ニュースリリース

ニュースリリース

  • No.SBF0958(2020/2/18)

10代~60代の男女に聞く、防災バッグ実態調査
3人に1人は期限切れアイテムを含む
“劣化(※)防災バッグ”を保有!?
あなたのお宅の防災バッグ、用意したまま放置していませんか?

― 日本の家庭、防災バッグ常備率28.9%
  常備されている防災バッグの37.6%は、常備して「3年以上」が経過 ―
― 防災バッグを定期的に点検しているのはわずか13.4%
  33.0%の防災バッグに期限切れアイテム! ―
(※期限切れを劣化と表現しています。)

 サントリー食品インターナショナル株式会社は、昨今各地で災害が多発し、防災意識も高まりつつあることを背景に、自宅の防災バッグ(非常用持ち出し袋)の準備・点検の実態調査を行いました。主な調査結果は以下のとおりです。
 また、この結果を受け、防災バッグの再点検を促進することを目的に、SNSキャンペーン「防災バッグ衣替えキャンペーン」を2月18日(火)より実施します。

<主な調査結果>
災害大国ニッポン しかし、防災バッグの常備率は3割以下
●自宅に防災バッグを常備しているのは28.9%、66.3%が「常備していない」。
●常備率が最も高いのは「中部エリア」(36.2%)、最も低いのは「九州・沖縄エリア」(18.9%)で2割以下。
防災バッグを準備した時期は「5年以上前」が30.2%と最多。3人に1人は「3年以上」経過。一方、大雨や台風などの災害が頻発した「2019年7月以降」に常備した人は12.5%。

防災バッグの中身 3人に1人は期限切れのアイテムが入っている
●防災バッグに入っている三大定番アイテムは、「懐中電灯」、「軍手・手袋」、「ペットボトル入り飲料水」。
●防災バッグを「定期的に点検している」のはわずか13.4%。4人に1人は「点検や入れ替えはしていない」(25.0%)。
●防災バッグの中身、3人に1人(33.0%)は期限切れのアイテムあり!使用に適さないアイテムが常備されている。
●期限切れアイテム入り防災バッグの所有者の3人に1人(34.2%)は「中身の期限切れを意識していた」。しかし・・・期限切れが発生。
●「ペットボトル入り飲料水」の期限切れ率は17.6%。「乾パン・缶入りパン」は26.2%と4人に1人は期限切れ。
●防災用備蓄水は〈1人1日3L×3日分〉必要※だが、半数は認知するも、家族分備蓄できているのは35.6%だけ。 ※出典:内閣府HP「防災情報のページ」より

防災バッグにこそなじみのものを!
非常時に心身ともに安心を与えてくれる強い味方に
●防災バッグの中身を見直してみると、半数以上が防災バッグを「安心して使えないと思う」(51.9%)と反省。
●防災バッグに入っていた期限切れアイテム(食料品・飲料水・医薬品のいずれか)について、83.6%が「すぐに新しいものを購入したい」と防災行動に気付きが。
●「防災バッグに入れるものは、なるべく自分が日常で使っている、慣れ親しんだものを優先して選びたい」53.9%。災害後も「被災前に利用していた飲食物を口にしたい」61.6%。理由は慣れ親しんだものがあると「安心」できるから。


調査概要
■実施時期 2020年1月8日(水)~1月15日(水)
■調査手法 インターネット調査
■調査対象
(1)全国1万人調査は全国の10代~60代の男女1万人
※全国ブロック別の性年代の人口動態の構成比に合わせて、1万人の集計を行っています。
(2)700人調査は自宅に防災バッグを常備している全国の10代~60代の男女700人
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合があります。


一般家庭の防災バッグの状況

防災バッグの常備率、全国平均28.9%と3割以下
中部エリアが36.2%と常備率第1位

 全国47都道府県から合計で男女1万人を対象に、防災バッグ(非常用持ち出し袋)についての調査を行いました。
 まず自宅に防災バッグを常備しているか聞いたところ、「常備している」と答えたのは28.9%と3割以下で、7割近くが「常備していない」(66.3%)と答えました。常備している割合を全国7エリア別に見ると、常備率が最も高いのは「中部エリア」(36.2%)で、最も低い「九州・沖縄エリア」(18.9%)は2割を下回っています[図1]。

防災バッグを常備している人の3人に1人は、
常備して「3年以上」経過している

 自宅に防災バッグを常備していると答えた2,892人を対象に常備した時期を聞くと、「5年以上前」と答えた人が30.2%と最も多く、3人に1人は防災バッグを常備してから「3年以上」(37.6%)が経過しています。
 一方、大雨や台風などが頻発した「2019年7月以降」に常備した人は12.5%でした[図2]。

防災バッグを常備していても、「定期的に点検」しているのはわずか13.4%

 ここからは自宅に防災バッグを常備している男女700人を対象に、自宅の防災バッグを手元において調査に答えていただきました。
 まず、自分自身の防災対策がどの程度できているかと聞くと、「できている方だと思う」46.6%、「できていない方だと思う」53.4%となり、ほぼ半々の結果でした[図3]。
 次に、常備している防災バッグの中身を定期的に点検したり入れ替えたりしているかと聞くと、「定期的にしている」のは13.4%と少なく、残りの86.6%は定期的には点検をしていないと回答。最も多いのは「定期的ではないが、気が付いた時にしている」(61.6%)ですが、4人に1人は「点検や入れ替えはしていない」(25.0%)と答えており、防災バッグを常備してはいるものの放置状態にあることがわかりました[図4]。
 この点検頻度別に防災対策の自己判定を見ると、定期的に点検している人では84.0%が防災対策が「できている方だ」と認識していますが、気が付いたときにしていると答えた人でも、半数近くが自分の防災対策は「できている方」(49.2%)と認識しています[図5]。

一般家庭の防災バッグの中身

「懐中電灯」「軍手・手袋」「ペットボトル入り飲料水」
防災バッグの三大定番アイテム

 次に手元の防災バッグの中に入っているアイテムを聞くと、「懐中電灯」(78.9%)、「軍手・手袋」(67.3%)、「ペットボトル入り飲料水」(56.1%)の順となりました[図6]。この3つが防災バッグの三大定番アイテムです。
 前述[図1]のとおり、自宅の防災バッグ常備率は28.9%で、そのうちペットボトル入り飲料水が入っているのが56.1%であることから、ペットボトル入り飲料水が入った防災バックの常備率は16.2%となり、残り83.8%の家庭では、「ペットボトル入り飲料水」が入った防災バックが「常備されてない」ことが推測されます。

防災バッグに入っている「ペットボトル入り飲料水」
実は6人に1人は期限切れに

 手元の防災バッグに入っているものの中から、「消費期限・有効期限切れ」「充電切れ」などで持ち出しても使えない劣化状態だったものを挙げていただいた結果が[図7]です。
 防災バッグに「ペットボトル入り飲料水」を常備している393人のうち、期限切れを入れていたのは69人で劣化率は17.6%でした。つまり、6人に1人は期限切れの飲用にはおすすめできないペットボトル飲料水を、保管していることになります。「乾パン・缶入りパン」は常備している271人のうち期限切れが71人で、劣化率は26.2%、4人に1人が期限切れの乾パンを常備しています。

 今回の調査で、常備している防災バッグに期限切れのアイテムが入っていた人は231人で、3人に1人(33.0%)の割合で使えないアイテムが常備されていることがわかりました。下記は、今回の調査対象者が常備している防災バッグに入っていた期限切れアイテムの一例です。

▲非常食として長期常温保存ができるアルファ米ごはん。賞味期限は2009年5月と10年以上も過ぎていました。(東北50代 女性)

▲防災バッグ三大定番ペットボトル入り飲料水。災害用の長期保存タイプですが、賞味期限は2012年10月。(中部50代男性)

▲(図6)で劣化率が最も高かった乾パン・缶入りパン。写真の缶入り乾パンの賞味期限は2006年2月。(近畿・北陸50代女性)

▲写真の乾電池の使用推奨期限は2019年5月。期限を過ぎても使えなくなるわけではありませんが、この期限内に使用開始することがおすすめです。(北海道40代男性)

▲非常時に頼もしい栄養補助食品ですが、賞味期限は2015年7月。(中部30代女性)


一般家庭の防災バッグの中身

災害に備えて備蓄すべき飲料水の量 半数は認知しているが、
6割以上は必要量を備蓄していない

 災害に備えて備蓄しておくべき飲料水は、【1人1日3リットル×3日分で9リットル必要】といわれています。このことを知っているか聞いたところ、48.0%は「知らなかった」と答えました[図8-(1)]。
 ※出典:内閣府HP「防災情報のページ」より
 また、1人あたりの必要量(3日分9リットル)×家族人数の飲料水の備蓄をしているか聞いたところ、「備蓄している」のは3人に1人(35.6%)しかいませんでした[図8-(2)]。

 下記は、今回の調査対象者の防災バッグの中身です。飲料水を常備していても、「500mlのペットボトル1本だけ」など、1人分の必要量にも満たないケースが目立ちました。

▲ペットボトル入り飲料水が常備されていますが、
2リットルが1本だけでした(東北50代女性)

▲ラジオ、乾電池、乾パンが常備されていますが、
ペットボトル入り飲料水は500ml×1本
(九州・沖縄40代男性)

▲懐中電灯や救急セット、レジャーシートも常備され、
長期保存タイプのペットボトル入り飲料水も入って
いますが、500ml×1本だけでした(中部40代女性)

▲ラジオや乾電池、軍手や充電器、防寒用シートや
携帯用トイレも常備されていますが、
ペットボトル入り飲料水は5年保存できる
500ml×1本だけでした(中部30代男性)

 

災害時にこそ実感?! いつものブランドの安心効果

防災バッグの中身の期限切れ
意識はしていても3人に1人は「期限切れ」が起きていた

 常備している防災バッグに期限切れのアイテムが入っていた231人に、防災バッグの中身の期限切れを意識していたかと聞くと、34.2%が「意識していた」と答えています[図9]。
 意識はしていても期限切れが生じることは少なくないため、定期的にチェックすることがより重要のようです。

防災バッグの中身を実際に見直すことで、
防災意識や危機感の醸成が促進される

 今回、調査を通じて防災バッグの中身を見直すことになった被験者全員に、現状の防災バッグで、今、災害が起こったらどの程度安心して使えると思うか聞いてみました。
 すると、「安心して使えると思う」と答えた人は48.1%で、半数以上の51.9%が「安心して使えないと思う」と答えました[図10]。

 また、防災バッグに入っていた期限切れアイテムについて、どうするかを確認すると「すぐに新しいものを購入したい」と答えた方は、食料品77.0%・飲料水78.6%・医薬品70.7%で[図11-(1)]、いずれか一つでも「すぐに新しいものを購入したい」と答えた人の合計は83.6%となりました[図11-(2)]。
 防災バッグの中身を出して点検してみることで、期限切れに対する気付きと、それに伴う入れ替え促進につながります。定期的な点検を意識することが大切です。

災害大国ニッポン
防災バッグにはいつもの愛着ブランドで安心感を!

 防災バッグに入れるものについて、なるべく自分が日常で使っている「慣れ親しんだものを優先して選びたい」かと聞くと53.9%が同意し、実際に44.1%が「慣れ親しんだものを優先して選んだ」と答えています[図12]。

 また、万が一被災した場合、84.3%は「災害後の生活もできるだけ被災前の水準を保ちたい」と望み、61.6%が「災害後の生活も被災前に利用していたブランドの飲食物を口にしたい」と答えており、理由として「慣れ親しんだものがあると安心できる」といった意見が多く寄せられました[図13]。
 日本は、台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害が発生しやすい、世界有数の災害大国です。それだけに、有事の際にも慣れ親しんだブランドを身近におくことで、安心感が生まれ、ストレスや緊張の緩和につながると感じる人が多いようです。

「防災バッグ衣替えキャンペーン」概要

 当社では、本調査の結果を受け、防災バッグの定期点検が防災力を高めることに資するとの考えから、自宅の防災バッグの写真をSNSに投稿いただくことで応募できる「防災バッグ衣替えキャンペーン」を2月18日(火)から実施します。防災バッグを用意したきり、開封せず置きっぱなしになっている防災バッグを開けていただくことで、不備の有無の確認や、点検の重要性を実感していただくことが本キャンペーンの狙いです。

【応募方法】
パソコン、スマートフォンからサントリー天然水公式Twitterアカウント「@suntory_tennen」(以下、「公式アカウント」という)をフォローいただき、「#防災バッグ衣替え」「#サントリー天然水」をつけて防災バッグの写真をツイートし、ご応募ください。

【賞品・当選者数】
抽選により以下の賞品が当たります。(賞品の内容・仕様は変更になる場合がございます。)
・「サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用」500mlペットボトル(24本)
・「サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用」2Lペットボトル(6本)
各1ケース(計2ケース)×100名様

【応募受付期間】
2020年2月18日(火)9:00~2020年3月31日(火)23:59

新商品情報

 サントリー食品インターナショナル(株)は、「サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用」500mlペットボトルを2月18日(火)から全国で新発売します。
 近年、深刻な被害をもたらす自然災害が相次ぎ発生しており、備蓄用として飲料水を用意するニーズがますます増えています。中でも、災害時の持ち運びや利便性から小容量の飲料水に対するニーズが増加傾向にあります。
 今回、多くのお客様にご好評いただいており、ミネラルウォーター市場24年連続No.1のブランドである「サントリー天然水」から、持ち運びにも便利な小容量の備蓄用商品を発売し、災害時の備蓄の重要性を改めて訴求することで、お客様に防災意識を高めていただくきっかけを作っていきます。
ご参考:https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0931.html

※サントリー天然水ブランド ミネラルウォーター市場 24年連続販売容量(金額、本数)No.1
インテージSRI調べ ミネラルウォーター販売実績 96年1月-19年12月
【業態】96年-01年 SM/CVS/一般酒店/食料品店/パン菓子店計
02年-06年 SM/CVS/DRUG/一般酒店/食料品店/パン菓子店計
07年-19年 SM/CVS/DRUG計

●「サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用」500mlペットボトルの特長

(1)長期保存が可能なペットボトル
 ペットボトルの改良により、5年間の保存が可能です。

(2)一目でわかる賞味期限表示
 賞味期限をラベルにわかりやすく記載しています。

(3)「備蓄用ボトル」マーク採用
 目立つマークをラベルに採用し、備蓄用商品であることをわかりやすく訴求しています。

(4)いざという時の「防災メモ」欄
 災害発生時に備えて、家族の緊急連絡先や必要な情報を記入できる「防災メモ」欄をラベル側面に用意しました。
 また、通常の「サントリー天然水」においても、食材や飲料を日常的に使いながら買い足すことで備蓄する「ローリングストック」を店頭などで訴求していきます。

▼商品名・希望小売価格(税別)および梱包
「サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用」
500mlペットボトル  140円  24本

▼発売期日    2020年2月18日(火)

▼発売地域    全国

▼「サントリー天然水」ホームページ
 http://suntory.jp/tennensui/

お問い合わせ先
サントリーお客様センター
〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
フリーダイヤル 0120-139-320
サントリー食品インターナショナルホームページ
http://suntory.jp/sbf/

PAGE TOP