ニュースリリース

ニュースリリース

  • No.SBF0934(2020/1/23)

サントリー食品インターナショナル株式会社 2020年国内事業活動方針

【目次】
■2019年振り返り
■2020年事業活動方針
(1)ブランド活動について
(2)100年ライフプロジェクトについて
(3)自販機ビジネスの事業構造変革について
(4)環境への取り組みについて

■2019年振り返り
 2019年は長梅雨などの天候要因、また各社の大容量価格改定の影響もあり、飲料市場の販売数量は対前年2%減と推計しています。
 そのような中、当社は「サントリー天然水」、「BOSS」、無糖茶カテゴリーを中心に、お客様起点での商品開発、新たなマーケティングコミュニケーションに積極的に取り組みました。
 その結果、当社の2019年販売数量は市場を上回る対前年1%減で着地しました。

 「サントリー天然水」は、水源にこだわった冷たくて清らかである“清冽なおいしさ”という独自のブランド価値のさらなる向上を図りました。また、“清冽なおいしさ”を活かした、すっきりゴクゴク飲める熱中症対策飲料「サントリー天然水 うめソルティ」や有糖炭酸飲料「天然水サイダー」など、新たな価値を持った商品を展開。加えて、国産茶葉を使ったストレスフリーで軽やかな新時代のお茶である「サントリー天然水 GREEN TEA」を発売し、“若年層を中心とした非急須世代”を中心に、新たな緑茶が飲まれるシーンを創造しました。

 「BOSS」は“働く人の相棒”として、「BOSS」ならではの新商品及びマーケティング活動を展開しました。
 ショート缶ではヘビーユーザーとの絆を深めるマーケティング活動を行うとともに、新商品では缶コーヒーに馴染みの少ないお客様へもアプローチしました。また「クラフトボス」では、オフィス等でのデスクワークを中心とした“ちびだら飲み”の飲用スタイルにおいて、お客様の嗜好ニーズの広がりにお応えするため、コーヒーの枠を超えて紅茶シリーズで新しい選択肢を提案。発売3年目となる2019年の「クラフトボス」シリーズ計での年間販売数量は3,400万ケースを超える成長となりました。加えて、“イエナカ(家庭内)”では「ボス ラテベース」、新商品「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション」で割るだけ・注ぐだけで本格的な美味しさを愉しめることを提案し、新たな市場創造に挑戦しました。

 「伊右衛門」ブランドは、「伊右衛門」本体を春にリニューアルし、TV-CMをはじめとした積極的なマーケティング活動を行いました。
 「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」では、飲料の枠にとどまらず、“食事・運動・特茶”を組み合わせた「特茶リズム」によって健康生活をサポートする“健康生活提案ブランド“を目指し、「特茶スマートアプリ」を開発。お客様の健康習慣を促進するような様々な施策を展開しました。さらに、「伊右衛門プラス コレステロール対策(機能性表示食品)」も発売し、堅調に推移しています。

 「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」は、伸長する麦茶市場の中で、独自のポジションを築くべくマーケティング活動を強化しました。加えて、「ペットボトル入りの麦茶は保管スペースを取り、持ち運びも大変」や、「煮出しや水出しの麦茶は作るまでに時間や手間がかかる」という悩みを解消するため、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」180g缶を発売し、新たな飲用体験、使用体験を創造しました。

■2020年事業活動方針
 「人生100年時代」という言葉に表されるように健康寿命に対する注目が高まっており、働き方やライフスタイルもますます多様化しています。そのような中、当社はお客様の視点に立ち、「ブランド活動」、「100年ライフプロジェクト」、「自販機ビジネスの事業構造変革」を軸に、生活がより豊かになるような提案をしていきます。
 また、世の中の関心が高まっている「環境への取り組み」も進めていきます。

(1)ブランド活動について
「サントリー天然水」、「BOSS」、「伊右衛門」、「GREEN DA・KA・RA」などの主力ブランド強化と高付加価値商品による需要創造に取り組みます。

・「サントリー天然水」
お客様に最も愛されるミネラルウォーターブランドを目指し、独自のブランド価値である”清冽なおいしさ”を引き続き訴求していきます。その象徴となる「サントリー天然水」本体のコミュニケーションを刷新し、強力に展開していきます。また、無糖カテゴリーでは「サントリー天然水スパークリング」シリーズを進化させ、マーケティング活動を強化するとともに、高付加価値商品の発売による新たな需要創造にも挑戦します。
2021年には、既存3つの水源に加え、長野県大町市に新設する4つ目の水源から「サントリー天然水 〈北アルプス〉」を発売予定です。
日本を代表する飲料ブランドの1つとして、引き続き積極的に活動していきます。

・「BOSS」
「BOSS」は、引き続き“働く人の相棒”として、働く人の様々なシーンに寄り添った新商品およびマーケティング活動を展開します。
ショート缶は、引き続きヘビーユーザーのお客様との絆を強化しつつ、新たな顧客創造に向けて、“一服”の価値を広く提案していきます。「クラフトボス」は、主力の“コーヒーシリーズ”と新たに加わった“紅茶シリーズ”の「2本柱」を育成し、「BOSS」ブランドの成長のエンジンとして、活動をさらに強化していきます。また、「ボス ラテベース」、「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション」は、“イエナカ(家庭内)”における需要創造をさらに加速すべく、マーケティング活動強化を図っていきます。
各カテゴリーをさらに強化し、“働く人の相棒”として、あらゆる働き方や世代を超えて愛されるブランドを目指していきます。

・「伊右衛門」
「伊右衛門」は2004年の発売以来、多くのお客様からご好評いただいています。発売から16年が経ち、お客様の嗜好、価値観が変化する中で、緑茶カテゴリーに新たな革新を起こすべく、発売以来の大刷新を予定しています。これからの時代にフィットした味わい、パッケージ、そしてコミュニケーションを目指してゼロから開発した、新しい「伊右衛門」に生まれ変わります。
また、6年連続トクホ茶No.1※1の「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」にも引き続き最大限注力します。お客様の健康習慣を後押し、日々の生活に取り込んでいただける存在となるべく、ライフスタイルにより近づいたマーケティング活動を展開予定です。「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」を後述の「100年ライフプロジェクト」の要とし、清涼飲料という生活に根付いたものならではの、気軽に、楽しく、続けられる、“健康生活提案ブランド”を目指します。

※1 インテージSRI・トクホ茶市場・2014年1月-2019年12月「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」販売金額
業態:スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア計


・「GREEN DA・KA・RA」
“親子を笑顔に”をブランドビジョンに、更なるブランド拡張を目指します。
「GREEN DA・KA・RA」は熱中症対策の啓発活動を引き続き強化します。
また「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」はその好調を維持すべく、一層マーケティング活動を強化しながら、濃縮タイプの育成にも注力します。加えて、スポーツドリンク、麦茶に次ぐ第3の柱となる大型新商品を発売予定です。

【2019年実績・2020年計画(販売数量)】(シロップ製品は8オンス換算)

(単位:万ケース、%)

2019年実績前年比2020年計画前年比
サントリー天然水 11,310 96 11,650 103
BOSS 11,180 104 11,200 100
伊右衛門 5,120 95 5,500 107
GREEN DA・KA・RA 4,230 112 4,450 105
サントリー 烏龍茶 2,500 94 2,350 94
PEPSI 2,020 100 2,020 100
特定保健用食品・
機能性表示食品 計
2,340 100 2,430 104
国内飲料 計 45,650 99 45,900 101

(2)100年ライフプロジェクトについて
当社は「健康で、前向きに、自分らしく生き続けたい」と願う方々に寄添い、サポートできる企業でありたいという想いのもと、2018年に「100年ライフプロジェクト」を始動し、中長期的に社会やお客様の課題解決に取り組んでいます。
2019年、「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」においては、前述の通り「特茶スマートアプリ」を開発。お客様の健康習慣を促進するような様々な施策を展開しました。
また、プロジェクトの一つとして健康的な生活習慣をサポートする飲料の開発・ポートフォリオ強化を掲げ、お客様の健康的な生活習慣をサポートするブランド「伊右衛門プラス」を立ち上げました。その第一弾として「伊右衛門プラス コレステロール対策(機能性表示食品)」を発売しました。
2020年も引き続き、トクホ飲料・機能性表示食品を強化していきます。その中で、新たな分野での新商品の発売や、新サービスも展開予定です。
清涼飲料という生活に根付いたものだからこそ、お客様に寄り添い、健康的な生活習慣のサポートを目指していきます。

(3)自販機ビジネスの事業構造変革について
近年、自販機チャネルは市場全体で縮小傾向が続いていると推計しています。
しかし自販機はお客様との直接の接点としての役割が非常に大きく、今後も重要なチャネルであると認識しています。そのような中、当社は中長期的な視点で自販機ビジネスの事業構造変革に取り組んでいます。
豊富なトクホおよび機能性表示食品の品ぞろえと、オフィスの従業員様に一番近い買い場であるという自販機の特性を活用し、2020年は企業の「健康経営」をサポートする提案に注力します。
また、街中に設置されている自販機での買い物を楽しんでいただける仕掛け等も積極的に展開していきます。
お客様のニーズにお応えできるような高付加価値戦略を推し進め、自販機ビジネスの活性化を図ります。
さらに、ルート最適化の一層の推進やテクノロジー活用による効率化などに引き続き取り組んでいきます。

(4)環境への取り組み
サントリーグループは、「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、自然の恵みに支えられている企業の責務として環境経営を推進し、持続可能な地球環境を次世代に引き継ぐために様々な環境負荷低減活動を行っています。容器包装の取り組みや水源涵養林として高い機能を持つ森を育てるサントリー「天然水の森」の活動など、様々な活動を続けています。

・使用済みペットボトルの有効利用を目指した取組み
使用済みのペットボトルは、日本では既に大部分が回収されており、再利用されています。
当社はリサイクル事業者各社と連携して、B to B(ボトルtoボトル)の促進に向けてリサイクルペットボトルを積極的に導入しています。
2018年8月より協栄産業(株)と共同開発した「FtoPダイレクトリサイクル技術」※2を用いたプリフォーム※3の製造を開始し、当社のペットボトル商品に採用しています。また、2020年春には新たに「FtoP製造ライン」を増設し、環境負荷の少ないリサイクルペットボトル製造をさらに推進します。
当社は最新技術を活用し、中期目標として2025年までに国内清涼飲料事業における当社全ペットボトル重量の半数以上に再生ペット素材を使用していくことを目指しています。
お客様、政府や自治体、他の事業体とも連携し、更なる循環型社会の実現にむけた地球環境の保全活動を一層強化していきます。

※2 ペットボトルから再生ペットボトルをつくるボトルtoボトルリサイクルをさらに発展・効率化させたもので、回収したペットボトルを粉砕・洗浄したフレーク(Flake)を高温、真空下で一定時間処理し、溶融後、直接プリフォーム(Preform)※3を製造できる技術です。プリフォーム製造までに結晶化処理や乾燥など多くの工程が必要だった従来の仕組みと比較すると、CO2排出量をペットボトル用プリフォーム1kgあたり約25%削減できます。

※3 PET樹脂から作られる、試験管のような形をしたペットボトルの原型。加熱し、高圧空気を吹き込むことでペットボトルに加工されます。


・「天然水の森」活動と「水育」
サントリーグループでは、工場で汲み上げる量以上の地下水を育むため、工場の水源涵養エリアで水を育む森づくり「天然水の森」活動を2003年から行っています。その規模は全国15都府県、21箇所、総面積およそ1万2千haまで拡大しており、2020年目標として掲げていた、「国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水を涵養」することを2019年6月に前倒しで達成しました。
また、子どもたちに水の大切さを伝える次世代環境教育「水育」は、国内での活動だけでなく、ベトナム、タイ、インドネシアでも実施しており、海外でも水に関する様々な活動を展開しています。


以上

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