97おしゃれなガーデンを作るアイデアと実例|初心者でもできる庭づくり
なんとなく植えただけから卒業!おしゃれガーデニングの秘訣
初心者でも、ちょっとしたアイデアでおしゃれな庭を作ることができ、ちょっとした工夫でワンランク上のガーデニングが楽しめます。手軽に取り入れられる庭作りのアイデアをご紹介します。あなたの庭をお気に入りの空間にしてみませんか。
目次
代表的なガーデンの種類一覧

ガーデンには様々な種類があり、それぞれに独自の特徴があります。ナチュラルな雰囲気を楽しむ庭から、整然としたデザインが魅力の庭まで、その種類は実に豊富です。世界中で親しまれている代表的なガーデンのスタイルは大きく分類すると以下になります。
① ナチュラルガーデン

自然の植生を活かした庭。野草や宿根草を中心に、素朴で優しい雰囲気。
② ロックガーデン

石や砂利を使った乾燥地風の庭。多肉植物や高山植物が映える、力強く個性的な印象。
③ ジャンクガーデン

「ジャンク=ガラクタ」という意味を持ちます。古道具やアンティーク雑貨を活用。遊び心とヴィンテージ感のある、個性派ガーデン。
④ シェードガーデン

日陰でも育つ植物で構成。落ち着いた色合いと静寂感が魅力の、涼しげな庭。
⑤ モダンガーデン

幾何学的な構成や無機質な素材(コンクリート・金属)を使った、洗練された都会的な庭。
⑥ カラーガーデン

特定の色をテーマにした庭。ホワイトガーデンやブルーガーデンなど、色彩で統一感を演出。
自分の好みや暮らしに合ったスタイルを選ぶことで、庭がもっと身近で愛着のある場所になりますよ。
ガーデンスタイルの選び方|あなたにぴったりの庭はどれ?
庭づくりを始めるとき、まず考えたいのが「どんな雰囲気の庭にしたいか」。ガーデンにはさまざまなスタイルがあり、それぞれに魅力と個性があります。以下のポイントを参考に、自分に合ったスタイルを見つけてみましょう。
ナチュラルガーデン イングリッシュガーデン ジャンクガーデン 和風庭園 ロックガーデン・自然な雰囲気が好きなら → >>>
まるで森の中や野原のような、自然のままの風景を再現した庭です。草花が自由に咲き、風に揺れる姿が癒しを与えてくれます。手入れも比較的手がかからず、自然体の暮らしを楽しみたい方にぴったりです。・花の香りや色を楽しみたいなら → >>>
四季折々の花々が咲き誇る、華やかでロマンチックな庭です。バラやラベンダーなど香りのある植物が多く、曲線的な小道やアーチが庭に物語性を与えます。ガーデニングを趣味として楽しみたい方におすすめです。・DIYや個性を出したいなら → >>>
古材やアイアン雑貨、多肉植物などを使って、自分だけの世界観を作れる庭。自由度が高く、DIY好きにはたまらないスタイルです。遊び心のあるデザインや、ちょっとレトロな雰囲気が好きな方にぴったり。・静けさや和の美を求めるなら → >>>
苔や石、水の音など、五感で季節の移ろいを感じられる庭。枯山水や露地庭など、精神性を重視した構成が特徴です。落ち着いた空間で心を整えたい方、日本の伝統美を大切にしたい方におすすめです。・乾燥に強く手間を減らしたいなら → >>>
石や砂利を中心に構成され、水やりの少ない植物(セダム、ユーフォルビアなど)を使った庭。モダンでスタイリッシュな印象に仕上がり、忙しい方やメンテナンスを最小限にしたい方に最適です。
初心者からワンランク上のガーデンへ!ステップアップのコツ

センスのある庭づくりは簡単!初心者が押さえるべき3つのコツ
●レイアウトの工夫:高さや奥行きを意識した植栽
ガーデニングをおしゃれに見せるためには、植栽のレイアウトが大切です。背の高い植物を後方に、低い植物を前方に配置することで自然な奥行きが生まれ、庭やプランターが立体的に見えます。さらに、花壇や鉢を段差をつけて並べると、視線の流れができて空間全体が引き締まります。初心者でも「高低差を意識する」だけで、ぐっと洗練された印象になります。
●カラーコーディネート:花色や葉色を組み合わせて統一感を出す
色の組み合わせはガーデニングの雰囲気を左右する重要なポイントです。例えば、同系色でまとめると落ち着いた印象に、反対色を組み合わせると華やかで元気な印象になります。葉の色や質感もアクセントになるため、花だけでなく foliage(葉物植物)を取り入れるとバランスが良くなります。テーマカラーを決めて植栽すると、統一感のある「おしゃれな庭」に仕上がります。
●プランターや雑貨の活用:鉢やガーデン雑貨で雰囲気を演出
植物そのものだけでなく、プランターやガーデン雑貨を工夫することで空間の印象は大きく変わります。陶器や木製の鉢はナチュラルな雰囲気を演出し、アイアンやブリキの鉢はアンティーク調のアクセントになります。さらに、ガーデンライトや小さなオーナメントを取り入れると、夜間や季節ごとに違った表情を楽しめます。雑貨を上手に使うことで、庭全体にストーリー性が生まれ、よりおしゃれな空間になります。
この3つのポイントを意識するだけで、初心者でも「なんとなく植えただけ」から一歩進んだ、洗練されたガーデニングを楽しめます。
初心者から上級者へ!ステップアップで楽しむおしゃれガーデニングの基本
初心者でも小さな工夫から始めて、少しずつステップアップしていけば、上級者のようなセンスあるガーデンづくりが可能です。ここでは、レベルに合わせた基本ポイントをご紹介します。
①植物選びから始める(初心者向け)
育てやすい植物を選ぶ:ラベンダー、ミント、パンジー、アイビーなど。
季節ごとの花を楽しむ:春はチューリップ、夏はゼラニウム、秋はコスモス、冬は葉牡丹など。
プランターや鉢で気軽にスタート:移動や管理がしやすく、失敗してもリカバリーしやすいです。
②レイアウトと高さを意識する(中級者向け)
高低差をつけて立体感を演出:背の高い植物を後方に、低い草花を前方にもってくる。
ゾーニングを意識:「観賞ゾーン」「作業ゾーン」「くつろぎゾーン」などに分ける。 小道やレンガ敷きで空間に流れをつくると良いです。
③スタイルを決めて統一感を出す(上級者への一歩)
テーマを設定:「ナチュラル」「北欧風」「ジャンクガーデン」「和モダン」。
雑貨や家具を取り入れる:アンティーク調のベンチ、アイアンフェンス、木製プランターなど。
色彩計画を立てる:ホワイトガーデン、ブルーガーデンなど、色で統一感を演出
庭木レイアウトの基本原則

庭木レイアウトの応用テクニック
背景木と前景木の組み合わせ:奥に濃い緑の木、手前に明るい葉色の木を配置すると奥行きが強調されます。
ゾーニングを意識:「目隠しゾーン」「観賞ゾーン」「くつろぎゾーン」などに分けると使いやすくなります。
光と影のコントラスト:日陰を作る木を配置することで、庭にメリハリが生まれます。
初心者向け!ガーデンレイアウトの始め方ステップ

① 理想の庭をイメージする
まずは「どんな庭にしたいか」をざっくり考えましょう。
例:ナチュラルな雰囲気/四季の花を楽しむ/くつろげる空間/子どもと遊べる庭などのイメージがあると、後の植物選びや配置がブレません。
② 環境条件を確認する
日当たり・風通し・土壌の状態をチェックします。 日向(6時間以上)/半日陰(3〜6時間)/日陰(3時間以下) 水はけの良さや土の質も重要です。 地域の気候に合った植物を選ぶための基礎情報になります。
③ ゾーニング(空間の使い分け)を考える
庭を「観賞ゾーン」「作業ゾーン」「くつろぎゾーン」などに分けると整理しやすくなります。 小道やレンガ敷きでゾーンをつなげると、動線が生まれて使いやすい庭になります。
④ メインの植物や構造物を決める
シンボルツリーや花壇の位置を先に決めると、全体のバランスが取りやすくなります。 その周りに低木や草花、グラウンドカバーを配置していきます。
⑤ 素材や雑貨で雰囲気を演出
プランター、フェンス、ベンチ、照明などを配置して、庭に個性を加えましょう。 素材や色を統一すると、まとまりのある印象になります。
初心者は小さなスペースから!ガーデニングを続けやすくする4つのメリット
1.管理がしやすい
小さな範囲なら水やり・剪定・雑草取りも負担が少なく、続けやすい。
2.失敗してもリカバリーが簡単
プランターや鉢を使えば移動できるので、日当たりや雰囲気に合わせて調整可能。
3.達成感を得やすい
玄関やアプローチなど人目につく場所を整えると、完成度が高く見えて満足感が大きい。
4.徐々にステップアップできる
まずは玄関まわり → ベランダ → 庭の一角、と範囲を広げていくことで、自然にレイアウトのコツが身につく。
初心者ガーデニングにおすすめのスタート場所
玄関まわり:季節の花や常緑樹を植えると、来客にも好印象。
アプローチ沿い:小道に沿って草花を配置すると、動線が華やかになる。
ベランダやテラス:プランターや鉢で始めやすく、失敗しても移動可能。
初心者はまず 「見せ場になる小さなスペース」から始めるのが成功の近道です。玄関やベランダなど生活に近い場所を整えることで、ガーデニングの楽しさを実感しやすくなり、次のステップへ自然に広げていけます。
中級者向け|ガーデンレイアウトの始め方ステップ
中級者がガーデンのレイアウトを始めるなら、「空間の構成(ゾーニング)」と「フォーカルポイントの設定」から手をつけるのが効果的です。これにより、庭全体に流れとテーマが生まれ、より洗練された印象になります。
庭を目的別に分けることで、使いやすく見た目も整います。 フォーカルポイント=庭の中心となる見せ場(視線が集まる場所)を決めることで、全体の構成が引き締まります。 背の高い植物を奥に、低い植物を手前に配置して立体感を演出。 植物の高さ・色・質感に変化をつけることで、リズムのある庭になります。 同じ高さ・色ばかりだと単調になるので、グラウンドカバーや葉物でアクセントを。 「ナチュラル」「北欧風」「ジャンクガーデン」「和モダン」など、スタイルを決めると選ぶ植物や雑貨が絞りやすくなります。 色彩計画(ホワイトガーデン、ブルーガーデンなど)を立てると、庭全体がまとまります。 中級者なら、花壇の縁取りや小道の敷設などのDIYにも挑戦してみるのもいいでしょう。ウッドフェンス、ベンチ、照明などを取り入れると、庭の雰囲気が格段にアップします。① ゾーニングで空間を整理する>>>
例:観賞ゾーン(花壇やシンボルツリー)、作業ゾーン(道具置き場や菜園)、くつろぎゾーン(ベンチやテーブル)、ゾーンをつなぐ小道やレンガ敷きで「動線」を作ると、空間に流れが生まれます。② フォーカルポイントを設定する>>>
例:シンボルツリー、ガーデンアーチやパーゴラ、水場(噴水・バードバス)、フォーカルポイントの周囲に植物や雑貨を配置すると、自然な視線誘導ができます。③ 高低差とリズムを意識した植栽>>>
④ テーマを決めて統一感を出す>>>
⑤ DIYや構造物の配置を検討する>>>
ガーデニングスタイル別アイデア
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スタイル
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特徴とアイテム例 |
|---|---|
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ナチュラル |
木製プランター、ベンチ、レンガ小道、アンティークな小物 |
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北欧風 |
白×グレーの配色、シンプルな鉢、芝生 |
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ジャンクガーデン |
アイアン雑貨、古材ベンチ、多肉植物 |
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和モダン |
竹垣、苔、黒い石材、低木中心の植栽 |
おしゃれなガーデンにするためのプランター選びのポイント

ガーデニングを楽しむうえで、植物そのものだけでなく「プランター選び」も大切な要素です。プランターは花や緑を引き立てる舞台であり、庭やベランダの雰囲気を左右します。初心者でも取り入れやすいポイントを押さえて、センスのあるガーデンを作りましょう。
1. 素材で印象が変わる!プランターの種類と特徴
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素材
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特徴 |
おすすめスタイル |
|---|---|---|
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テラコッタ(素焼き) |
通気性が良くナチュラルな風合い |
南欧風・ナチュラル |
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木製 |
温かみがありDIYにも最適 |
カントリー・北欧風 |
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金属(アイアン・ブリキ) |
クールでモダンな印象 |
インダストリアル・モダン |
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セラミック |
高級感がありデザイン豊富 |
エレガント・和モダン |
|
プラスチック |
軽量で扱いやすく安価 |
カジュアル・初心者向け |
2. プランターのサイズと形状の選び方
プランターのサイズと形状を選ぶ際、気を付けるポイントがありますのでポイントを解説します。
植物の根の広がりに合わせる:根が深い植物には深型、浅い植物には浅型を。
スペースに合わせて選ぶ:狭い場所には縦長や壁掛けタイプがおすすめ。
複数使いでリズムを作る:大小のプランターを組み合わせると立体感が出ます。
3. カラーで統一感を演出
ホワイト・グレー系:清潔感があり、どんな植物にも合います。
アースカラー(ブラウン・ベージュ):自然な雰囲気でナチュラルガーデンに最適。
ブラック・ネイビー系:モダンで引き締まった印象になります。
ポイント:植物の色とのコントラストを意識すると、より映えます。
4. デザイン性のあるプランターでアクセントに
模様入りやアンティーク調のデザインは、ガーデンの主役にもなる 足付きやスタンド型は高さを出せて空間に動きが生まれる DIYでペイントやステンシルを施すのもおすすめ!


5. プランターの機能性もチェックしよう
✅排水穴の有無:根腐れ防止のために重要
✅軽さと耐久性:移動のしやすさや屋外での使用に影響
✅断熱性:夏や冬の温度変化に強い素材を選ぶと安心
ガーデニングをワンランクアップさせるおしゃれアイテム
?1. デザイン性の高いプランター
テラコッタ、木製、アイアン、コンクリート調など素材で印象が変わります。 北欧風やアンティーク調のデザインで空間に統一感を出してみましょう。 複数のサイズを組み合わせて高低差を演出しましょう。




?2. ガーデンライト・照明
ソーラーライトやLEDアプローチライトで夜の庭を幻想的に演出することができます。 足元や植物の陰影を照らすことで立体感が生まれます。 また、フェアリーライトでナイトガーデンの演出もおすすめです。


?3. ガーデンオーナメント・雑貨
小型の動物オブジェ、アンティーク風看板、風車など。 ジャンクガーデン風に古道具(じょうろ、木箱)を飾るのも人気です。 季節ごとに雑貨を入れ替えると変化が楽しめます。


?4. おしゃれなガーデニングツール
デザイン性のあるスコップやジョウロ、木製ハンドルや真鍮パーツ付きのツールは見せる収納にも最適です。 機能性と美しさを兼ね備えたアイテムで作業も楽しくなります。


?5. 物置・収納アイテム
プロヴァンス風やフレンチシックな物置で景観を損なわず収納力も確保できます。 木目調のフェンスやラティスで目隠しとデザイン性を両立。
?6. 水場・立水栓・ガーデンシンク
ナチュラルな石造りや陶器製の立水栓で庭のアクセントに! シャワープレイスやホースリールもデザイン重視で選ぶといいです。
狭いスペースでも映える!庭を格上げするテクニック

狭いスペースでもおしゃれなガーデンを作るポイント
「ガーデニングを始めたいけれどスペースがない」、「どうやったらいいの?」という方も多いのではないでしょうか?限られたスペースでも工夫をしてワンランク上のガーデニングを楽しみましょう。
■テーマを決める
限られたスペースでより素敵に演出するためにはどのような雰囲気にしたいのか、どのような雰囲気が合うかの方向性を決めることをおすすめします。
■レイアウトを工夫する
高さのある植物を奥に置いて、手前に低い植物を置いて組み合わせると奥行きのあるデザインになります。またレンガやトロフィー型プランターのように高さのあるものを使用してみましょう。


■演出を取り入れる
家の外壁や玄関スペースに複数のプランターを1か所に集めて置いたり、高さのあるプランタースタンドを活用して高低感を出してみるのもいいでしょう。ガーデンオーナメントやガーデンライトを取り入れると、夜でも雰囲気のあるワンランクアップした空間を楽しめるでしょう。


■塀やフェンスを活用する
つる性の植物を家の塀やフェンスに絡ませてグリーンカーテンのようにするのもよし。またそこにハンギングなども掛けると立体的になり素敵な演出ができます。


狭いスペースでガーデニングを楽しむポイント
① 高低差を活かして“奥行き感”を演出
背の高い植物を奥に、低い植物を手前に配置すると遠近感が生まれ、広く見える。プランタースタンドや棚を使って立体的なレイアウトに段差付きのデッキやステップで空間に変化をつける。
【参考】シェルフやレイズドベッドを活用すると効果的です。
② 主役を1つ決める|空間にメリハリを
狭い庭に多くの要素を詰め込むとゴチャついて見える。シンボルツリーやアンティークチェア、小さな噴水など視線を集める主役を1つ決める。主役があることで全体がまとまり、印象が引き締まる。
③ 色数を絞って“統一感”を出す
色を使いすぎると狭さが強調されます。色数は3色以内+素材は2種類程度に絞るとスッキリします。
例:ホワイト×グレー×オリーブグリーン(ナチュラル系) ブラック×ブラウン×ベージュ(シックモダン)
④ 空間を分ける|小道や縁取りで
狭い庭こそゾーニング(空間の区切り)が重要。砂利道で通路を作る、レンガで花壇を囲うなどで動線が明確になります。ウッドフェンスやラティスで視線のコントロールも可能です。
⑤ 夜のライティングで“魅せる庭”に
昼だけでなく夜の表情も演出すると庭の印象が格上げします。ソーラーライトやスポットライトで植物や構造物を照らすのも良いですね。小さな空間でも幻想的な雰囲気に変わります。
狭い庭でも工夫次第でぐっと映える空間にできます。ポイントは「高さ」「主役」「色数」「区切り」「ライティング」の5つ。限られたスペースだからこそ、細部にこだわることで洗練された庭が実現します。あなただけの特別なお庭を作ってみてください。