しっかり取り組んで工夫をすれば
それが活きて立派なものができます。
「とろとろ炒めナス」生産者インタビュー 渡辺奈々さん、竜一さん親子の本気
細かな配慮と温度管理
母・奈々さん|熊本県植木町で「とろとろ炒めナス」の生産を行なっている渡辺です。この地域は長ナスの生産者さんが多い中、丸ナスの「とろとろ炒めナス」生産を始めて4年目になります。
このナスは台風が去る10月半ばまでは路地で、その後はハウスで栽培することで一年中栽培できます。他の品種に比べると作りやすいのですが、芽かきをしたり、密集しないようにしたりといった細かな配慮や、特に冬の時期の温度管理が大変です。
味が濃く、煮崩れしない主役級のナス
母・奈々さん|どれだけ火を通しても口の中ですぐになくならない、しっかりとした食感が特長です。親戚にも食べてもらったら、「こんなナス、初めて食べた」と話していました。
ナスの味噌汁でも煮崩れしにくく味も濃いので、ナスが主役の料理には使い勝手が良いです。
親子で分担して、助け合い
息子・竜一さん|母と一緒に「とろとろ炒めナス」の栽培をしています。冬は母が、夏は僕が中心にやっていて、特に夏場の暑さでナスがやられないよう、株元の通気性に気を払っています。
母と一緒にする農作業は、助け合いながら行なえますし、何より親孝行ができていると思っています。僕は元々、ハウスを設置する仕事をしていたのですが、熊本地震で仕事がなくなってしまったんです。
そんなときに母から、一緒に作業してくれると助かると言われて今に至ります。農作業には力仕事もあるので男の手が必要ですし。
より多くの人へ、本気の姿勢がカタチに
息子・竜一さん|目標は綺麗なナスをみなさんに食べていただくことです。将来的には栽培面積を広げていきたいと考えています。
農業は自分の意気込み次第で成るものが変わります。適当にやればそれ相応のものしかできません。その代わり、本気で向き合えば立派なものができます。これが僕のやりがいです。
この本気野菜「とろとろ炒めナス」作りには、100%の気持ちで取り組んでいます。みなさんに美味しいナスを食べてもらえるようにこれからも頑張っていきます。
熊本県熊本市
渡辺奈々さん、竜一さん親子
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