自分に合った飲み方を知ろう

20歳未満とお酒

20歳未満の飲酒がなぜダメなのか?
大人でも飲み方を間違えると危険を及ぼすアルコールは、成長段階の心身に大きなダメージを与えるリスクがあります。

きっかけは親の勧め

20歳未満の飲酒実態を把握するための全国調査(*1)の結果を見ると、調査前30 日に1回以上飲酒した者の割合は、1996年では、中学生男子29.4%、中学生女子24.0%、高校生男子49.7%、高校生女子40.8%でしたが、2012年には、中学生男子7.4%、中学生女子7.7%、高校生男子14.4%、高校生女子15.3%と大きく減少しています。
中学生 高校生
男子 女子 男子 女子
1996年 29.4% 24.0% 49.7% 40.8%
2012年 7.4% 7.7% 14.4% 15.3%
中学生
男子 女子
1996年 29.4% 24.0%
2012年 7.4% 7.7%

高校生
男子 女子
1996年 49.7% 40.8%
2012年 14.4% 15.3%
(*1) 2012年度「未成年者の健康課題および生活習慣に関する実態調査研究」(厚生労働科学研究)
20歳未満の飲酒の割合は、全体として低下傾向にあるものの、依然としてなくなってはいません。
その背景には、大人の側の寛容な態度が大きな問題として横たわっています。実際初めての飲酒経験は、多くの場合、親に勧められたのが、きっかけになっています。

まずは大人が20歳未満飲酒の危険性に関する正しい知識を学び、ただやみくもに「ダメだ」と禁じるのではなく、以下のような危険性を具体的にあげて、なぜお酒がいけなのかをちゃんと説明して、納得させてください。
夏休み前にクギを刺す、中高生の飲酒防止。

20歳未満がお酒を飲んではいけない理由

脳の健全な発達を妨げる

20歳未満の脳は発育途上です。その状態で飲酒をするとアルコールが脳細胞に大きなダメージを与え、学習能力や集中力、記憶力、判断力、意欲などの低下につながります。

臓器障害を引き起こす

発育途上の20歳未満の肝臓は、アルコールを分解する働きが弱いのです。そのため、分解できなかったアルコールは肝臓やすい臓などのさまざまな臓器に障害を引き起こす可能性が高くなります。

性ホルモンのバランスを崩す

子どもの体は10歳くらいから急激に発達し、この頃から二次性徴もはじまりますが、20歳未満の性的な機能はまだまだ成長段階。そんなときに飲酒をすると、男性はインポテンツ、女性は生理不順や無月経になることもあります。

少量でも急性アルコール中毒になる

アルコール分解が遅い20歳未満は、少量のお酒でも急性アルコール中毒になる危険性が高いと言われています。

アルコール依存症へのリスクが高まる

薬物と同じように、アルコールには強い依存性があります。20歳未満は自分を理性的にコントロールする能力が乏しいため、短期間でアルコール依存症を発症する可能性が高くなります。また、飲み始める年齢が早ければ早いほど、成人になってからアルコール依存症になる確率も高くなると言われています。

問題行動を起こしやすくなる

20歳未満の飲酒は、体への影響だけではなく、社会生活への悪影響にもつながります。学校生活での成績不振や中退。さらには、理性的な行動ができなくなることから、暴力行為や危険な性行動などの問題が発生する可能性があります。

参考:

「20歳未満の者がお酒を飲んではいけない5つの理由」(国税庁 PDF:1.8MB)
「適正飲酒のススメ」(ビール酒造組合・日本洋酒酒造組合 PDF:4.1MB)
「お酒と楽しくつきあおう お酒は二十歳になってから」(大学生協共済連)

お酒風味のノンアルコール飲料・・20歳未満が飲んでも大丈夫?

20歳未満は飲用しないでください。また、大人も子供にすすめないでください。

  • ・日本の酒税法ではアルコール分1%以上のものを酒類と規定しています。
  • ・したがって、アルコール分1%未満のものは法律上は20歳未満も飲用可能です。
  • ・しかしながら、20歳未満がお酒風味のノンアルコール飲料を飲むことは、たとえアルコール分が0.00%であっても酒類への誘引につながる恐れがあります。
  • ・そのため、当社では商品のパッケージに「この製品は20歳以上の方の飲用を想定して開発しました」と表記を行っています。また、販売店に対しては、お酒売り場で陳列いただき、20歳未満には販売しないよう、お願いするなど、20歳未満飲酒につながらないように配慮しています。

親子で学べる飲酒防止教材

【適正飲酒啓発ツール・関連リンク集】

20歳未満の飲酒を防ぐには、親と子どもとのコミュニケーションが大切。
「20歳未満飲酒防止」について一緒に学びましょう。
※いずれもPDFにてダウンロードいただけます。出力して冊子教材としてもご自由にお使いください。
お酒はどうしていけないの?
お酒はどうしていけないの?
(児童生徒用)(PDF:3.4MB)

漫画、イラストを使って飲酒の危険性をわかりやすく解説。ロールプレイングを盛り込むことで、児童生徒の理解が深められるように工夫しました。

子どもの飲酒を防ぐのは、あなたです
子どもの飲酒を防ぐのは、あなたです
(保護者・指導者用)(PDF:717KB)  

20歳未満の飲酒のきっかけの多くは、大人による勧めです。子どもたちを守るのは大人の責任であることや、飲酒の危険性を子供と一緒に学べる冊子です。

冊子をご活用いただいた先生の声


宮古島市立砂川小学校
教諭

お酒は大人が飲む飲み物、子どもは飲んではいけないということは知っていても、子どもたち自身が、体に及ぼす影響や20歳未満を守るための法律があること、さらに身近な先輩や大人の危険な誘いもあり得るということを学ぶのに適した教材なので、有難かったです。家庭でも保護者と話すきっかけにもなると思います。

映像で学ぶ飲酒防止教材
~教えて!カワウソ博士~お酒はどうしていけないの?

飲酒が20歳未満の体に与える影響をわかりやすく解説し、20歳未満の飲酒を防止する意図で制作したアニメ教材です。「体にわるい5つのこと」をゴロ合わせで覚えたり、ロールプレイングで飲酒を勧められてもきっぱり断る対処法を学んだり、クイズで学んだことを確認することができます。
コンテンツ内容 (トータル約20分)

授業に合わせてチャプターを
選んで使うことができます

  1. 「法律で禁止」篇(約2分40秒)

    「法律で禁止」篇

    親しみやすいキャラクターが解説

  2. 「体に悪い5つのこと」篇(約8分)

    「体に悪い5つのこと」篇(約8分)

    ゴロ合わせで難しい内容もわかりやすく!

  3. 「キッパリ断ろう!」篇
    (約4分30秒)

    「キッパリ断ろう!」篇(約4分30秒)

    ロールプレイングの例として使えます

  4. 「クイズ!お酒のウソ・ホント」篇(約4分50秒)

    「クイズ!お酒のウソ・ホント」篇

    クイズで授業内容の復習ができます

推薦のことば


法政大学スポーツ
健康学部教授・薬学博士
鬼頭英明先生

20歳未満の飲酒は、低年齢で始めるほど依存症が高くなる傾向があるため、その防止教育は早い段階で行うことが望まれます。20歳未満の飲酒がなぜいけないのか、それを防ぐにはどうしたらよいのかを、興味をひく動画で、子どもたち自身が自分の問題として考えていけるこの教材をぜひ活用していただきたいと思います。

  • 制作・著作:株式会社学研プラス
  • 企画・協力:サントリーホールディングス株式会社
  • 監修   :法政大学スポーツ健康学部教授・薬学博士 鬼頭英明
  • 推薦   :公益社団法人日本薬剤師会
  •       全国養護教諭連絡協議会
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監修:独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター 副院長 松下 幸生
イラストレーション(モデレーション広告):フィリップ・プチ=ルーレ Illustrations by Philippe Petit-Roulet