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サントリーグループのサステナビリティ

サントリーが考えるサステナビリティ経営

サントリーグループ企業理念

私たちは「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命の輝き』をめざす」ことを理念に掲げています。そのために、「Growing for Good」「やってみなはれ」「利益三分主義」を実践していきます。

サントリーグループ企業理念。わたしたちの目的(Our Purpose):「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、“人間の生命(いのち)の輝き”をめざす。」、わたしたちの価値観(Our Values):・Growing for Good:人として、企業として、社会のために成長し続けること。成長し続けることで、社会を良くする力を大きくしていくこと。・やってみなはれ:失敗を恐れることなく、新しい価値の創造をめざし、あきらめずに挑み続けること。 ・利益三分主義:事業活動で得たものは、自社への再投資にとどまらず、お客様へのサービス、社会に還元すること。

サントリーグループが目指すサステナビリティ

サントリーグループは、水や農作物など自然の恵みに支えられた食品酒類総合企業として、人々の生活を潤い豊かにすることと自然環境を守り育むことが共存し、人と自然が互いに良い影響を与えあって永く持続していく社会を目指します。「人と自然が響きあう」社会を実現するために、私たちは自然への尊敬と感謝を忘れず、水をはじめとする自然の生態系が健全に循環するためのさまざまな活動に取り組んでいます。そして、商品・サービスを通してすべての人に人間らしい生活文化を提供することに加えて、バリューチェーン上のすべてのプロセスにおいて、私たち自身の事業成長が持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めています。
このようなサントリーグループのサステナビリティへの考え方と、当社が取り組むべき重要課題を示したものが「サントリーグループ サステナビリティビジョン」です。“NATURE”(自然)と“PEOPLE”(人)は、相互依存関係があることを意識し、双方が「響きあう」社会の実現をめざしてステークホルダーの皆さまとともに活動を行っています。
いま世界は、気候変動に伴う水不足や生物多様性などの問題、廃棄物による環境汚染、貧困や人権侵害など、多岐にわたる環境・社会課題に直面しています。
「持続可能な開発目標(SDGs)」という世界共通の目標の実現に向けて企業の積極的な取り組みが期待されるなか、グローバルに事業を展開する私たちサントリーグループも、世界の課題にこれまで以上に真摯に向きあい、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けます。

  • 「SDGs」=2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までに全世界が取り組むべき目標(Sustainable Development Goals)

サステナビリティの重要課題(マテリアリティ)

サントリーグループは中長期的なマクロ環境の変化を踏まえたサステナビリティ経営を推進していくため、サントリーグループにとっての重要課題(マテリアリティ)を特定し、サステナビリティ戦略へと反映しています。
2023年、サントリーグループは、2017年に実施したマテリアリティ分析の結果の見直しを行いました。今回行ったマテリアリティ分析では、ダブルマテリアリティの概念のもと、自社の財務へのインパクトおよび環境・社会へのインパクトを特定・評価を実施しました。
「サントリーグループ サステナビリティビジョン」は、今回マテリアリティとして特定された8の課題を中心に整理をした内容です。また、マテリアリティおよび「サントリーグループ サステナビリティビジョン」は、取締役会での議論を経て承認されました。

重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス

重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス。5つのステップで構成される。STEP1:サステナビリティ課題の網羅的把握、参照情報:SDGs、サステナビリティ情報開示スタンダード(SASB、ESRS、GRI)、TCFD・TNFD、主なESG評価機関、同業他社ベンチマーク。STEP2:サステナビリティ課題の絞り込み:絞り込みの観点:食品・飲料セクターにとっての重要性、サントリーグループ企業理念の観点からの重要性。STEP3:各課題のリスクと機会の洗い出し・インパクト評価、インパクト評価にあたっては、各マテリアリティ項目において飲料・酒類業界横断で想定しうる要素に加え、サントリーグループ特有の要素として、(1)主要な事業展開国および原料調達国の情報、(2)主要原料の情報を考慮して評価を実施。評価観点:外部インパクト((1)規模、(2)範囲、(3)回復不能性、(4)発生可能性)、財務インパクト((1)財務への影響の大きさ、(2)発生可能性)。評価にあたって実施したステークホルダー・エンゲージメント:事業戦略の観点で重要なマーケットにおける消費者アンケート、NGOや有識者との対話、従業員との対話。STEP4:経営幹部との議論。STEP5:取締役会による承認。

サントリーグループ サステナビリティビジョン

上記プロセスを経て、サントリーグループが取り組むべき重要課題を整理したものがサントリーグループ サステナビリティビジョンです。

サントリーグループ サステナビリティビジョン「人と自然と響きあう社会の実現へ」。サントリーグループは、水や農作物などの自然の恵みに支えられた食品酒類総合企業として、自然環境を守り育むことと、人々の生活を潤い豊かにすることが共存する、すべての生命が輝く社会を、皆さまと共にめざします。NATURE(自然)に関連するマテリアリティ:・水・自然:水(水資源の保全・管理)、原料(持続可能な原料調達)、容器包装(持続可能なパッケージング)・気候変動:GHG(事業活動全体でのGHG排出量削減)。PEOPLE(人)に関連するマテリアリティ:・健康:アルコール関連問題への対応、責任あるマーケティング、商品・サービスを通じた健康増進・人的資本:人財育成の推進、DEIの推進・人権:バリューチェーン全体の人権尊重
マテリアリティ 取り組み

水・自然

気候変動

  • 水資源の保全・管理

原料

  • 持続可能な原料調達

容器包装

  • 持続可能なパッケージング

GHG

  • 事業活動全体でのGHG排出量削減

健康

  • アルコール関連問題への対応
  • 責任あるマーケティング
  • 商品、サービスを通じた健康増進

人的資本

  • 人財育成の促進
  • DEI

人権

  • バリューチェーン全体の人権尊重

サントリーグループが掲げる中長期目標

サントリーグループは、世界が抱えるさまざまな課題にこれまで以上に真摯に向きあい、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けています。
特に、水のサステナビリティ、喫緊の課題である温室効果ガス(GHG)排出量削減やプラスチック問題には、中長期目標を掲げ、世の中に先駆けた取り組みを推進しています。

サントリーグループの中長期目標「SUNTORY GROUP OUR TARGETS」を示したロードマップ。2030年・2040年・2050年の時間軸で目標を示す。【2030年目標】・自社拠点でのGHG排出量を50%削減※3、・バリューチェーン全体でのGHG排出量を30%削減、・自社工場の水使用量をグローバルで35%削減、・グローバルで使用するすべてのペットボトルを100%サステナブル化※2、・水に関する啓発プログラムに加えて、安全な水の提供にも取り組み、合わせて500万人以上に展開・自社工場の半数以上で、水源涵養活動により使用する水の100%以上をそれぞれの水源に還元、・水ストレスの高い地域における水使用量の多い重要原料※1を特定し、その生産における水使用効率の改善をサプライヤーと協働で推進。【2050年目標】・全世界の自社工場での水使用量を50%削減※4、・バリューチェーン全体のGHG排出量を実質ゼロに、・全世界の自社工場で取水する量以上の水を育むための水源や生態系を保全、・「水理念」を広く社会と共有、・主要な原料農作物における持続可能な水使用を実現(注記:※1 コーヒー、大麦、ぶどう ※2 リサイクル素材または植物由来原料100% ※3 2019年時点の企業活動を基準とする ※4 2015年における事業領域を基準とした原単位での削減)

「SUNTORY GROUP OUR TARGETS」をPDFで見る(897KB)PDFを新しいタブまたはアプリケーションで開きます。

推進体制

上記テーマに対して、グローバルサステナビリティ委員会(GSC)で、サステナビリティ経営推進のための戦略立案や取り組みの推進、進捗確認を行っています。GSCは、サステナビリティ部門担当役員が委員長、各事業の執行役員が副委員長を務め、各機能部門の担当役員、国内外事業会社および機能部門長などがメンバーとして参加しています。サステナビリティ経営に関わる重要課題をGSCで議論し、環境や社会課題に関わる戦略や取り組み進捗、および事業のリスクや成長機会を、四半期に一度の頻度で取締役会に報告を行っています。また、取締役会では、外部有識者を招いて勉強会を実施するなど、サステナビリティ経営に対するアドバイスを受ける機会を設けています。また、役員報酬の決定に用いる目標には「サステナビリティ」の項目が設定されています。

サントリーグループのサステナビリティ経営推進体制

サントリーグループのサステナビリティ経営推進体制を示した組織図。最上位に「サントリーホールディングス 取締役会」を配置。その下にグローバルサステナビリティ委員会(GSC)を配置し、取締役会への報告を行う。GSCの右側には「グローバルリスクマネジメント委員会」および「グローバルARS委員会(Alcohol Responsibility and Sustainabilityの略)」が連携する形で配置されている。GSCの連携先として、以下の3つが並列で配置されている:・サントリービバレッジ&フード サステナビリティ委員会、・サントリーグローバルスピリッツ Corporate Responsibility Committee、・各グループ会社。

ステークホルダー・エンゲージメント

サントリーグループの事業活動は、多様なステークホルダーとの関わりのなかで進められています。持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けるために、私たちはステークホルダーへの責任を明らかにするとともに、さまざまなコミュニケーションを実施しています。いただいたご意見や社会のニーズを企業活動に反映し、高い信頼関係や協働関係を継続的に築いていくことを目指しています。

サントリーグループのステークホルダーとのコミュニケーションの機会。お客様、ビジネスパートナー、従業員、地域社会、地球環境の5つのステークホルダーに対し、双方向のコミュニケーションを行っている。

ステークホルダーとのコミュニケーションの機会

ステークホルダー・エンゲージメントについて詳しくは「社会との対話」をご覧ください