地下水を見る試み ―ゲットフローズ―

地下水の流れを見るために、知らなければならないさまざまなこと。
動画ではお伝えできなかった、サントリー独自の調査研究の一端をご紹介します。

レーザー航測

航空機によるレーザー測量によって、従来の地形図や航空写真からは読み取れない詳細な地形、さらには、生えている樹の高さや密度も知ることができます。

土壌調査

地面に穴を掘り、土壌の様子を調べると共に、土壌の物理特性・化学性、微生物や土壌動物などを調べます。

地下水調査

山肌から水が湧き出している周辺に、直径3㎝程のパイプを差し込み、地下水の流量や水質のデータを取ります。
また、地中の電気探査によって、地下水面の有無・深さ・範囲を計測します。

河川の流量調査

上流域から下流域までの広範囲で川を流れる水の量を調べます。流域に降った雨量の情報などと共に、地下の水の流れを知る基本的なデータとなります。

植生調査

地下水を育む森づくりにとって、樹や草の情報はとても重要。
調査域に生えている樹や草の種類、数、高さなどを、定期的に調べて記録していきます。

林内雨・湧水量調査

林に降る雨の量と、林に生えている樹の密度が、湧き出す水の量にどのような影響をもたらすかを調べます。

動画でご紹介した<ゲットフローズ・モデル>とは、こうしたさまざまな現地情報を入力できる、いわば〝入れ物〟です。
データが粗雑なら、モデルも粗雑にならざるを得ず、データが精緻になればなるほど、モデルも現実に近づいていきます。
動画でご紹介したモデルは、まだまだ完成形ではありません。
「完成に近づいた」段階にすぎません。
水と生命の未来を守るために、私たちは今後もモデルと現地調査の〝対話〟を繰り返し、「地下水の見える化」に肉薄していきたいと思っています。