
【プロフィール】
長男・和樹(ヴァイオリン)、次男・直樹(チェロ)、三男・洋(ピアノ)のオーストリア・ザルツブルク出身の兄弟によるピアノ・トリオ。スウェーデン人の父(ヴァイオリニスト)と日本人の母(ピアニスト)のもとに生まれ、それぞれ両親から音楽の手ほどきを受ける。長男・和樹、次男・直樹はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の正団員として活動するほか、室内楽の演奏活動にも積極的である。幼少の頃より各々デュオでの共演を重ね、2012年にトリオとしての活動を開始。16年秋に三兄弟の日本滞在が重なったことが契機となって話がまとまり、17年に初来日ツアーの念願が叶った。以来、ベートーヴェンのトリオ作品全集を目標に収録にも注力している。現在までにカメラータ・トウキョウから3枚のCDをリリース。19年にはウィーン楽友協会へのデビューも果たし、同年、21年と日本ツアーも開催した。同じ家庭に育ち、価値観や感覚を共有していることから生まれる言葉を超えた絆は、兄弟にしか出来ない息の合った親密な演奏に繋がっている。また一方で三人三様の持ち味がバランス良く表現され、そこから生み出されるハーモニーは今後さらに豊かな色彩を紡いでいくことと期待される。これまでにウィーン国立歌劇場、ウィーン楽友協会、リンカーン・センター、サントリーホールなどで演奏。
ヴァイオリン:ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク
チェロ:ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク
ピアノ:ユリアン・洋・ヘーデンボルク
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葵トリオ メンバー
ピアノ:秋元孝介
東京藝術大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程修了。第2回ロザリオ・マルシアーノ国際ピアノコンクール第2位、第10回パデレフスキ国際ピアノコンクール特別賞などを受賞。各地でソロリサイタルを開くほか、オーケストラとの共演や室内楽公演、アウトリーチ活動も積極的に行っている。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。現在は東京藝術大学大学院博士課程に在籍しながら日本とドイツで演奏活動を行っている。
ヴァイオリン:小川響子
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーを修了。第10回東京音楽コンクール第1位および聴衆賞、リヨン国際室内楽コンクール二重奏部門第3位を受賞。ツェルマット音楽祭や東京・春・音楽祭など国内外の音楽祭に参加。サントリーホール室内楽アカデミー第3期、第4期フェロー。室内楽奏者、ゲストコンサートマスターなど国内外で活動している。2024年4月より名古屋フィルのコンサートマスターに就任。
チェロ:伊東 裕
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。第77回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、徳永賞を受賞。関西フィル、日本センチュリー響、神戸市室内合奏団、藝大フィルと協演。小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、小澤征爾音楽塾オーケストラ、武生国際音楽祭、北九州国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭などに参加。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。東京都交響楽団首席奏者。
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【演奏動画】ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34より第1楽章
(CMG2017「室内楽アカデミー マルシェ ワンコイン・コンサート」より、ヘーデンボルク・トリオとサントリーホール室内楽アカデミー生の共演)