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62ベランダガーデニングで育てやすい花と、対策やマナーについて

ベランダガーデニングで育てやすい花と、対策やマナーについて

ベランダガーデニングを楽しむ際に知っておきたいポイント

おうちのベランダで気軽にガーデニングを楽しむには?
部屋の中からいつでも花の様子を観察できたり、窓越しに見える植物に癒される…そんな花のある暮らしは、気に入ったお花を好きなプランターに植えるだけでも十分に実現できます。

ベランダのインテリアに拘るところから準備となると、ハードルが高いと感じる方々もいらっしゃいますし、近年の日本は台風や強風対策も重要視されるようになり、すぐ室内に取り込みやすいスタイルも注目されています。

おうちのベランダの日当たりや風の強さにあった植物と、室外機や排水溝の位置などをチェックして、近隣さんに迷惑をかけないポイントさえ押さえておけば、あとは自分のライフスタイルに無理なく心地よいオアシスをおうちに増やせます。

そこで今回は、ベランダガーデニングを楽しむために確認しておきたい栽培環境と対策、マナーとエチケットについてと、おすすめの「ベランダで育てやすい花」を栽培環境ごとにセレクトしてご紹介します。


目次
ベランダでプランター栽培を楽しむ魅力
ベランダガーデニングのレイアウトアイデア
ベランダガーデニング環境の特徴
ベランダの環境をチェックするポイント
ベランダガーデニングのマナーとエチケット
日陰のベランダにおすすめの花
ベランダに咲かせたい花を探す
とにかく可愛くてお洒落なお花は?
雨風に強いお花は?
半日陰に強い花は?
暑さや乾燥にも強いお花は?
場所を取らないコンパクトなお花は?
ベランダガーデニングでよくある疑問
まとめ ベランダガーデニングを気軽に楽しみましょう!

ベランダでプランター栽培を楽しむ魅力

ベランダガーデニンサフィニア

ベランダでプランター栽培を始めると、マンションやアパートでも手軽にガーデニングを楽しめます。庭がなくても、季節の花やハーブ、野菜を育てることができるのが魅力です。「初心者でも簡単にできるベランダガーデニングの方法を知りたい」「おすすめのプランターや植物を探している」という方に向けて、メリット・デメリット、選び方、育て方のポイントを詳しく解説します。

マンションやアパートでもできるガーデニングのメリットとデメリット

マンションやアパートでも、プランターを使えば花や野菜を育てることができます。さらに、ベランダは屋外なので日当たりや風通しが良く、植物にとって快適な環境になりやすいのもポイントです。 また、プランター栽培なら移動やレイアウト変更が簡単です。季節や気分に合わせて配置を変えたり、育てる植物を入れ替えたりできるので、長く楽しめるのがメリットです。地植えに比べてプランター栽培の場合、土の量も少ないため管理がしやすく、初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。それではメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

・庭がなくても始められる: マンションやアパートでも、プランターを使えば花や野菜を育てられます。スペースが限られていても、工夫次第でおしゃれなガーデニングが可能です。
・管理が簡単で初心者向き: プランターは土の量が少ないため、水やりや肥料管理がしやすく、失敗しにくいのが特徴です。
・レイアウト変更が自由: 季節や気分に合わせてプランターを移動できるので、飽きずに楽しめます。

デメリット

・スペースが限られる: ベランダは広さに制限があるため、大きな鉢や複数のプランターを置くと動線が狭くなります。
・水やり、排水のトラブル: 水が下階に垂れると近隣トラブルの原因になるため、受け皿や排水対策が必須です。
・強風や直射日光の影響: ベランダは屋外なので、風でプランターが倒れたり、夏の直射日光で植物が傷むことがあります。
・虫や病気の発生: 屋外で育てるため、害虫が発生しやすく、室内に入ることを嫌がる人も多いです。
・耐荷重の問題: 土や水を含んだプランターは意外と重くなるため、置きすぎると危険です。

ベランダガーデニングのレイアウトアイデア

限られたスペースをどう使うかは大きなポイントです。マンションやアパートのベランダは広さに制限がありますが、レイアウトを工夫すれば、おしゃれで機能的なガーデニング空間を作ることが可能です。今回は、初心者でも簡単にできるプランターの配置方法や縦の空間を活用するアイデアを紹介します。省スペースでも花やハーブ、野菜を楽しむためにレイアウトのコツを押さえて、ベランダを癒しのガーデンに変えてみましょう。

プランター配置の基本ルール

①高さを活かす
背の高い植物や大きなプランターは奥に。 ラックや棚を使って段差を作り、立体感を演出。

②動線を確保
出入り口や通路は必ず空ける。 奥に視線を誘導するように配置すると広く見える。

③色と素材の統一感
プランターの色をナチュラル系(白・グレー・木製)で揃える。 花や葉の色は3色以内に抑えるとごちゃつかない。

④壁面・縦空間の活用
ハンギングプランターや壁掛けで高さを出す。 手すりにプランターを取り付けて花を並べる。

レイアウト例(イメージ)
奥側:背の高い観葉植物やシンボルツリーを配置。大型プランターや背の高いプランターなど。
中央:中型プランターで季節の花やハーブなど。
手前:小型プランターや寄せ植えでアクセント。
壁面:ハンギングプランターやラックなどを活用。
ラック:2段や3段ラックで高さを出し、スペースを有効活用。

ベランダガーデニング環境の特徴

ベランダガーデニング

マンションやアパートのベランダは、庭とは違った特徴を持つガーデニングスペースです。スペースが限られているうえ、日当たりや風通し、耐荷重など、環境条件に合わせた工夫が必要になります。特に、乾燥しやすい、風が強い、温度変化が激しいといったベランダ特有の課題を理解しておくことが、植物を元気に育てる第一歩です。

1. スペースが限られている

マンションやアパートのベランダは狭いため、プランターや鉢のサイズ選びが重要です。 縦の空間(ハンギング、ラック)を活用する工夫が必要になります。

2. 日当たりが不安定

南向きなら日当たり良好ですが、東西向きや北向きは半日陰や日陰になる時間が多いです。 日陰に強い植物や、移動可能な大きさや重さのプランターを選ぶと安心です。

3. 風が強くなりやすい

高層階や角部屋は特に風が強く、プランターの転倒防止や固定が必須です。 風よけにすだれやネットを使うと植物が傷みにくいです。

4. 水やり・排水に注意

水が下階に垂れると近隣トラブルの原因になるため、受け皿や排水ネットを必ず使用しましょう。 ベランダは乾燥しやすいので、水やり頻度は庭より多めです。

5. 耐荷重の制限

土+水を含んだプランターは重くなるため、ベランダの耐荷重を確認しましょう。 軽量プランターや鉢底石で軽量化する工夫が必要です。

ベランダの環境をチェックするポイント

まずはベランダの栽培環境を確認してみましょう。ベランダの日当たりや雨風の当たり具合、排水溝の場所や生活の場としてのスペースを確保するためのチェックポイントも押さえたら、栽培環境に適した花や自分が作りたいベランダガーデンをイメージしていきましょう。

(1)ベランダの日が当たる場所をチェックする

半日以上直射日光が当たるか、半日陰か、西日が当たる場所かによって、育てやすい花の種類が変わってきます。お日様が大好きな花、半日陰を好む花、乾燥に強い花、夏の暑さに強い花など、植物によって性質が違いますので、特にガーデニング初心者の方は、はじめは栽培環境にあった花を選んだ方が安心です。のちほどおすすめの花をご紹介します。

(2)風の強さ、雨の当たる規模をチェックする

高層階や周りに建物がないベランダなど、雨風がダイレクトに当たりやすい場合は、プランターはあまり背が高くない形状のもので、台風時には室内に移動しやすい大きさのものを選ぶのがおすすめです。雨風に強いタイプの花もおすすめです。

(3)ベランダの排水溝(排水口)の場所をチェックする

ベランダの排水溝は、雨や植物の水やりで出た水を流すために必要な箇所です。排水溝付近は開けて、水の流れを確保しましょう。
ベランダに排水溝がない場合は、ベランダガーデニングを始める前に水の流れ方などを確認しておきましょう。

(4)植物を置くスペースを決める

ベランダは日々の生活空間でもありますので、洗濯物を干すスペースや通路を確保したガーデニングスペースのレイアウトを考えてみましょう。スペースがあまりとれない場合は、植木の数を厳選します。コンパクトに育つタイプのお花もおすすめです。

(5)室外機の風を避ける、お洒落なカバーも

熱風が出るエアコンの室外機から出る風は、植物が傷みやすくなる原因になりますので、プランターを置く場所は風が当たる場所を避けてレイアウトをしましょう。
プランターを室外機の上に置く場合は、直置きは避けて、室外機用のカバーなどを設置しましょう。お洒落な室外機用カバーもホームセンターやネットなどで売っています。

ベランダガーデニングのマナーとエチケット

ベランダガーデニング

集合住宅の共有スペースであるベランダでガーデニングを楽しむためには、事前にお住まいの集合住宅の規約や、近隣さんに迷惑をかけないエチケットを押さえておくことが重要です。 マナーを守って、ベランダガーデニングを満喫しましょう。

(1)ベランダの耐荷重制限を守る

ベランダは建築基準法で荷重制限が「1平方メートルあたり約180kg」と定められています。普通に使用するレベルでは問題ありませんが、レンガや床材などをたくさん敷き詰めたりする場合は重さをチェックしたり、軽量タイプを選ぶと良いでしょう。

(2)避難経路を塞がない

避難用ハッチの上や蹴破り戸の周辺など、避難経路を植木や物などで塞がないようにします。 ベランダは緊急時の避難ルートになりますので、避難経路を塞いでしまうと災害時に自分たちだけでなく、近隣にも被害を与える恐れがあります。

(3)ベランダの排水溝(排水口)を詰まらせないようにする

ベランダの排水溝は、雨や植物の水やりで出た水を流すために必要な箇所です。
排水溝の上に物を置いたり、ゴミや植物の枯葉などで塞がってしまうと、ベランダに水が溢れてしまいますので、排水溝付近は開けて、定期的にベランダの掃除をしておきましょう。

ベランダに排水溝がない場合は、水やりの際に隣家へ水が流れていく設計になってる場合がありますので、ベランダガーデニングを始める前には、事前に水の流れ方などを確認しておきましょう。

(4)強風・台風で物が飛ばないようにする

強風や台風の時にベランダに設置している物が飛ばされると、人や建物や車にぶつかり危険です。
ベランダに置くプランターや棚、椅子などは、室内に取り込む際に簡単に移動できる重さやタイプを選んでおくとよいでしょう。初めから台風対策を視野に入れたガーデニングスペースにするのも手かもしれません。
天気予報で台風の日が分かったら、日にちを逆算して水やりを少なめにしておくと、移動の際に重さが軽減されるので楽です。

(5)鉢、水、枯れ葉などが落下しないようにする

2階以上に住んでいる場合には、鉢、水、枯れ葉が下の階に落ちないように気を付けます。

ベランダの柵の上に鉢やグッズなどを置くと、何かの拍子に落下したり強風で飛ばされたり可能性があり、大変危険なので絶対にやめましょう。
プランターやハンギングなどを柵にくくりつけたり掛けたりする場合も、そのままの状態で水やりをすると下の階に水が落ちてしまい迷惑になります。鉢やハンギングは柵にかけない場所に設置するのがベターです。日当たりなどの問題でどうしても掛けたい場合は必ずベランダの内側にし、落下しないように固定し、水やりの際は移動させて排水溝へ水が流れるようにしましょう。

枯れ葉は下に落ちたり風で飛んでいかないように定期的に掃除をします。
他にも、つる性植物のつるがいつのまにか隣のベランダまで伸びていることがありますので、つるがあちこちに行かないよう誘引や剪定をしてあげましょう。

日陰のベランダにおすすめの花

サフィニアアート

マンションやアパートのベランダは、一日中日が当たる場所ばかりではありません。建物の向きや周囲の環境によって、半日陰や日陰になることも多いですよね。「日陰だと花は育たないのでは?」と心配する方もいますが、実は日陰でも元気に育つ花や植物はたくさんあります。一般的にベランダで育てやすいといわれている草花をご紹介します。

・パンジー、ビオラ、ベゴニア、インパチェンス、フクシア、ハーブ系など

花だけでなく、野菜や観葉植物を育てるのも良いでしょう。

ベランダに咲かせたい花を探す

ベランダに咲くサフィニア

栽培環境を確認したら、次は育てる花を選びます。見た目が好きな花を選ぶのが一番良いですが、栽培環境によってはうまく育たないことがありますので、雨風に強い花、半日陰に強い花、暑さや乾燥に強い花、スペースを取らない花などそれぞれの環境にあったお花の中から選ぶと安心です。
それぞれの環境におすすめのサントリーフラワーズのお花をご紹介します。

とにかく可愛くてお洒落なお花は?

栽培環境が良いベランダや、やっぱり可愛くて人気のお花を咲かせたい!という方には、SNSでも人気のお洒落なお花をおすすめします。

サフィニアアート | ユニークな花模様のペチュニア

サフィニアアート
サフィニアアート

◆サフィニアアートのおすすめポイント
・花弁にユニークな模様が入る花が可愛くて人気です。
・生育・分枝力旺盛で育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・ボリュームある中輪の花がたっぷり咲きます。

花びらにピンク色のハート模様のある「ももいろハート」など、花弁に可愛い模様が入る印象的なタイプのサフィニアです。
ネーミングも可愛くてインスタグラムなどSNSでも人気です。

サフィニアシリーズの育て方はこちらでご紹介しています。

ミリオンベルプチホイップ | 可愛い八重花のカリブラコア

ミリオンベルプチホイップ
ミリオンベルプチホイップ

◆ミリオンベルプチホイップのおすすめポイント
・ホイップクリームみたいな八重花が可愛くてお洒落です。
・雨にも夏の暑さにも強いので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・切り戻しをしなくてもドーム状にこんもり丸くまとまる花姿です。

暑さや雨などに強いのはもちろん、切り戻しをしなくてもドーム状に綺麗にまとまる草姿なので、お手入れも楽です。
ホイップクリームのような可愛い八重の花弁も魅力で、SNS投稿も多数あり大好評です。

ミリオンベルシリーズの育て方はこちらでご紹介しています。

雨風に強いお花は?

雨風に当たりやすいベランダには丈夫な品種がおすすめです。「ミリオンベル ストロング」はサントリーフラワーズが3年かけて厳しい日本の気候でも育つ品種として開発しました。

ミリオンベル ストロング | 雨にも強い超強健カリブラコア!

ミリオンベル ストロング
ミリオンベル ストロング

◆ミリオンベル ストロングのおすすめポイント
・日本の暑さと降雨にも耐え、夏を越えて晩秋まで長く花を楽しめます。
・丈夫で育てやすいので、初めてのガーデニングにもおすすめです。
・明るくカラフルなレッド、ピンク、ブルー、イエロー、オレンジの5色の花色です。

植込みから1か月半ほどで大きく育つので、育てる楽しさを実感できます。
原色のような鮮やかな花色は、おうちのお庭やベランダ、玄関などを明るくカラフルにしてくれます。

半日陰に強い花は?

北向きのベランダや直射日光がそれほど当たらないベランダには、半日陰でも元気に育ち、たくさん咲く花がおすすめです。

エンジェルス イヤリング | 半日陰でも育つ可憐なフクシア

エンジェルス イヤリング
エンジェルス イヤリング

◆エンジェルス イヤリングのおすすめポイント
・半日陰でも育つので、直射日光の当たらない場所でも楽しめます。
・フクシアでは暑さに強いタイプで、摘芯不要で秋まで長く楽しめます。
・愛らしい淡いピンク色、赤と白の美しい八重咲きの、鈴なりの花を楽しめます。

半日陰で育てやすく、摘芯不要で秋まで長く楽しめます。
まるで天使のイヤリングのような花がキラキラ揺れる可憐な花姿は、鉢植えはもちろん、ハンギングスタイルにしてもお洒落です。

エンジェルス イヤリングの育て方はこちらでご紹介しています。

サマーミスト | 半日陰でも育つ涼しげなトレニア

サマーミスト
サマーミスト

◆サマーミストのおすすめポイント
・半日陰でも育つので、直射日光の当たらない場所でも楽しめます。
・育てやすく、病気になりにくいのでガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・涼しげなブルー系、イエローの花色のラインアップです。

直射日光の当たらないベランダでもガーデニングを楽しみたい方におすすめです。
暑い夏にたくさんの花を次々と咲かせ、涼しげな葉が夏を爽やかに演出してくれます。

サマーミストの育て方はこちらでご紹介しています。

セネッティ | 半日陰でも艶やかな花色花姿

セネッティ
セネッティ

◆セネッティのおすすめポイント
・大輪のデイジーのような花が春から初夏にかけて咲き誇ります。
・カラフルな花色のバリエーションがあり、日当たりが悪い環境でも育てられて花が次々咲きます。
・ガーデニング初心者から上級者までおすすめの花です。

半日陰で育てやすく、摘芯不要で春~秋、秋~春先まで長く楽しめます。
コンテナや寄せ植え、花壇、ボーダー仕立てなど、幅広いシーンで活躍してくれます。

セネッティの育て方はこちらでご紹介しています。

暑さや乾燥にも強いお花は?

直射日光の照り返しが激しいベランダや、風が強いベランダには、暑さや水切れに強いお花が最適です。
西日が当たる夏のベランダは、葦簾(よしず)で半日くらい陰を作ってあげたり、地面と鉢の間にスノコやレンガなどを置いて熱に直接触れさせないなどの対策もしてあげましょう。

サンク・エール | とにかく暑さに強いスカエボラ

サンク・エール
サンク・エール

◆サンク・エールのおすすめポイント
・花がら摘み不要で管理しやすい。真夏でも花が休まない。
・育てやすく、虫がつきにくいのでガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・涼しげな色合いのブルー系やホワイト、可愛いピンク系の花色のラインアップです。

多くの植物は気温の高い真夏は花が休みがちですが、「サンク・エール」は真夏でも常に花が付き続けるのが魅力です。
咲き終わった花は自然と落ちるため、基本的に「花がら摘み」は不要です。周りに散らかった花がらはお掃除しましょう。

サンク・エールの育て方はこちらでご紹介しています。

サンパラソル | 水切れ・乾燥に強いマンデビラ

サンパラソル
サンパラソル

◆サンパラソルのおすすめポイント
・中南米にルーツを持つので夏の暑さと乾燥に強いです。
・根に水分を蓄える特性があるので2~3日水やりをしなくても平気です。
・赤やピンク、ホワイト、ニュアンスカラーなどトロピカルな花が夏から秋まで長く咲きます。

風が強くて乾燥しがちなベランダには、根に水分を蓄える特性があるサンパラソルがおすすめです。
忙しくてつい水をやり忘れてしまったり、家を留守にすることがあっても安心です。

サンパラソルの育て方はこちらでご紹介しています。

場所を取らないコンパクトなお花は?

ベランダのガーデニングスペースをあまりとりたくない場合は、コンパクトにまとまりやすい草姿のお花がおすすめです。

サフィニアブーケ | 花束みたいにまとまるペチュニア

サフィニアブーケ
サフィニアブーケ

◆サフィニアブーケのおすすめポイント
・場所を選ばない人気のブーケ、次々と花が咲き秋まで楽しめます。
・節間が短く、分枝も良いので、ピンチ(摘芯)なしでもドーム状にまとまります。
・夏の暑さにも強く丈夫で育てやすいのでガーデニング初心者の方にもおすすめです。

花束(ブーケ)のようにキュッとまとまる愛らしい咲き姿が特長のサフィニアです。
ピンチ(摘芯)なしでもドーム状にまとまりやすい咲き姿なので、あまり広くないベランダやお庭などでもコンパクトに育てられます。

フェアリースター | 愛らしい小花がまとまるニチニチソウ

フェアリースター
フェアリースター

◆フェアリースターのおすすめポイント
・咲き終わった花は自然と落ちるため、基本的に「花がら摘み」は不要!
・育てやすく、花つきバツグンで愛らしい咲き姿なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・可愛い小花、パステルカラーやホワイト系の優しい花色のラインアップです。

小さく愛らしいお花を咲かせてくれるので、コンパクトにまとまりやすく、スペースが狭いベランダなどでも楽しめます。
お水は与えすぎず、土が乾燥したらたっぷりあげてください。

フェアリースターの育て方はこちらでご紹介しています。

ベランダガーデニングでよくある疑問

Q日陰のベランダでも植物は育つ? >>>

A日陰でも育つ植物はあります。おすすめはインパチェンス、ベゴニア、アイビー、ポトスなどです。

Q水やりの頻度はどれくらい? >>>

A夏は毎日です。冬は週1回程度が目安で乾燥しやすいベランダでは朝か夕方に水やりするのがベストです。

Qベランダでも虫はつく? >>>

A春には虫たちも活動をし、私たちは自然界の中で共存しています。ベランダにも虫がやってくることがあります。植物に悪さをするタイプの虫から守るために、水やりの際などに植物をチェックして、虫が発生しにくい環境にしてあげましょう。

【対策】虫が付く前にやっておくと良いこと
虫が付く前に市販の園芸用防虫剤で先手を打っておくと安心です。撒きすぎないよう容量を守りましょう。 花や葉が欠けていないか、変色してないかをチェックをしましょう。葉の裏側も見ます。 落ちたりカットした葉や花がらは、こまめに取り除きましょう。 湿度が高い状態にならないように、風通しの良い環境にしましょう。

【対策】虫がついたらやること
見つけ次第すぐ市販のスプレータイプの園芸用薬剤を散布します。散布の際は薬が近隣に行かないように風向きに気を付けましょう。虫に食われた部分はすぐに摘み取ります。

一般的な病害虫についてこちらでチェックしてみてくださいね。

ベランダガーデニングに必要な道具は?

植木鉢・プランター
一般的に8号(直径24cm)~10号(直径30cm)くらいのサイズが使いやすいです。 浅すぎる鉢は根が詰まったり、水を含む量が少ないため、ある程度深さのある形を選びましょう。風合いのある素焼きはシンプルなタイプからデコラティブなタイプもあり、軽くて楽なプラスティック製、ぬくもり感じる木製など、気に入ったデザインの鉢・プランターを楽しく選んでください。

植木鉢・プランター

培養土
ガーデニングには草花用の培養土を使いましょう。園芸店やホームセンターで売っている「草花用の培養土」が便利です。元肥が含まれていない土を使う場合は必ず元肥を混ぜます。
土を入れる量は、鉢いっぱいにせず、2~3cmほど下あたりまでが目安です。

培養土

鉢底石
鉢底に敷くことで、土の排水性や通気性を良くし、根腐れの予防になります。鉢・プランターの底に穴が少ししか開いていなかったり、テラコッタ鉢の時は使った方が良いでしょう。

鉢底石

はさみ
新芽のカット(摘芯・ピンチ)、花がら摘み、切り戻しなどで使います。

はさみ

肥料
より健全に生育させ美しく咲かせるために、生育途中から肥料が必要となります。液肥と置肥があります。

肥料

薬剤
病気や害虫対策として薬剤を散布しておくと安心です。

薬剤

シャベル・スコップ
買ってきた培養土を植木鉢・プランターに移す時に使います。

シャベル・スコップ

手袋・グローブ
植え込みの時、日ごろのお手入れであると便利です。

手袋・グローブ

じょうろ
育てる鉢数にもよりますが、意外とたくさんの水が必要になります。大きめのサイズが便利でしょう。

じょうろ

これからガーデニングを始めるという初心者の方に!ガーデニング用品や花苗の選び方、植え替えから水やり、肥料や花がら摘みの基本を紹介しています。

まとめ ベランダガーデニングを気軽に楽しみましょう!

ベランダガーデニング

ベランダガーデニングはリビングや部屋の延長として一体化した生活空間になる上、庭としても日常的に親しみを感じながらガーデニングを楽しめる憩いの場所になります。

まずはおうちのベランダの日当たりや雨風の当たり具合やスペースなどの栽培環境を確認して、好きな花や気に入った花、SNS等でも人気のお洒落な花などをセレクトして自分だけのガーデニングスペースを作ってみてください。

栽培環境によっては雨風に強い花、暑さや乾燥に強い花、半日陰に強い花、スペースを取らないコンパクトな花を選んでも良いかもしれません。特に初めてのガーデニングでしたら育てやすいお花から始めるのがおすすめです。失敗しにくいので、基本的な育て方を覚えて自然にコツをつかんでいき、次に別の花を育てる際にも応用しやすくなります。

そして生活の場としてのスペースを確保したり、近隣さんに迷惑をかけないマナーやエチケットを押さえたら、ぜひおうちの身近な空間でガーデニングと花のある暮らしをお楽しみください。

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