
【プロフィール】
第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で、日本人団体として初の優勝を受賞した、現在最も注目を集めるピアノ三重奏団。ピアノ三重奏の王道演目だけでなく、演奏機会の少ない作品や邦人作曲家の曲目にも光を当てる活動が高い評価を得ており、ピアノ三重奏の世界を開拓し続けている。
東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミーで出会い、2016年に結成。「葵/AOI」は、3人の名字の頭文字をとり、花言葉の「大望、豊かな実り」に共感して名付けた。
国内の主要ホールのほか、ドイツ、イタリア、フランス、チェコ、シンガポールで出演。25年にはハワイでの5公演ツアーが予定されている。これまでに札幌交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢とベートーヴェンの三重協奏曲、名古屋フィルハーモニー交響楽団とカゼッラの三重協奏曲を演奏。24年10月には大阪フィルハーモニー交響楽団と共演した。紀尾井ホールでレジデント・シリーズ(21~23年)、サントリーホールとの7年間のプロジェクト(21~27年)に携わり、25年からは札幌のふきのとうホールで3年間のレジデントアーティストに就任予定。近年では室内楽のマスタークラスなどで後進の育成にも参加している。
録音した7枚のCDは音楽誌で特選盤に選ばれるなど高い評価を得ており、24年から3年にわたってベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲(全3枚)がリリースされる。第28回青山音楽賞バロックザール賞、第29回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞、第22回ホテルオークラ音楽賞、第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞。
ピアノ:秋元孝介
ヴァイオリン:小川響子
チェロ:伊東 裕
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葵トリオ メンバー
ピアノ:秋元孝介
東京藝術大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程修了。第2回ロザリオ・マルシアーノ国際ピアノコンクール第2位、第10回パデレフスキ国際ピアノコンクール特別賞などを受賞。各地でソロリサイタルを開くほか、オーケストラとの共演や室内楽公演、アウトリーチ活動も積極的に行っている。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。現在は東京藝術大学大学院博士課程に在籍しながら日本とドイツで演奏活動を行っている。
ヴァイオリン:小川響子
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーを修了。第10回東京音楽コンクール第1位および聴衆賞、リヨン国際室内楽コンクール二重奏部門第3位を受賞。ツェルマット音楽祭や東京・春・音楽祭など国内外の音楽祭に参加。サントリーホール室内楽アカデミー第3期、第4期フェロー。室内楽奏者、ゲストコンサートマスターなど国内外で活動している。2024年4月より名古屋フィルのコンサートマスターに就任。
チェロ:伊東 裕
東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。第77回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、徳永賞を受賞。関西フィル、日本センチュリー響、神戸市室内合奏団、藝大フィルと協演。小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、小澤征爾音楽塾オーケストラ、武生国際音楽祭、北九州国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭などに参加。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。東京都交響楽団首席奏者。
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【演奏動画】7年プロジェクト第1回
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番より第3楽章
(CMG2021「キラめく俊英たちIII. 葵トリオ」より)