日本バレーボール界のトップリーグ、大同生命SVリーグの新シーズンが10月24日（金）に開幕しました。昨シーズン、初代SVリーグ王者の座を獲得し、「サントリーサンバーズ大阪」として歴史の第一歩を刻んだサンバーズ。迎える新シーズンは、その真価が問われる一年となります。

リーグ連覇、そしてその先の世界へ——。

ホーム開幕を目前に控え、サントリースポーツ編集部では、サンバーズの栗原圭介GM、運営担当の高橋賢さん、グッズ担当の加藤久典さんに、今シーズンの注目ポイントやホームゲームへの熱い想いを尋ねました。

SVリーグ初代王者として、今シーズンもリーグの頂点を目指すサントリーサンバーズ大阪。指揮官には昨シーズンに引き続きオリビエ・キャットヘッドコーチが就任し、新キャプテンに髙橋藍選手が任命され、チームに新風を吹き込みます。

着任発表時、髙橋藍選手は「選手1人1人に向き合い良いチーム作りを目指します。SVリーグ2連覇を目指して頑張ります」と、若きリーダーとしてチームを牽引する決意を述べており、そのリーダーシップは今シーズン注目すべきポイントの一つです。

この新体制で目指す目標について、栗原圭介GMは「SVリーグ連覇は当然ですが、チームとしての今シーズン一番の目標は、アジアチャンピオンズリーグで優勝し、その先の世界クラブ選手権大会に出場することです」と、世界を見据えた視点で話してくれました。

昨シーズン叶わなかったアジア制覇、またそこからのより大きな世界への挑戦は、サンバーズにとって最も重要な目標の一つ。「世界」で戦うことを公言する覚悟と高い志に、今シーズンも期待が高まります。

「世界」という大きな目標を達成するために、チームは「総合力」の深化を図りました。栗原GMが注目どころとして挙げてくれたのは、新加入の3選手です。

新たに加わったのは、セッターの関田誠大選手、リベロの小川智大選手、そしてアウトサイドヒッターのイゴール・クリュカ選手という、代表経験も豊富な国内外のトップレベルの経験を持つ実力者たちです。

チームの仕上がりについて、栗原GMは、「完成度はまだまだこれからですが、試合を通して個人・チームともに成長し、ファイナルでピークを持っていけるように調整していきます」と、確かな勝利への道筋について教えてくれました。シーズンを通して進化を続け、大舞台で最高のパフォーマンスを発揮するための準備が着実に進められています。

今シーズンのサンバーズの戦いは、10月24日（金）・25日（土）にGLION ARENA KOBEで行われたアウェイ・大阪ブルテオン戦からスタートしました。

そして、来たる今週末には、いよいよホームゲームも開幕します。11月1日（土）・2日（日）、Asueアリーナ大阪に東京グレートベアーズを迎える一戦です。

運営担当の高橋賢さんは、初めてサンバーズのホームゲームにご来場される方々にも存分に楽しんでもらえる仕掛けを用意していると熱く語ってくれました。

「サンバーズカラーは赤です！ぜひ赤い服やアイテムを身に着けてご来場ください！」

さらに、新シーズン仕様に一新されたホームゲームの演出もお披露目となります。高橋さんも「スターティングメンバー紹介前にビジョンに映る、新しくなりましたPVにご注目ください！また、各節ごとにイベントやコンテンツも鋭意企画しておりますのでお楽しみに！」と、会場の熱狂をさらに高める演出を予告してくれました。各ホームゲームの詳しいイベント情報は、サントリーサンバーズ大阪のホームページで随時更新されます。

その他にも、サンバーズの試合では、サンバーズキャストが試合中も手拍子等の応援サポートを行うため、初めて会場に来た方でもすぐに熱い雰囲気に没入することができます。

高橋さんは、「選手の迫力あるプレーを間近で観戦できる環境を整え、アルコール販売を含めた飲食も充実させてご来場をお待ちしております。ぜひ、会場で一緒に声を出して2連覇を後押ししてくれたら嬉しいです！PLAY HARD！」と、サンバーズのホームゲームは、観客席もまた、チームとともに戦う「情熱の場」であることを強調しました。

会場の熱狂をさらに加速させるのが、グッズの力です。

グッズ担当の加藤久典さんは、今シーズンのグッズラインナップについて、「レプリカユニフォームをはじめ、スーパーサンバーズくん・ムーンバーズくんを用いたぬいぐるみキーホルダーやスリッパ、選手がデザインされたクリアカードなど、既存アイテムに加え新規デザインのグッズも多く展開していきます。『日常にサンバーズがいる』というグッズ展開にできるよう励みます！」と、ファンに寄り添う想いを語ってくれました。

その中でも「イチオシ」として挙げるのは、【サントリーサンバーズ大阪 シークレットクリアカード（2025-26シーズン）】です。「推しの選手だけでなくクラブ全体を好きになってもらえるようなデザインにしています」と、ファン心をくすぐるアイテムである点を紹介してくれました。

加藤さんも、高橋さんと同様に「サンバーズレッド」への熱い想いを抱えています。

「多くのグッズがクラブカラーである赤色を基調としていますので、一緒に身に着け、サンバーズとともに戦いましょう！」

会場全体で同じ赤を身に着け、一体感を生み出す。観客全員がチームの一員としてコートの熱狂と一体になり、ともに戦うことができる。そんな熱い雰囲気を後押しできるようなグッズ展開を、今シーズンさらに強化していきます。

SVリーグ連覇、そしてアジア制覇、世界への挑戦。サントリーサンバーズ大阪の今シーズンは、目標の大きさ、新体制への期待、そして迎えるホームゲームの熱量、そのすべてがいま最高潮に達しようとしています。

コートで繰り広げられる最高峰のプレーと、アリーナを包み込む情熱の「赤」。すべてが一体となり、サンバーズは再び頂点へと駆け上がります。

いよいよ幕が開けたSVリーグ2シーズン目の旅路を、そして11月1日（土）・2日（日）のホーム開幕節を、ぜひともに見届けましょう！