日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

オオアカゲラ

オオアカゲラ

全長 28cm 渡り区分 留鳥/漂鳥
環境 森林
白系/黒系/赤系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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白と黒と赤、三色のキツツキ
体がアカゲラより大きいから"オオ"アカゲラ

全長28cm。黒色と白色と赤色のキツツキ。背は黒色で、腰は白色。翼の上面は黒と白の模様。胸は白色で黒く細い縦斑がある。下腹は桃赤色。オスは頭頂が輝くような赤色。メスにはこの赤色がありません。北海道から九州までの森林に生息し、西日本では高い山地にすんでいます。奄美大島には亜種オーストンオオアカゲラが生息していて、色彩では全身の黒味が強いです。よく似ているアカゲラは、腰が黒色で、背後から見ると翼の肩の辺りに大きな白斑が左右に出ます。食べ物は昆虫類の幼虫が多いですが、秋冬には木の実も食べています。餌の多い夏季は葉についた虫を捕らえることも。最もキツツキらしく木を叩いて餌を探すのは、容易に餌が捕らえにくくなった冬であることが多いようです。春には、枯れ木を連続して叩いて大きな「タララララ・・・」との音を出しますが、これは他の鳥のさえずりに当たるもので、同種の仲間に、自己の存在を知らせる役割が大きいようです。

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