主催公演

サントリーホール スペシャルステージ 2022
Daiwa House Special

五嶋みどり
デビュー40周年記念 ~ベートーヴェンとアイザック・スターンに捧ぐ~

五嶋みどり

世界のビッグアーティストの“今”に焦点をあて、その音楽を多角的に捉え、披露する「サントリーホール スペシャルステージ」。今回は、ベートーヴェンと五嶋みどりに多大な影響を与えたヴァイオリニスト、アイザック・スターンに捧げる3企画をお届けします。
ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ全曲を3日間で演奏する「ソナタの夕べ」、また、室内楽作品としてピアノ三重奏曲を取り上げる「トリオの夕べ」、そしてベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を中心とした「協奏曲の夕べ」と、ベートーヴェン作品を多角的に取り上げる、珠玉のコンサートシリーズです。
なお、この企画は当初2020年10月に、ベートーヴェン生誕250周年とアイザック・スターンの生誕100周年を記念して予定していましたが、来日が困難な状況だっため延期となり、満を持しての開催になります。

【チケット発売】
◆サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売:
  セット券: 2022年7月16日(土)10時~7月23日(土)
  単券: 2022年7月30日(土)10時~8月5日(金)
◆一般発売: 2022年8月6日(土)10時~
※先行発売での申込にはサントリーホール・メンバーズ・クラブへの入会が必要です。
メンバーズ・クラブについてはこちら(即日入会可、登録料・年会費無料)

五嶋みどり

五嶋みどり(ヴァイオリン) プロフィール

天才少女として11歳でニューヨーク・フィルと協演し衝撃的なデビューを果たして以来40年、研ぎ澄まされた技術と繊細かつ優美な演奏スタイルで聴衆の心を掴み、バーンスタイン、アバド、メータ、小澤、ラトル、ヤンソンス、エッシェンバッハ、ヤルヴィ、スターン、ズッカーマン、ヨーヨー・マ、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、パリ管、コンセルトヘボウ管らを筆頭とする世界の著名な音楽家と共演を重ね、巨匠の域に入った今も尚、たゆまぬ研鑽を積み、将来を見据えた委嘱プロジェクトや演奏機会の少ないレパートリーの紹介にも精力的で、最近ではドイツ人作曲家デトレフ・グラナートへの委嘱作品「ヴァイオリン協奏曲第2番“不滅の最愛の人へ”」の初演が好評を博す。

活動の場はステージ上にとどまらず、MIDORIの代名詞となっている社会活動は1992年に設立した非営利団体「Midori&Friends」(ニューヨーク)および認定NPO法人ミュージック・シェアリング(旧みどり教育財団東京オフィス)を主軸に、米国のPiP(ピップ/Partners in Performance)やORP(オープ/Orchestra Residencies Program)でも展開し、現代の音楽家のロールモデルを体現するだけでなく、第一人者として次代の人材育成にも力を注ぐ。特にミュージック・シェアリングのプログラムの一つICEP(アイセップ/International Community Engagement Program)では、オーディションで選ばれた若手音楽家と定期的にアジア-日本を訪問し、恵まれない環境下におかれた人々に“本物の音楽”を届け続けている。直接交流が困難な時期においても、ゆるぎない信念と柔軟な発想に基づく、常に社会のニーズを先取りした活動を積極的に推し進め、ヴァイオリニスト、音楽家、芸術家以前に一人の人間のあるべき姿を追求するMIDORIのメッセージをグァルネリ・デル・ジェス(1734年製)が伝達する。
長きにわたる音楽を通じた国際交流や社会貢献が高い評価を得て、2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命され、貧困、平和、環境、教育、女性問題など国連が掲げる多種多様な課題を克服すべく、現在に至る。
国際的な受賞歴も数多く、クリスタル賞(ダボス会議)に加え、直近では米国ケネディ・センターより「名誉賞」を受賞。
現在、米国カーティス音楽院で教鞭を執るほか、ハイフェッツ・チェアを務めた南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校をはじめ世界の主要音楽院や夏期講習で後進の指導にも余念がない。 

サントリーホール スペシャルステージ2014 五嶋みどり
「ヴァイオリン・リサイタル」
同 「ヴァイオリン・リサイタル」 ピアノ:オズガー・アイディン

録音はソニー・クラシカル、ONDINE、ONYX、ワーナー・クラシックスよりリリース。「パウル・ヒンデミット作品集」(ソリストで参加)は第56回グラミー賞最優秀クラシック・コンペンディアム賞(2013年)を受賞。バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全集はACCENTUSからDVDがリリース。2022年には「ベートーヴェン・ソナタ全集(ピアノ:ジャン=イヴ・ティボーデ)」が発売予定。
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同 「 協奏曲の夕べ」 
ヘルマン・ボイマー指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団

五嶋みどりからのメッセージ

五嶋みどり(2016年、サントリーホール)

アイザック・スターンは私にとって最高の指導者であり、音楽家という職業と、ヴァイオリンの演奏、それらを超越することの大切さを根づかせ、同輩の多くの音楽仲間にも決して諦めることなく手を差し伸べ、常に芸術的指標であり、インスピレーションの源でした。ようやく、彼の生誕100周年を偲び、残された偉業を想い、サントリーホールのオープニング・シリーズを飾った同じステージ上でベートーヴェンの曲を演奏しながら、この数日間をささげ、「人々はお互いの繋がりを必要とし、その可能性と機会に尽くすべし」との教えに生涯をかけます。

古典派音楽の集大成を成し遂げ、ロマン派音楽の先駆者として後継者たちに多大な影響を与えたベートーヴェンの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全10曲」、「ピアノ三重奏曲作品1-1、1-2、作品97」、そして彼の残した唯一の「ヴァイオリン協奏曲」とベートーヴェンへのオマージュとして委嘱されたデトレフ・グラナート作曲の「ヴァイオリン協奏曲第2番『不滅の恋人へ』」を演奏する機会に浴し、僭越ながら、音楽史に永遠に続く彼の偉業の一端を享受したいと思います。

五嶋みどり(2016年、サントリーホール)
アイザック・スターン(1993年、サントリーホール)