サントリー食品インターナショナル 「オランジーナ」
新TV-CM「告白のとき」篇より
サントリー食品インターナショナル(株)は、ハリウッド俳優のリチャード・ギアさんが出演する果汁入り炭酸飲料「オランジーナ」の新TV-CMに、女優の後藤久美子さんをマドンナ役として迎え、「別れのとき」篇、「告白のとき」篇(各15秒・30秒)を、5月14日(火)から全国でオンエアします。
■TV-CMについて
国民的映画『男はつらいよ』シリーズの主人公“フーテンの寅”こと車寅次郎をモデルに、リチャード・ギアさんがフランス版“TORA”役を演じる「オランジーナ」のCMシリーズ。この度、シリーズ最新作となる第5弾「別れのとき」篇、第6弾「告白のとき」篇、が完成しました。
今回は、『男はつらいよ』シリーズ(第42作、第43作、第44作、第45作、第48作)にも出演した女優の後藤久美子さんが、スペシャルゲストで出演。TORAの親友の少年GENが通う小学校の先生役として、実に21年ぶりにマドンナ役として登場します。凛とした美しさと、優しく聡明な人柄で、「別れのとき」篇では、一度はGENの前から旅立つ決心をしたTORAを思い止まらせ、「告白のとき」篇では、TORAに恋の告白を決意させます。思わぬアクシデントや勘違いで、愛しの女性となかなかお近付きになれないTORAの熱い想いは、麗しきマドンナの心に届くのか。笑いあり、涙ありの甘く切ない恋の物語は必見です。
松竹映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部作品除く)・渥美清主演で1969年に第1作が公開された後、26年間に全48作品が公開された人気シリーズです。前回に引き続き、今回も『男はつらいよ』シリーズをモチーフに映像化することを、山田監督から許可いただき、「オランジーナ」の新CMを制作しました。本CMシリーズを気に入っていると語る山田監督に、今回も企画内容や細かな演出についてご指導いただきました。
■CMストーリー
「別れのとき」篇(30秒)
少年GENが通う小学校の教室にて。先生(後藤久美子さん)が、生徒たちに勉強を教えていると、そこへTORAがふらりと現れます。窓の外から教室を覗いているTORAに気付いたGENが嬉しそうに微笑みますが、TORAは何だかいつもと雰囲気が違うようです。おもむろに懐から取り出した手紙をGENに向かって掲げ、そっと教室の窓辺に置いたTORA。最初は怪訝そうな表情を浮かべていたGENですが、TORAが手を振って寂しそうに立ち去る姿を見て、それが別れの手紙だと気付きます。慌てて教室を飛び出し、校内を「TORA~!」と大声で叫びながら追いかけるGEN。校門の前で立ち止まり、再び「TORA~!!」と叫ぶGENの横に先生が追いつき、「寅さん、行かないで」と叫びます。すると、美しい女性の声に体が無意識に反応したのでしょうか。TORAの足がピタリと止まり、ゆっくりと後ろを振り返ります。ここで、「オランジーナ」の商品カットとともに「フランスの国民的炭酸、オランジーナ」というナレーションがインサート。場面が変わり、最後はカフェで休憩しながら、TORAとGEN、そして先生の3人で仲良く「オランジーナ」を飲んでいるカットで締めくくります。
サントリー食品インターナショナル 「オランジーナ」
新TV-CM「別れのとき」篇より
「告白のとき」篇(30秒)
下校時間、愛しの先生(後藤久美子さん)に告白をしようと考えたTORA。少年GENと一緒に木陰に隠れて待ち伏せしていると、お目当ての先生が生徒たちと歩いてきます。TORAは身なりを整えたり、告白の言葉を練習したり・・・そして、告白の準備のために持っていた花束をGENに預けます。すると、TORAの目を盗んでGENがするすると先生のもとへ駆け寄って花束を渡してしまいます。「メルシー!」とGENにキスする先生を見て唖然としているTORA。振り向いたGENは、TORAに向かって無邪気にVサインを見せます。仕方ないなといった表情で引き下がるTORAの姿に続いて、「オランジーナ」の商品カットとともに、「フランスの国民的炭酸、オランジーナ」というナレーションがインサート。場面が変わり、カフェで隣同士仲良く「オランジーナ」を飲んでいる先生とGEN。話が盛り上がる2人の目の前には、TORAの寂しそうな背中が映し出されます。
サントリー食品インターナショナル 「オランジーナ」
新TV-CM「告白のとき」篇より
■撮影エピソード
◇リチャード・ギアさんとの初共演も息ぴったり!
「ムッシュはつらいよ」の主人公、リチャード・ギアさんと初共演を果たした後藤久美子さん。本家「男はつらいよ」への出演歴もあるだけに、山田洋次監督の世界観が息づく今回のCM初登場にもすぐに溶け込み、フランス版“TORA”役を演じるギアさんと息ぴったりの掛け合いを披露していました。また、撮影の合間には少年GENも加わり、英語で会話を交わすなど、初対面とは思えないリラックスした3人の雰囲気も相まって、撮影はスムーズに進みました。
◇生徒達からもすっかり人気者の後藤久美子先生
「告白のとき」篇では、橋の上で下校シーンを撮影しました。撮影前、生徒役の子ども達にフランス語で話しかけ、撮影の流れを丁寧に説明していた後藤さん。カメラが回っていない時も、まるで本当の先生のように優しく振る舞う後藤さんに、小さな子ども達もすっかり打ち解けて、終始なごやかな撮影現場となりました。
■出演者プロフィール
◇リチャード・ギア <Richard Gere>
1949年8月31日生まれ。1973年、ロックミュージカル『グリース』で、舞台デビュー。1975年公開『Report to the Commissionerニューヨーク麻薬捜査線』で映画デビュー。日本でも大ヒットした『愛と青春の旅立ち』をはじめ、『ミスター・グッドバーを探して』『アメリカン・ジゴロ』『コットンクラブ』『ノー・マーシィ/非情の愛』『背徳の囁き』『真実の行方』『運命の女』など数々の映画作品に出演。2003年、『シカゴ』でゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。また、ジュリア・ロバーツとの共演で話題を呼んだ映画『プリティ・ウーマン』では、1990年度全米興行収入第1位を獲得。親日家で、『HACHI 約束の犬』『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』など日本映画のリメイク作品や黒沢明監督の『八月の狂詩曲(ラプソディー)』にも出演。最新作は、2013年3月に公開された『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』。
◇後藤 久美子 <Kumiko Goto>
1974年3月26日生まれ、東京都出身。小学校5年生の時からモデル活動を始め、1986年、ドラマ『テレビの国のアリス』(NHK)のヒロイン役で女優デビューを果たす。1988年、映画『ラブ・ストーリーを君に』で第12回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。“国民的美少女”をキャッチフレーズに、数々のドラマ、映画、CMなどに出演し、人気絶頂期にあった1995年、フランス人F1レーサー、ジャン・アレジ氏と交際し、渡仏。以降、女性ファッション誌のモデルなどを中心に活動している。
■山田洋次監督プロフィール
◇山田洋次(やまだ ようじ)
1931年生まれ、大阪府出身。『二階の他人』(61年)で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。その他代表作として、第1回日本アカデミー賞最優秀監督賞他6部門受賞の『幸福の黄色いハンカチ』(77年)や、第26回日本アカデミー賞15部門受賞および第76回米国アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた『たそがれ清兵衛』(02年)、第58回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され話題となった『母べえ』(08年)など、数々の日本を代表する作品を手掛ける。2012年、文化勲章を受章。今年1月、監督81作目となる『東京家族』が公開された。現在、最新作『小さいおうち』を撮影中(2014年1月公開予定)。
■CM概要
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タイトル |
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「オランジーナ」新TV-CM「別れのとき」篇、「告白のとき」篇(各15秒・30秒) |
| 放映開始日 |
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2013年5月14日(火) |
| 放送地域 |
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全国 |
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