主催公演

サントリーホール ジルヴェスター・コンサート 2024
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団

ジルヴェスター(大晦日)はウィーン音楽と『こうもり』で華やかに!

優雅なウィーンの調べと共に一年を締めくくるコンサート。ウィーンの大晦日には欠かすことのできないオペレッタ『こうもり』など、陽気で明るく優雅な名曲の数々をラインナップし、本場ウィーンの大晦日の雰囲気をたっぷりとお楽しみいただけます。指揮は欧州各地で活躍するフォルクスオーパーの首席客演指揮者アレクサンダー・ジョエル。ソプラノには、2020年に圧巻の歌唱を披露したシピーウェ・マッケンジーが再登場し、2016年の来日でも人気を博したズザボル・ブリックナー(テノール)と共演します。バレエ・アンサンブルSOVOPウィーンによる美しい舞踏も見どころです。2024年の締めくくりはサントリーホールで贅沢にお過ごしください。

♪公演情報
【日時】 2024年12月31日(火)14:00開演(13:20開場/16:00頃終演予定)
【会場】 大ホール
【出演】 シピーウェ・マッケンジー(ソプラノ)、ズザボル・ブリックナー(テノール)、アレクサンダー・ジョエル(指揮)、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団、バレエ・アンサンブルSOVOPウィーン

♪チケット情報
【料金】 ジルヴェスター・チケット(シャンパン付・S席良席ご鑑賞・150名様限定)16,000
S席14,000 A席12,000 B席10,000

2023年の公演より

正統派ウィーン音楽で、本場の雰囲気をサントリーホールに凝縮!

ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団ほか一流アーティストが奏でる本場の音楽で、サントリーホールが軽妙洒脱で華やかなウィーンのジルヴェスター(大晦日)に早変わり。コンサートの目玉は何といってもオペレッタ『こうもり』。大晦日のウィーンを舞台にした傑作喜劇から、わくわくするような序曲やシャンパンの泡のように心躍る「ぶどうの炎が燃え盛る中で」(シャンパンの歌)など、全4曲を演奏予定です。もちろんスッペ、レハール、ブラームスといったウィーンで大活躍の作曲家によるワルツやポルカもたっぷりと演奏。幸せと華やさでいっぱいの空気に包まれながら大晦日のマチネをお過ごしください。

♪演奏曲目全曲リストはこちら
ヨハン・シュトラウスⅡ世:オペレッタ『こうもり』より序曲ほか全4曲
スッペ:オペレッタ『ウィーンの朝・昼・晩』序曲
ヨハン・シュトラウスI世:『アンネン・ポルカ』作品137
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ト短調
レハール:ワルツ『金と銀』作品79
ヨハン・シュトラウスII世:ポルカ・シュネル『チクタク・ポルカ』作品365
ほか
※演奏順ではございません。また、曲目に変更がある場合がございますので、あらかじめご了承ください。

2023年の公演より

出演者からのメッセージ

コンサートを華やかに彩るのは、2020年に圧巻の歌唱を披露したシピーウェ・マッケンジー(ソプラノ)、欧州での活躍目覚ましいズザボル・ブリックナー(テノール)、そしてウィーン・フォルクスオーパーの首席客演指揮者アレクサンダー・ジョエル。3人のアーティストに公演へ向けた意気込みを語っていただきました。

◆アレクサンダー・ジョエル(指揮)
日本の素晴らしい聴衆の皆様へ。ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団と共に再び日本を訪れ、皆様に「私たちらしい音楽」をお届けできる日を心待ちにしています。いつも愛情深く、温かく歓迎してくださる日本の皆様には、毎回感動と感謝の気持ちでいっぱいです。日本公演を楽しみにしています。
>アレクサンダー・ジョエル(指揮)インタビュー全文はこちら

◆シピーウェ・マッケンジー(ソプラノ)
クラシック音楽を愛する日本の聴衆の皆様に感謝いたします。真摯に耳を傾け、気持ちを込めて演奏を聴いてくださる日本の方々に、いつも感謝しています。アーティストとして、私たちは演奏するステージからだけでなく、聴衆の皆様とともに織りなす空間からもエネルギーを感じます。今回の公演も非常に楽しみですし、素晴らしい芸術体験をお届けしたいです。私の中で、日本の聴衆の皆様は特別です。日本をまた訪れることができて、とても嬉しく思います。
>シピーウェ・マッケンジー(ソプラノ)インタビュー全文はこちら

◆ズザボル・ブリックナー(テノール)
日本へ初めて来たときは、秩序が守られ、人々は温かく、非常に美しい国だと思いました。どんな小さな場所にも木や花を植え美しい景観を生み出していることにも感銘を受けました。日本とウィーンは確かに遠く離れていますが、日本は常に西洋文化、中でも西洋音楽への関心が高い国です。互いの文化に触れ、理解を深める機会を持つのは素晴らしいことだと思います。ウィーンのオペレッタを最も正統に演奏するオーケストラであるウィーン・フォルクスオーパー交響楽団と共に日本の皆様にまたお目にかかるのを楽しみにしております。日本のお寿司を堪能するのも待ち切れません!

アレクサンダー・ジョエル
(左)シピーウェ・マッケンジー、(右)ズザボル・ブリックナー

ジルヴェスターとは?

年末を迎えるとあちこちのコンサートホールや劇場で見かけるようになる「ジルヴェスター」という言葉。そもそもどういう意味の言葉で、ウィーンの人々にとって一体どのような存在なのでしょうか?ヨーロッパ文化史研究家の小宮正安氏による、実際の現地の様子も交えた解説文をご紹介します。

※本稿は2023年の「ジルヴェスター・コンサート 2023」開催にあたって執筆されました。
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12月のウィーンは祝祭の日々 ~ジルヴェスター[大晦日]でお祭り騒ぎ
文:小宮正安(ヨーロッパ文化史研究家)

ジルヴェスターとは、ドイツ語で大晦日のこと。ヨーロッパのそこかしこでは、年間を通じて最大級のお祭り騒ぎが繰り広げられる。もちろんウィーンでも例外ではない。とりわけ街の中心部に威容を誇るシュテファン大聖堂前の広場には、夕方になると次々と人が集まって来る。夜になればなるほど人数は増えて、ついには立錐の余地もないほど。
そして、待ちに待った瞬間がやって来る。[…続きを読む]

©Werner Krepper

ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団について

サントリーホールの年末年始を盛り上げるウィーン・フォルクスオーパー交響楽団(Volksoper Symphonieorchester Wien)。音楽の都・ウィーンで2番目に大きい歌劇場であるフォルクスオーパーの名を冠したこのオーケストラについて、楽団の公式サイトより、歴史と音楽の特色をご紹介します。
>ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団の歴史、音楽の特色

©Johannes Ifkovits
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団

[公式note]SUNTORY HALLのHibiki
ウィーン・フォルクスオーパー体験記
~音楽の都の「国民劇場」は誰もが笑顔になれる場所でした

ウィーンの中心部をトコトコと走るトラムに乗り、「ヴェーリンガー通り/フォルクスオーパー」で降りると、目の前が「ウィーン・フォルクスオーパー」でした。ウィーン第2のオペラハウス。重厚で壮麗なウィーン国立歌劇場の建物に対して、ウィーン・フォルクスオーパーは曲線的なアール・ヌーボー様式で、かわいいピンク色。金色の縁取りがきらきらして、おとぎ話に出てくる劇場のような印象を受けました。フォルクスは「国民・民衆」の意。ウィーン・フォルクスオーパーはいわば「国民劇場」、ウィーンっ子の日常に息づく劇場なのです。
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毎日の生活に音楽の歓びを。コンサートで感動を味わう楽しさを。 音楽家のこと、楽器のこと、音楽の楽しみ方、音楽の裏側・・・ SUNTORY HALLのHibikiでは、サントリーホールや音楽にまつわる様々な話題を毎月お届けし、クラシック音楽の扉を開きます。

ウィーン・フォルクスオーパー
  • 2023年の公演より