日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

トラフズク

トラフズク

全長 38cm 渡り区分 留鳥/漂鳥
環境 農耕地/森林/草地
茶系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

音の再生時のお願い

音の再生は、野鳥が仲間の鳴き声と間違う恐れがあるため、屋外での再生はご遠慮ください。
音声を聞く場合は、ボリュームを抑えるかイヤホンで聞いてください。 音を消したい場合は、もう一度タップクリックしてください。

  • 鳴き声は一例です。鳥によって地方差や個体差があり、また異なるバリエーションで鳴く鳥もいます。
  • スマートフォンの機種によっては、音が聞こえにくい場合があります。

平たい顔のトラ模様
フクロウの仲間

全長38cm。平たい顔をしているフクロウの仲間。全長値にはくちばしの長さはほとんど入っていないので、一般の鳥よりも数値の割には体は大きい。全体が褐色と黒褐色の模様をしています。耳のように見える羽角をもっていますが、この羽は、飾り羽であって聴力には全く関係無いのです。人の耳は顔から突出していますが、フクロウ類の耳は目の横にあり、大きな穴になっています。この穴の形が左右で異なっているので、広い範囲の音を拾うことができます。この耳穴全体を羽毛が覆っているので、見かけ上は見えないのです。主にネズミ類を捕らえて餌にしていますが、小鳥も捕らえています。日本ではほぼ全国から記録はありますが、繁殖しているのは本州北部と北海道の低山地・平地の林。巣は樹洞が多いのですが、タカ類やカラス類の古巣を使うこともよくあります。冬には温暖な地方へ移動し、数羽から十数羽が同じ林や樹木をねぐらにしていることもよくあります。

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