信に満ちあふれている」とニューヨーク・タイムズ紙に絶賛された。2013年の創設以来、M. オルソップ、E. アックス、J. ベル、D. ハーディングなど世界的に活躍する指揮者やアーティストと共演。またBBCプロムス、コンセルトヘボウ、ルツェルン音楽祭ほか多数の主要な音楽祭やホールに招かれている。NYO-USA は、カーネギーホールが有する3つのユースアンサンブルのひとつであり、ほかにNYO2、そしてNYOジャズがある。過去10年間で1,000人を超える若い音楽家たちがこれら3つのアンサンブルで演奏し、独自の音楽コミュニティを形成している。これは、全米各地に存在する卓越した音楽の才能にスポットライトをあて、数えきれないほどの人生を変える貴重な機会となっている。

©Chris Lee
  • 全米から選抜された若き精鋭が初来日!カーネギーホールが主宰する世界最高峰のユースオーケストラ NYO-USA
    (サントリー公式YouTubeチャンネルより)

  • 【紹介動画】NYO-USA
    (Asahi Digital Solutions公式YouTubeチャンネルより)