日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

オオジュリン

オオジュリン

全長 18cm 渡り区分 夏鳥/冬鳥
環境 草地
茶系/白系/黒系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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繁殖期のオスは黒い頭 
チュイリーンと伸ばした声でジュリン(?)

全長18cm。 ホオジロの仲間。夏羽のオスは頭部と喉が黒色で、白色の顎線が目立ちます。背・翼の上面は褐色で、黒色の縦斑があります。腹は白色です。メスは顔の模様がホオジロメスに似ていますが、メスオスともに腰は灰色です(ホオジロは赤褐色)。くちばしはこの仲間としては太めで、噛む力は強く、葦の茎を割って中の虫を捕えることができます。オスの冬羽はメスに似ています。


地鳴きは「チュイリーン」と長めにのばした声で鳴きます。さえずりは「チュッ チッ チィ  チュッ チッ チッ」などと区切った調子。


ユーラシア大陸北部で繁殖し、その南で越冬します。日本では北海道と本州北部で繁殖しています。海岸の草地、牧草地、河川の草地などで繁殖し、冬には関東以南の本州、四国、九州などのヨシ原に好んで生息し、越冬します。数羽から十羽程の小群をつくっていることが多いようです。

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