日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

モズ

モズ

全長 20cm 渡り区分 留鳥
環境 市街・住宅地/河川・湖沼/農耕地/森林/草地
茶系/白系/黒系/灰系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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  • 鳴き声は一例です。鳥によって地方差や個体差があり、また異なるバリエーションで鳴く鳥もいます。
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モズは百舌(もず)とも書くように
他の鳥の鳴き声がとっても上手

全長20cm。日本では全国の平地から低山地の農耕地や林緑、川畔林などに生息して、繁殖しています。冬には北日本のものや山地のものは、南下したり山麓へ下ります。秋に高鳴きをしてなわばりを確保し、越冬したものは、2月頃から越冬した場所で繁殖します。4月中頃までにひなを育て終った親鳥は、高原や北へ移動しているようです。小さなからだなのに、くちばしはタカのようにカギ型をしており、小鳥を捕らえたりもします。


モズは生け垣などのとがった小枝や、有刺鉄線のトゲなどに、バッタやカエルなどのえものを串ざしにする変わった習性があることで知られ、日本ではこれを「モズのはやにえ」と呼んで有名です。イギリスではモズを「屠殺人の鳥」といい、ドイツでは「絞め殺す天使」と呼んだりするのも、このはやにえから名づけられたものでしょう。これらのことから、江戸時代はモズは凶鳥で、モズが鳴く夜は死人が出ると信じられました。
/ 鵙(もず)鳴くや むら雨かわく うしろ道 一茶 /


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