考え方・方針
サントリーグループは、果敢に挑戦するサントリースポーツの姿を通じて、人々に「熱量」や「感動」を生み出すだけでなく、人とスポーツが繋がり、響きあうことで生まれる「自分も輝きたい」という想いや、一歩踏み出す人に寄り添い、力強くサポートすることで、「人間の生命の輝き」を実現していきます。
取り組み
ラグビーチーム「東京サントリーサンゴリアス」
「東京サントリーサンゴリアス」は、1980年に創部し、トップリーグ優勝5回、日本選手権優勝8回を誇る国内屈指のラグビーチームです。2022年に開幕した「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」に所属しています。
2020年9月の東京都港区に続き、2021年4月に東京都府中市・調布市・三鷹市、そして同年11月には東京都と地域社会の発展に関する包括連携協力協定を結び、地域連携を強化しています。東京サントリーサンゴリアスのメンバーが指導する、ホストタウンにおける小学校向けのラグビー体験や、選手たちがこれまでの経験・体験をもとに「夢に向かって努力することの大切さ」を伝える「夢へのトライ」と題した授業なども行っています。
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ラグビーチーム
「東京サントリーサンゴリアス」 -
ラグビークリニック
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「夢へのトライ」と題した授業
バレーボールチーム「サントリーサンバーズ大阪」
「サントリーサンバーズ大阪」は、1973年に創部し2023年に50周年を迎えたバレーボールチームです。2023年には日本チーム勢初となるアジアクラブ選手権大会で優勝し、さらに世界クラブ選手権大会では第3位となり銅メダルを獲得し、世界で戦える強豪クラブへと成長しています。
現在、国内リーグの最高峰「大同生命SV.LEAGUE MEN」に所属しており、2024年には前身である「V.LEAGUE」にて10回のリーグ優勝を果たしました。
またサンバーズは、シニア世代向けのボールを使った運動指導、東日本大震災復興支援活動、ホームゲームにあわせた小・中学生対象のバレーボールクリニックなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
2018年9月に大阪市、2021年10月に箕面市と地域社会の発展に関する包括連携協力協定を結び、ホームタウンにおいてサンバーズの選手やスタッフが小・中学生を中心とした幅広い世代に直接指導するバレーボールクリニックを行っています。
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バレーボールチーム
「サントリーサンバーズ」 -
バレーボールクリニック
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ホームタウンとの包括連携協定
宮里 藍 サントリーレディスオープン ゴルフトーナメント~全英女子への道~
サントリーが主催する日本女子プロゴルフ協会公認の女子ゴルフトーナメントです(神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部で開催)。メジャー大会同様4日間で争われることから、真の実力が問われるトーナメントともいわれています。サントリー所属の宮里 藍プロが大会アンバサダーとして、コースセッティングや大会PR、来場者へのホスピタリティ活動に携わってくれています。また、インターナショナルオープントーナメントとして、未来を担う国内外のアマチュア選手に広く門戸を開き、次世代ゴルファーの育成を支援するとともに、チャリティ活動にも力を入れてきました。
さらに30回記念となった2021年からは~全英女子への道~として本大会の優勝と2位の選手にAIG女子オープン(全英女子)の出場権が与えられることになりました。
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優勝した大里桃子プロ(写真右)と
大会アンバサダー宮里藍さん
(2024年大会表彰式)
サントリードリームマッチ
“夢や感動を伝えたい”との想いで、1995年から開催している野球イベントです。プロ野球界のレジェンド選手が一堂に集い、2チームに分かれて試合を行うイベントで、これまでに延べ110万人を超えるお客さまに“夢の球宴”を楽しんでいただいています。
第28回目を迎えた2024年は、山本浩二監督率いる「ザ・プレミアム・モルツ球団」と田尾安志監督率いる「ドリーム・ヒーローズ」が熱い戦いを繰り広げました。サントリードリームマッチはチャリティイベントでもあり、イベントの売上の一部を活用し、全国各地で子どもたちへの野球教室などを実施しています。
サントリー チャレンジド・スポーツ プロジェクト
サントリーグループは、2014年からチャレンジド・スポーツ(パラスポーツ) の支援を続けています。
東日本大震災復興支援の一環として2014年に始まり、次第に活動の幅と地域を広げ、現在では主に以下の4つの活動で構成されています。
- ①全国のアスリートや競技団体を対象とした「チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」
- ②小・中学生を対象とした車いすバスケットボール体験会「ドリームアスリート」(現在は江東区にて実施)
- ③大学生とパラスポーツの魅力を発信するプロジェクト「パラスポデザインカレッジ」
- ④医療・福祉系の大学生を対象とした「車いす操作スキル講習会」
サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金
本プロジェクトの柱となっているのが、「サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」 です。
チャレンジド・スポーツの普及・振興や世界レベルの選手の育成・強化につながることを願い、アスリートや協会、各協会が指定する競技団体などの活動に対して 奨励金を2023年から支給しています。
奨励金は若手※を対象としているほか、地域に根ざした活動を支援し、多くのパートナーとともに活動を育てていくため、奨励金の対象は、日本全国の都道府県と政令都市の障がい者スポーツ協会などが推薦するアスリートと、各協会または各協会が指定する競技団体などから選定 しています。
2025年には、第3期採択先を決定しました。計57の都道府県・政令指定都市より、アスリート76名と、障がい者スポーツ協会または競技団体20団体を採択し、総額2,850万円を支給します 。
サントリーの創業精神「やってみなはれ」のもと、「PASSION FOR CHALLENGE」を掲げ、これからもアスリートとともに挑戦していきます。
- ※25歳以下、もしくは競技を始めて10年未満
記者発表の様子
ドリームアスリート
東北の子どもたちを対象とする、車いすバスケットボールをはじめとしたチャレンジド・スポーツの体験教室を東北以外の地域にも展開しています。現在では、江東区の小・中学生向けに有明アリーナを活動拠点とし、東京都の車いすバスケットボールチーム NO EXCUSEの選手を講師とした、体験教室を実施しています。
2023年から延べ1,000名以上の子どもたちが参加し、選手との交流を通じて、パラスポーツの楽しさを体験していただきました。
和気あいあいとした体験教室の様子。
パラスポデザインカレッジ
2021年に大学生とともにパラスポーツの魅力を伝えていくプロジェクト、「パラスポデザインカレッジ」を立ち上げました。車いすバスケットボールの選手を大学生ならではの目線で紹介する「選手名鑑」や、チャレンジド・スポーツの面白さをさまざまな形で伝えるため、選手への取材記事や大学生のパラスポーツ認知度を調査する企画などをホームページやSNSなどで発信したほか、車いすバスケットボールの体験イベントの開催、大会でのイベントブースの出展などを行っています。
様々な大学から集まったパラスポーツに熱い学生で構成されたメンバーのみなさん。
車いす操作スキル講習会
医療・福祉系の大学生を対象に、アクティブな車いす操作のスキル習得を通して、次世代のパラスポーツの指導者育成につなげる講習会を実施しています。実施エリアは東北地方から始め、関東・関西・九州へと拡大しています。
日常のバリアを克服する「キャスター上げ」という動作を習得する講習会の様子。
また、4つの活動に加え、2025年からは、パラリンピアン谷真海(当社社員)が、本プロジェクトのアンバサダーとして、自身の競技活動はもちろん、チャレンジド・スポーツの活動の取り組みや魅力の発信を行っていきます。
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トレーニングに励む谷 真海選手
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アンバサダー就任時の記者発表