ニュースリリース

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  • No.SBF1354(2023/4/3)

スギ薬局とサントリーが協働し「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始

― 愛知県、三重県の6店舗を対象にペットボトル「資源」の循環を促進 ―

 サントリー食品インターナショナル株式会社は、株式会社スギ薬局(以下、スギ薬局)と、協栄産業株式会社と協働し、スギ薬局の愛知県、三重県の6店舗を対象に、店頭で集められた使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1を4月より開始します。

※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと

●本取り組み実施の背景
サントリーグループは「人と自然と響きあう」という使命を掲げ、ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っています。
スギ薬局グループは、サステナビリティ経営推進のため重要課題(マテリアリティ)を設定し、その中の一つとして「循環型社会の実現」を目指しさまざまな活動を行っています。今回、「ペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。 

●本取り組みについて
スギ薬局の対象店舗で回収した使用済みペットボトルを、飲料用ペットボトル容器として再生・使用していきます。これにより、お客さまのご協力により集められた使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現します。またスギ薬局では、使用済みペットボトルの店頭回収効率化と資源循環化推進を目的に株式会社寺岡精工のペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」を導入し、「リサイクルの入り口」として、地域のお客様と共に、資源の有効活用を推進します。回収機では、缶・ビン/中身の残ったボトルなど不適切な投入物の自動検知システムと、ペットボトル容積を約1/3にする減容圧縮機能により、回収するペットボトルの資源価値を高め、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを促進します。これら一連のペットボトル回収は、株式会社アラインのオンラインシステム「Pet BtoB Net」によって、店頭で回収されたペットボトルからプリフォームまでの重量を可視化しトレーサビリティを一元管理します。

〈株式会社スギ薬局〉
株式会社スギ薬局は、地域の皆様に対して、健康で豊かな生活を支え、笑顔あふれる社会への貢献を目指し、企業活動を行っています。「まごころを込めて親切に応対し、地域社会に貢献します。」「社員一人ひとりの幸福、お客様一人ひとりの幸福、そして、あらゆる人々の幸福を願い、笑顔を増やします。」という経営理念を実践すべく、サステナビリティ経営を推進しています。

〈協栄産業株式会社〉
協栄産業株式会社は合成樹脂の再生・加工・販売を行うリサイクル原料メーカーとして1986年からペットボトルリサイクルを手掛けています。2011年、サントリーグループと共同で使用済みペットボトルからペットボトルを再生する「メカニカルリサイクルシステム」を日本で初めて開発するなど、ペットボトルリサイクルのパイオニアとして「ボトルtoボトル」水平リサイクルを推進しています。

 サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※2したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※3するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきました。

 2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を推進していきます。

※2 メカニカルリサイクルとして

※3 協栄産業(株)など4社で共同開発

 

以上

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お問い合わせ先

サントリー食品インターナショナルホームページ http://suntory.jp/sbf/

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