| 全長 | 20cm | 渡り区分 | 夏鳥/漂鳥 |
|---|---|---|---|
| 環境 | 森林 | ||
| 色 | 茶系 | 季節 | 春/夏/秋 |
| 鳴き声 |
©℗上田秀雄 |
||
音の再生は、野鳥が仲間の鳴き声と間違う恐れがあるため、屋外での再生はご遠慮ください。
音声を聞く場合は、ボリュームを抑えるかイヤホンで聞いてください。
音を消したい場合は、もう一度タップクリックしてください。
全長20cm。日本では北海道、本州の山地の大木のある森林で繁殖します。繁殖期には夜中から夜明けにかけて、「ブッ カッ コー」とか「ブッ ポー ソー(仏法僧)」ときこえるコノハズクの声がします。日本でいちばん小さいフクロウの仲間です。ブッポウソウという鳥が別にいて、昔はそれが鳴いていると思われていたのですが、姿はキレイでも声は「ゲエッ」という悪声で、これは「姿のブッポウソウ」となり、コノハズクが「声のブッポウソウ」となりました。空中を飛んでいる昆虫類などを食べています。木の葉のように小さなミミズクの意でコノハズクです。
コノハズクには、アイヌに伝わる悲しいお話があります。
おばあさんが、孫と一緒にユリの根をとりに森へ行きました。あちこち歩いているうちに道に迷ってはぐれてしまい、おばあさんは家に戻ってきましたが、孫のほうは夜になっても戻りませんでした。その晩から、この村の裏山で、トキト トキト フチトキトという声がするようになりました。フチというのは、アイヌの言葉でおばあさんという意味です。トントン、おばあさんトントン・・・おばあさんが声のする裏山へ行ってみると、ユリの花が露にぬれて、まるで涙を流しているように光っていました。
人々は、孫がコノハズクになっておばあさんを呼んでいるのだと、話し合いました。
/ みみずくや 上手に眠る竿の先 一茶 /
当サイトの内容、テキスト、画像、音源等の無断転載・無断使用を禁止します。
「日本の鳥百科」の写真は、「サントリーの愛鳥活動」「サントリー 天然水の森」の現場で撮影したものを中心に構成しています。
写真提供:(公財)日本鳥類保護連盟、野口好博、小山浩幸、柳澤紀夫、小宮輝之 他
鳥を守ることは、
私たちの未来を守ること。
だから、水と生きるサントリーは
愛鳥活動を続けています。
もっと鳥を探そう!