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58ベランダガーデニングにおすすめの冬の花!寒さに強い花5選と寒さ対策法

ベランダガーデニングにおすすめの冬の花!寒さに強い花5選と寒さ対策法

冬のベランダやお庭で花を咲かせて、冬も花のある暮らし。

冬の季節はベランダのお花が寂しくなりがち…そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。ですが、冬の寒さに強くて可愛い花を咲かせる植物も様々あります。
冬のガーデニングのメリットは、虫がいないので病虫害に合いにくい、気温が低いので土が乾きにくく水切れしにくいなど、春夏より管理が楽な良さもあります。

そして、ベランダは冷たい風が当たりにくい、雪にも降られにくいメリットもあるので、冬に花を育てるにはおすすめの環境です。もちろん、冷気や降雪が当たりにくい玄関先や、軒下付近のお庭でも、寒さ対策をしながら育てることができます。 ぜひ、冬のガーデニングで寒い季節にもお花のある暮らしを楽しみませんか。
この記事では、冬にもきれいなお花を楽しめる品種で、初めてのガーデニングでも育てやすく、冬の寒さに強い花の種類、すぐできる寒さ対策のアイデア、冬のお手入れ方法のコツなども合わせてご紹介します。


目次
冬のプランター栽培の魅力
冬の時期プランターの置き場所と管理のポイント
寒さに強い花の上手な育て方
冬の花お手入れ方法
寒さに強い花の種類
「ボンザマーガレット」(キク科アルギランセマム属)
キララ(キク科オステオスペルマム属)
ウインティー(サクラソウ科プリムラ属)
ミルフル(スミレ科スミレ属)
「フィオリーナ」(スミレ科スミレ属)
明るい色でぬくもり感あるベランダに
寒さ対策のいろいろなアイデア
みんなの素敵フォト!冬に咲く花の写真をいただきました。

冬のプランター栽培の魅力

寒さが厳しい冬でも、プランターを使えば家庭で簡単に野菜や花を楽しむことができます。ベランダや庭先、室内の限られたスペースでも栽培できるため、手軽に冬ならではの家庭菜園を楽しむことが可能です。冬のプランター栽培の魅力を詳しく解説し、メリットや温度管理のポイントをお伝えします。

冬でも花を楽しむメリット

冬になると花の少ない季節ですが、プランターを使うと室内やベランダで冬でも花を楽しむことができます。寒さに耐える品種を選べば、長期間美しい花を観賞できるため、季節感を感じながら生活に彩りを加えられます。メリットとしては以下が挙げられます.

1. 冬の景観を華やかにできる

冬は自然の彩りが減少し、庭やベランダが寂しくなりがちです。パンジーやビオラ、シクラメン、クリスマスローズなど冬の寒さに強い耐寒性のある花を選ぶことで、冬もガーデニングを楽しめます。

2. メンテナンスが簡単で初心者でも取り組みやすい

冬の花は生育が緩やかであるため、水やりや肥料の管理が控えめでよく、害虫の発生も少ない特徴があります 。一年草・多年草を上手に選べば、毎年手軽に花を楽しむことができ、初心者でも失敗しにくいです。

3. 心身へのリフレッシュ効果

寒い季節に色彩豊かな花を見ることで、視覚的な楽しみが増し、ストレス軽減や気分の向上につながります。特に鉢植えや室内で育てられる花を取り入れると、冬でも生活環境を明るく演出できますよ。

プランター栽培で温度管理がしやすい理由

冬の野菜や花を育てる際、温度管理は生育に大きく影響します。プランターを使うことで以下の利点があります。

移動できる利便性

日当たりや風通しを調整するために、プランターの位置を簡単に変えられます。日光が届きにくい場所は移動することで光合成を促進できます。
室内栽培の選択肢:寒波や霜が予想される日には、プランターごと室内に移動して寒さから植物を守ることが可能です。

土量の調整と温度安定

プランター内の土は地面より少量ですが、適切なマルチングや不織布カバーを利用することで根元の温度を保ちやすくなります。

防寒対策との組み合わせ

不織布やビニールトンネルを使用すれば、プランター内の温度を数℃高めに維持でき、厳冬期でも植物の成長を助けます。

水やりとの相性

プランターは底から水を与えたり、水はけの良い土を使用することで凍結や根腐れのリスクを下げつつ、温度管理を効果的に行えます。

冬の時期プランターの置き場所と管理のポイント

日当たりと風通しの確保

冬は日照時間が短くなるため、南向きや日光の当たる場所にプランターを置き、植物の光合成を確保しましょう。 壁際や台の上に置くことで地面からの冷気や風を避けつつ、風通しを適度に保つことが重要です 。風通しが悪いと病害虫や霜の被害が増えるため、防風ネットや不織布で軽く覆う方法も有効です 。養生する際は、日中の太陽が当たるときはカバーを外して湿気のこもりを防ぎます 。

水やりのタイミングと量

冬は植物の成長が緩やかになるため、水やりの頻度を控えめにします。土の表面が乾いているか、葉に萎れがないかを確認してから水を与え、鉢底から水がしっかり出るまで与えるのが目安です 。 過湿を避け、夜間は水やりを控えると、凍結による根の損傷を防げます 土の乾燥具合やプランターのサイズに応じて調整してください 。まとめると以下のとおりです。

水やりは暖かい昼間に行う
 午前10時から午後2時の間がベストです。時間をずらすことで凍結リスクを回避できます。
土が完全に乾いてから水を与える
 根腐れを防ぐためにも、乾燥気味が冬場の基本です。
鉢底から水が流れるまでしっかり与える
 根まで十分な水分を届けましょう。
受け皿の水は必ず捨てる
 余分な水分は根を傷める原因になります。

寒さに強い花の上手な育て方

基本の育て方3条

(1)園芸店やホームセンターなどで売っている花苗と、「草花用の培養土」を用意します。
(2)花苗をプランター(鉢)などに植え込んで、半日以上直射日光の当たる屋外に置きます。
(3)土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりとお水をあげてください。

日当たり・栽培環境

半日以上、直射日光の当たる屋外で育てます。プランター植えの場合は冬の時期は霜や雪を避けた0℃以上の場所へ移動してあげましょう。

苗の選び方 | どんな苗を選べばいい?

花がついているものや大きいものを選びがちですが、「良い苗」は、根本がしっかりしていてグラグラしない、茎が太い、黄色い葉がない苗です。

土選び | 苗の植え付けには「草花用の培養土」を。

園芸店やホームセンターで売っている「草花用の培養土」が便利です。元肥が含まれていない土を使う場合は必ず元肥を混ぜましょう。
鉢・プランターに土を入れる量は、鉢いっぱいにせず、2~3cmほど下あたりまでが目安です。
苗の枯れた下葉を取り、苗を鉢の中心に置いて植え込みます。
鉢底に「鉢底石」を入れると、土の排水性や通気性を良くしてくれるのでさらに良いです。

植え付け | 植木鉢・プランターのサイズは?

1株の苗を植える鉢・プランターのサイズは、一般的に8号(直径24cm)~10号(直径30cm)くらいがおすすめです。浅すぎる鉢は根が詰まったり水を含む量が少なくなってしまうので、適度に深さのある鉢・プランターを選びましょう。
植えこむ際はビニールポットから苗を取り出し、枯れた下葉がある場合は取り除きます。根についた土は落とす必要はありません。
ポット苗の土の表面と植え込んだ土の表面の高さを揃え、根がむき出しにならないように植えてください。

冬の花お手入れ方法

寒さに強い花

冬のガーデニングでは、春夏よりも水やりの回数が少なくて済んだり、ゆったりした成長に合わせたお手入れ方法や、ちょっとしたコツを知っているだけでより上手に花を咲かせられますよ。

水やり | 「土の表面が乾いたら」たっぷりあげる

土の表面が乾いたり、鉢が軽くなったときが水やりのサインです。とくに冬の時期は土がなかなか乾かないので、土が湿っている時にはあげなくてよいです。
水のやりすぎは、根腐れの原因になったり、根が伸びず株も生長しない原因になりますので、乾と湿のメリハリが大切です。

花が咲き終わったら「花がら摘み」!

咲き終わった花はマメに摘み取りましょう。咲き終ってしぼんだ花をそのままにしておくと、新しい花がつきにくくなったり病気やカビの原因にもなります。花びらだけではなく花茎ごとハサミでカットします。
株の内側の傷んだ腐れ葉や黄葉も取ることで、風通しが良くなり湿気を防ぎ、長く楽しめます。

「肥料」は冬の間はやや控えめに。

草花用の培養土に植えた場合は、土の中の肥料の効き目がなくなっていく約1ヶ月後から、1ヶ月に1回の目安で定期的に「置肥」をしてあげるとより元気に育ちます。 「液肥」は冬の間は控え、春になって株が成長したら置肥と併用すると開花パフォーマンスが高まります。
お手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。 元肥が含まれていない土の場合は、植え付け時に土に元肥を混ぜ込んでおきましょう。

病気と害虫

冬の間は肥料をあげすぎると栄養過多になり、弱ったり、うどんこ病の原因になりますので肥料はあげすぎないのがコツです。

秋冬は虫の心配はありませんが、暖かい春が来て虫が活動する前に防虫剤で先手を打っておくと安心です。虫がついた場合は見つけ次第すぐ市販の薬剤を使うなど対処しましょう。

鳥害

ヒヨドリやメジロにとって寒い季節は食べるものが少ないので、ベランダに咲いた花びらを食べに来ることがあります。
もし鳥を避けたい場合は、CDなど光るもの、風で音が鳴るものなどを取り付けたり、案山子のようなものを置くと鳥が嫌がって近づいてこないでしょう。

寒さに強い花
ミルフルを食べるヒヨドリ
寒さに強い花
半分ほど食べられました
寒さに強い花
それでも春には満開に

寒さに強い花の種類

寒さに強い花

冬の寒さに強い花といえば、まっさきにあげられるのはパンジーとビオラではないでしょうか。
花色も可愛らしく、とても丈夫で育てやすいので秋から春にかけてのガーデニングの代表格といえます。
その他、プリムラやマーガレット、近年ではクリスマスローズも寒さに強い花として人気です。

花が目立たず葉を楽しむリーフ系の植物もありますが、ここでは可愛い花を咲かせるタイプで、寒さに強くて育てやすいサントリーフラワーズの花苗を5つセレクトしました。

「ボンザマーガレット」(キク科アルギランセマム属)

寒さに強い花 ボンザマーガレット

ボンザマーガレットのおすすめポイント

花付きバツグン!たくさんお花を楽しめる
ピンチ(摘芯)なしで美しいドーム状にまとまる花姿
リピーター率も高く人気のお花
冬のベランダにおすすめ!

ボンザマーガレットは次々と花が咲き、定植2ヶ月半後くらいで花がいっぱい咲きます。
摘芯(ピンチ)をしなくても自然に花芽がつき、美しいドーム状に育っていくので、育てやすくてお手入れも楽ちんです。
黄色系やピンク系、赤系など、鮮やかな花色のラインナップでお庭やベランダをカラフルで楽しく彩ります。

ボンザマーガレットは摘芯(ピンチ)が不要で初心者にもおすすめ!

摘芯(ピンチ)とは、株にたくさんの花をつけるために「わき芽の位置の上あたり」を園芸用ハサミでカットしていく作業のことを言い、初心者さんにはちょっぴり敷居が高かったりします。
「ボンザマーガレット」は育ちながら自然に分枝するタイプのマーガレット品種なので、初心者さんにとっても育てやすいです。

寒さに強い花 ボンザマーガレット

 

キララ(キク科オステオスペルマム属)

寒さに強い花 キララ

キララのおすすめポイント

たくさんの花があふれるように咲く
高い分枝能力で花が長く咲き続ける
寄せ植えにもおすすめ
冬のベランダにおすすめ!

花言葉は「輝く未来へ」。

オステオスペルマムとは思えないほど多くの花穂が溢れ咲きます。
高い分枝能力と花数の多さが自慢のキララは小鉢植え、大鉢植え、2色植えや他の花との寄せ植え、花壇植えなど楽しみ方いっぱいです。
クリアな鮮やかさが映える「イエロー」と、黄色と白のリバーシブル「ホワイト」のお花が毎日キラキラ輝き、お庭やベランダを明るく元気に彩ってくれます。

寒さに強い花 キララ

 

ウインティー(サクラソウ科プリムラ属)

寒さに強い花 ウインティー

ウインティーのおすすめポイント

多くの花穂をあげてふんわり咲きあふれる
開花時期が長く、半日陰でも楽しめる
厳冬期のガーデニングアイテムとして大活躍
冬のベランダ、玄関、軒下付近の庭にもおすすめ!

ウインティーは摘芯・切り戻しも不要で、寒さ・半日陰の環境にも強いので、12月~2月の厳冬期のガーデニングアイテムとして大活躍です。
日向はもちろん明るめの半日陰でも育ちますので、直射日光が当たらないベランダや玄関先、お庭などでも楽しめます。
春が待ち遠しくなるような、優しい色合いに、ふんわりした花姿が魅力です。

ウインティーを育てる際のポイント

ウインティーは多少の雪や霜にも耐えますが、敷き藁などのマルチング材を敷いたり、鉢植えの場合は軒下などに置いて管理すると安心です。庭に植える場合は乾燥しない場所に植えましょう。

寒さに強い花 ウインティー

 

ミルフル(スミレ科スミレ属)

寒さに強い花

ミルフルのおすすめポイント

豪華なフリル咲きが美しい
色が豊富で、とってもカラフル
寒さに強く、次々に咲き誇る
冬のベランダ、玄関、庭にもおすすめ!

丸い花弁にフリルの美しさが際立つ「ミルフル」は、寒さに強く、冬も安定したフリル咲きの花が次々に咲くビオラです。
ピンク系、イエロー系、ブルー系、ワイン系、アンティーク系やホワイト系など、花色や色合いがひとつひとつ異なりますので、同系色で揃えたり、ワイン系&イエロー系などの反対色でコントラスをつけてもかっこいいですよ。
ミルフルは多少の雪や霜に当たっても大丈夫ですが、雪が止んだら除雪してお日様に当ててあげましょう。
ベランダはもちろん、玄関、お庭でのプランター植えでも冬を華やかに彩ってくれます。

寒さに強い花

 

「フィオリーナ」(スミレ科スミレ属)

寒さに強い花

フィオリーナのおすすめポイント

あふれる花数、圧倒的な満開感!
全体に花がつき大きなドーム型に
寒さや水切れにも強い
花壇や地植えもOK
冬のベランダ、玄関、庭におすすめ!

フィオリーナはとても丈夫で育てやすいビオラで、寒さや水切れにも強く、たくさん花が咲きます。
素朴な愛らしさのあるお花で、ホッと和むような良い香りがします。
フィオリーナは多少の雪や霜に当たっても大丈夫ですが、雪が止んだら除雪してお日様に当ててあげましょう。
ベランダや玄関、お庭でのプランター植えはもちろん、地植えや花壇植えでも冬を明るく彩ってくれます。

寒さに強い花

 

明るい色でぬくもり感あるベランダに

花色で暖かみを演出

寒さに強い花

おうちのベランダに明るいカラフルな色の花を咲かせてあげることで、冬の景色も賑やかで楽しい雰囲気になりますね。
黄色や赤色、オレンジやピンクなどの暖色系の花は暖かみのある風景を演出してくれます。

ブルー系や紫系の花色を差し色に添えても、コントラストがはっきりしてカラフルな色合いになりますよ。

寒さに強い花
寒さに強い花

 

暖かい色のグッズを取り入れた演出

寒さに強い花
寒さに強い花

カラフルなプランターに植え込めばより賑やかな雰囲気に。木製のプランターやチェアを取り入れれば、ぬくもりのある風合いも生まれます。

寒さ対策のいろいろなアイデア

寒さに強い花

寒さに強い花とは言いつつも、より美しく長い期間咲いてもらうためには、寒さ対策を行うことも大切です。特にボンザマーガレットとキララは、霜や雪に当たらない工夫をすることで長く花を楽しめます。
手間や費用がかからない寒さ対策や、お洒落ですぐに出来る寒さ対策のアイデアをご紹介します。

霜や雪、冷風を避ける

厳寒期の夜間や霜がたくさん降りそうな時は、段ボールや発砲スチロール、ビニールなどをかぶせて防寒対策をしてあげましょう。
そして昼間は日当たりのいい場所に置いてあげましょう。
春になり気温が高くなってきたら少しずつ外気に慣らします。

寒さに強い花
寒さに強い花

 

コンクリートの冷気を避ける

コンクリートは熱伝導率が高いので、気温が低い季節はコンクリートも冷えています。
鉢とコンクリートの間にレンガや木製のスノコなどを置いたり、オシャレなフラワースタンドを使えば、コンクリートから伝わる冷気が直接触れるのを防げます。

寒さに強い花
寒さに強い花

 

高さをつけて太陽に当たりやすくする

冬は太陽の登る位置が低くなるのでベランダの構造によっては日照が十分ではないことも。そういう場合は高さのある飾り方をしてお日様に当たりやすくする方法もあります。
レンガやフラワースタンドはもちろん、2段~3段の木製フラワースタンドなどに複数のプランターを並べれば、高さと収納を兼ねたガーデニングスペースになります。

寒さに強い花
寒さに強い花

みんなの素敵フォト!冬に咲く花の写真をいただきました。

「サントリーフラワーズ ガーデニングフェス」では皆さまが育てていただいているサントリーフラワーズの花の写真を投稿いただいたいています。

「秋のガーデニングフェス」で頂いた写真の中から、寒い冬に咲く花の素敵な写真をご紹介します。愛情をこめて育てられた可愛らしい花がたくさんです。

寒さに強い花
ウインティー:りょぼのママ様
寒さに強い花
ミルフル:さやきち様

 

寒さに強い花
ボンザマーガレット:めちゃ様
寒さに強い花
ウインティー:リミ様

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