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サントリーグループのサステナビリティ

Our Focus Areas 生活文化

サントリーグループの想いと歩み

豊かな生活文化の創造と社会・自然との共生を使命に

サントリーグループの原点は、創業者の鳥井信治郎が始めた葡萄酒づくりへの挑戦です。
洋酒が珍しかった時代に、日本人の味覚に合う味わいをつくりたいと挑戦と失敗を重ね「赤玉ポートワイン」(現「赤玉スイートワイン」)を創り上げました。甘味葡萄酒「赤玉ポートワイン」を生み出して日本の洋酒文化を拓き、日本初のウイスキーづくりに着手。さらにビール、飲料などの新事業に参入するなど、サントリーグループの成長は、生活文化に潤いをもたらす新価値創造に向けた、挑戦と革新の歴史に支えられています。

ステークホルダーや社会全体と事業の成功を分け合い互いに発展・成長していく

「事業活動で得たものは、自社への再投資にとどまらず、お客様へのサービス、社会に還元したい」という鳥井信治郎の「利益三分主義」の信念のもと、私たちは事業とともに100年以上にわたり、さまざまな活動に取り組んできました。その活動は、環境保全を中心に、文化・芸術・学術、福祉、スポーツ、さらには震災復興のサポートや次世代育成など、多岐にわたっています。サントリーグループが創業以来掲げる「利益三分主義」の精神は、わたしたちの不変の価値観なのです。

事業活動:1899 鳥井信治郎が「鳥井商店」を創業、1907 甘味葡萄酒「赤玉ポートワイン(現 赤玉スイートワイン)」を発売、1923 日本初となるモルトウイスキー蒸溜所「山崎蒸溜所」の建設に着手、1929 日本初の国産ウイスキー「サントリーウイスキー白札」を発売、1937年には「角瓶」を発売、1963 ビール事業に再挑戦、「サントリービール」を発売、1972 食品事業(清涼飲料)を開始、1983 フランスでシャトー ラグランジュの経営に参画、1989 フラワー事業を開始、「サフィニア」を発売、1993 ウエルネス事業を開始、「セサミン」を発売、2009 オランジーナ社(フランス)とフルコア社(ニュージーランド)がグループに加わる、2014 ビーム社(アメリカ)がグループに加わる、環境・社会活動:1921 社会福祉法人「邦寿会」を設立、1946 食品化学研究所(現サントリー生命科学財団)を設立、1961  サントリー美術館を開館、1973 バレーボールチーム「サントリーサンバーズ」を発足、1973 生物多様性の保全に取り組む「愛鳥活動」を開始、 1979 サントリー文化財団を設立、1980 ラグビーチーム「サントリーサンゴリアス」を発足、1986 サントリーホールを開館、2003 サントリー「天然水の森」活動を開始、2004 次世代環境教育「水育(みずいく)」を開始、2011 災害復興支援活動を開始、2014 「チャレンジド・スポーツ プロジェクト」を開始、2024 子どもを支援する次世代エンパワメント活動を強化

取り組み

新たな価値を生み出す原動力を

研究開発こそメーカーの命であるという信念のもと、サントリーグループでは、酒類をはじめとするさまざまな商品開発の過程で、微生物や酵素の利用技術、蒸留技術を深化させてきました。
さらに、食品加工、分析などの技術やノウハウを積み重ね、新しい健康素材の探索・健康効能の研究など、さまざまな研究開発を行ってきました。
私たちは、暮らしのあらゆるシーンに寄り添い、お客様の毎日を豊かなものとし、その生命(いのち)の輝きに貢献したいという思いから、酒類にとどまらず、飲料・食品、健康食品、外食、花といった多様な分野で挑戦を続けています。

お客様の毎日に健康習慣を

肥満や高血圧など生活習慣病患者の増加といった社会課題への対応として、「ウーロン茶重合ポリフェノール」に脂肪の吸収を抑える作用があるという研究結果をもとに開発された「黒烏龍茶OTPP」や、血圧が高めの方に適した「胡麻麦茶」、脂肪の吸収を抑える「ペプシスペシャル ゼロ」、そして史上初めてケルセチン配糖体の脂肪分解作用を明らかにした「伊右衛門 特茶」シリーズなど、サントリーはさまざまな効能を持った特定保健用食品(トクホ)を販売しています。また、悪玉(LDL)コレステロールを下げる機能がある機能性表示食品「伊右衛門プラス コレステロール対策」など、多彩なラインアップでお客様の健康への負の影響を排除し健康課題に貢献するとともに、おいしく飲めることを特に重視し、「健康」と「おいしさ」の両立を研究しています。
日本で長年培ってきたお茶、水といった無糖飲料や低糖飲料の開発知見を活かし、各国で心を満たし、おいしく体に良い商品ポートフォリオの拡充を進めています。

お酒を飲む人、飲まない人、すべての人に豊かな時間を

新価値の創造は、飲食文化の提案という面でも生かされています。
お酒を飲む人、飲まない人、すべての人が分け隔てなく、みんなが豊かな時間を楽しんで、ずっと笑顔であるように。サントリーグループは、適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝える新たな活動として「ドリンク スマイル」を2024年11月から開始しました。「ドリンク スマイル」では、適正飲酒啓発による「お酒との共生社会実現」に、「お酒文化の継承」を加えることで、正しく多様なお酒の楽しみ方をお伝えしています。

  • ドリンクスマイル SUNTORY

青いバラやセサミンを生み出したサントリーのDNA

サントリーグループには、飽くなき挑戦から誕生した製品がいくつもあります。
実現不可能といわれた青いバラや「セサミンEX」の開発も、サントリーグループの最先端のバイオテクノロジーと失敗にめげることなく研究に励む開発者たちの努力の結晶です。彼らは思うような実験結果が出なくても、それを単なる失敗と捉えず、次の実験のヒントとして生かし、研究を続けます。
決してあきらめないその姿勢こそ、創業以来、脈々と受けつがれてきたサントリーのDNAなのです。

  • 「セサミンEX」
    ゴマにわずかにしか含まれない希少な健康成分「セサミン」と、ビタミンEをはじめとした独自の組み合わせが40代以降の年齢に負けない元気、若々しさをサポート。サントリーグループが長い歴史で培ってきた「セサミン」の研究と確かな技術力が生み出した年齢対策サプリメントです。

  • 英語で「不可能(存在しないもの)」の象徴だった「Blue Rose」。その不可能を実現してしまった青いバラの存在は、サントリーのDNAの象徴となりました。

多くの人々の生活に彩りと潤いを

人々の生活に彩りと潤いをもたらし、豊かな生活文化の創造に貢献し続けていくためにサントリーグループは、様々な芸術・文化貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
サントリー美術館では、「生活の中の美」を基本理念に、国宝・重要文化財を含む約3,000件の収蔵品を核に、絵画、陶磁、漆工、ガラスなど魅力あふれる企画展を開催しています。
「世界一美しい響き」をコンセプトに、東京都初のコンサート専用ホールとして開館されたサントリーホールでは、国内外から高い評価をいただいてきた響きを大切に継承しながら、世界の一流アーティストによる演奏会を開催しています。 また、公益財団法人サントリー文化財団では、社会科学・人文科学分野の研究活動を顕彰する「サントリー学芸賞」や、日本の地域文化の向上を目指した「サントリー地域文化賞」の贈賞など、さまざまな活動に取り組んでいます。