日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

アカモズ

アカモズ

全長 20cm 渡り区分 夏鳥
環境 市街・住宅地/農耕地/草地
茶系/白系/黒系/灰系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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「ギチギチギチ・・」
初夏の濁声は赤茶のモズ

全長20cm。アジア北東部に繁殖分布の広いモズの仲間の鳥。アジアの南部で越冬します。日本では5月に渡来し、9月には飛去する主に夏鳥で、北海道・本州の果樹園、疎林、農耕地周辺、草地などにすんでいます。顔つきや体形はモズに似ていますが、モズよりも体がやや細めに見え、背は赤味を感じるほどの褐色、顔から腹は白色で、目を通る黒線がとてもよく目立ちます。昆虫類を主食にしていますが、小さなトカゲなど爬虫類・アマガエルなど両生類も食べています。アカモズのなかには亜種アカモズ(北海道・本州などで繁殖)と、亜種シマアカモズが知られています。シマアカモズは冬期に、奄美諸島・沖縄諸島・八重山諸島などに大陸から渡って来て越冬しています(冬鳥です)。人家近くの樹木のある庭や農耕地の周辺、林の縁などで見ることが出来ます。亜種アカモズの頭から背は赤味のある褐色ですが、シマアカモズは頭から背に灰色味があるので容易に区別することが出来ます。

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