2023年9月22日
「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」指揮者決定のお知らせ
「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」に出演を予定しておりました指揮者フランツ・ウェルザー゠メストが癌治療のため10月下旬から年末までの演奏活動を全てキャンセルすることになりました。
代わりまして、トゥガン・ソヒエフが全公演指揮いたします。
これに伴う日程および曲目に変更はございません。
【トゥガン・ソヒエフ プロフィール】
1977年、旧ソビエト連邦・北オセチアのウラジカフカス生まれ。サンクトペテルブルク音楽院の伝説的な教育者、イリヤ・ムーシンの最後の弟子のひとり。40代半ばでありながらコンサートとオペラの両方で国際的に活躍する世界屈指の指揮者。
2008年からトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督を務め、世界初演や海外ツアーを含む、数多くのコンサートシーズンを成功させ同楽団の国際的地位確立に大きく貢献。オペラにも情熱を注ぎ、14年からモスクワのボリショイ歌劇場の音楽監督兼首席指揮者を務め、多くの新作オペラや初演を指揮した。
この2つの重要ポストを、ロシアのウクライナ侵攻に反対し22年3月に自らの意思で辞任した。
近年はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデンほか、ヨーロッパ以外では、NHK交響楽団、シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニックといった名だたるオーケストラに定期的に客演している。
この変更に際して、急遽代役を引き受けて下さったソヒエフ氏に感謝するとともに、実現に向けて多大なるご理解をいただいたシュターツカペレ・ドレスデンおよびNHK交響楽団に御礼申し上げます。
なお、この変更に伴い、ご希望の方にはチケット代の払い戻しを2023年9月25日(月)10:00~2023年10月10日(火)まで、お買い求めのプレイガイドにて承ります。
ウェルザー゠メスト氏の順調なご回復を心からお祈りするとともに、ソヒエフ氏指揮の「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」にご期待いただければ幸いに存じます。
公益財団法人 サントリー芸術財団
サントリーホール