ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2025
大和ハウス Special
クリスティアン・ティーレマン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンは、2024/25シーズンよりベルリン国立歌劇場の音楽総監督を務めている。1988年にニュルンベルク州立劇場の音楽総監督に就任。97年にベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督を、2004年から11年までミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督を務めた。12年から24年まではシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者、さらに13年から22年までは、ザルツブルク・イースター音楽祭の芸術監督を、またバイロイト音楽祭の音楽顧問および音楽監督を務めた。
ティーレマンは、世界の主要なオーケストラや劇場から数多くの依頼を受けている。中でも、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と緊密な関係を築いており、19年と24年にはウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを指揮した。03年にドイツ連邦共和国功労勲章を受章。23年にはウィーン国立歌劇場の名誉会員に選ばれ名誉の指輪が贈られ、24年にはウィーン・フィルの名誉会員となった。彼の豊富な録音作品も数々の賞を受賞している。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ほど、西洋音楽の歴史と伝統に深く関わっているオーケストラはないだろう。1842年の創設以来ウィーン・フィルは世界中の著名な音楽家や聴衆を魅了し続けてきた。その魅力は、世代から世代へと受け継がれる均質な音楽スタイルの意識的な維持、および独特な歴史と組織形態に基づいている。今日でも変わらぬ「ウィーン・フィルの理念」の支柱は、芸術的・組織的な意思決定の過程すべてをオーケストラのメンバー自身の手に委ねる民主的な組織であること、そしてウィーン国立歌劇場管弦楽団との密な共生である。ウィーン・フィルは、音楽の人道的なメッセージを聴衆の日常生活や意識の中に浸透させることを使命としている。日本では2011年の東日本大震災を受け、「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」が設立された。日本や日本の聴衆との関係は非常に密接で、パンデミックが起こった20、21年でさえ、大規模なセキュリティ対策とツアー期間中の検疫を実施した上で日本公演が行われた。毎年ウィーンで40を超えるコンサートを行い、中でもニューイヤー・コンサートとシェーンブルン宮殿での夏の夜のコンサートは、世界各国で放送されている。また、毎年ザルツブルク音楽祭に出演し、年間50以上の海外公演も行っている。これらはウィーン・フィルが世界最高峰のオーケストラであることの証左である。
サントリーホール
0570-55-0017
電話する