日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

ツミ

ツミ

全長 25cm(オス)
30cm(メス)
渡り区分 留鳥
環境 市街・住宅地/農耕地/森林
茶系/白系/黒系/赤系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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日本最小のタカは意外に身近な鳥

全長26cm(オス)、30cm(メス)。翼開長63cm(メス) オスはヒヨドリ大で、頭から背、翼の上面は青黒色をしています。下面は白っぽい。メスはキジバト大で、上面は褐色をしており褐色の小さな波模様(鷹斑という)がはっきり見られます。「キィーキキキキキッ」 との特徴ある節回しの声を出します。アジア東部に分布し、北に分布するものは冬期には南の温暖地へ渡ります。日本では北海道と本州・四国・佐渡などで繁殖しています。それ以外の地方では冬鳥か、旅鳥です。最近は、社寺林、雑木林、公園、街路樹など比較的人の生活に近い環境の大木に巣をつくる例が多く見られています。スズメカワラヒワホオジロなど小鳥類を主食にしています。気が強く、体の大きいタカ類やカラス類を攻撃する姿をよく見かけます。古くは ツミは本種のメスに付けられた名前で、オスはエッサイと呼んでいました。オスとメスで体格が違うので狙う小鳥の大きさも違います。このように細かい点にまで名前があるということは、区別する必要があったからで、鷹狩(放鷹)が盛んであった時代の名残と思われます。

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